お仕事大百科「物流・倉庫業の仕事服って、どんなウェア?」(2024/3/22更新)

物流・倉庫業の仕事服って、どんなウェア?

物流・倉庫業はさまざまな物品を保管・運搬する仕事であり、ハードなお仕事です。つねにテキパキとした動作が求められるため、服装選びは肝心になります。
今回は物流・倉庫業に適した仕事服について、解説していきます。

物流・倉庫業に適した仕事服の条件とは?

物流・倉庫業の仕事に従事する方々は、扱う物品を損傷させないためにも、身だしなみには色々な配慮が必要になります。
ネックレスやピアス、腕時計などの装飾具を外し、爪も短く整えておくことも重要ですが、当然ながら業務中の服装にも気を使う必要があります。
以下、物流・倉庫業に適した仕事服の条件について解説します。

物流・倉庫業に適した仕事服の条件

動きやすさ

日常的に多くの物品を運搬することが多いため、動きやすさは最も重要な要素です。
軽量でストレッチ性があり、さまざまな動作がストレスなく行えるような、機動性の高いウェアが求められます。

スポーティーで明るいデザイン

仕事服は基本的に毎日着用するのですから、朗らかで活動的な気持ちになれるような、明るくスポーティーなデザインのウェアを選択したいものです。取引先にも好印象となり、迅速でスピード感にすぐれた会社というイメージも演出できるでしょう。

吸汗速乾性

業務中に汗をかくことが多く、基本的には毎日洗濯が必要になるため、吸汗速乾性の高さも重要です。
蒸れを防ぎ、身体のコンディションを快適に保ちます。

安全性

上記の要素にくわえて、怪我や事故などを誘発させづらいような安全性の高いスタイルであれば理想的です。
たとえば、地面が不安定な場所や危険性の高い環境下では安全靴やセーフティーシューズを履くなどして、服装面からもきちんと安全性を高めていくことが求められます。着脱が容易で安全性の高いマジックテープ型のモデルがオススメです。

季節別・オススメの仕事服を紹介

次に、夏季・冬季の季節別にオススメのスタイルを解説していきます。倉庫という環境は季節による寒暖差が激しいため、シーズンに合わせた服装選びは肝心です。

夏の物流・倉庫業に適した仕事服

ポロシャツ・Tシャツ

まずオススメするのは、ポロシャツやTシャツのような、半袖タイプのトップスです。
軽量で動きやすく、吸汗速乾性にすぐれた素材を使用したモデルを選びましょう。

通気性の良いボトムス

トップスだけではなくボトムスも通気性の良い素材のものを選びましょう。軽量で耐久性にもすぐれ、撥水性などの機能も備わっていれば理想的です。
ポリエステルやナイロンなどの化学素材でつくられた製品が適しているでしょう。

空調服・空調風神服(ベスト型・半袖型)

熱中症対策として空調服・空調風神服などのEFウェアを導入する企業も増加中です。
オススメは軽量で動きやすい、ベスト型や半袖型のモデルです。撥水性などが備わった製品を選ぶことで、少々の悪天候にも対応可能となります。
また昨今では倉庫・物流業に必須のフォークリフト作業に適したモデルも登場しており、業界内外から注目されています。
空調風神服 G5229



空調風神服 EBA5018A

冬の物流・倉庫業に適した仕事服

保温インナー

身体を芯から温めるには、保温インナーの活用が効果的です。
保温インナーには、身体から出る汗や水蒸気を熱に変換させる「吸湿発熱素材」や遠赤外線効果により暖かくなる「光電子素材」などのタイプがあります。
某大手アパレルメーカーの製品がヒットしたことにより一般化しましたが、もちろん業務中の防寒対策としても適しています。

ダウンベスト

一般的な防寒服のなかでは、ダウンベストがオススメです。
腕まわりがモコモコしないため、作業性を保ったまま防寒できるためです。着脱の容易さもメリットと言えるでしょう。

ネックウォーマー・厚手の靴下など

ネックウォーマーや厚手の靴下などの小物類を活用するのもオススメです。
首や足(くるぶしの上)には太い血管が通っており、そこを保温することで身体全体も合わせて暖かくなるため、たいへん効果的な防寒対策となります。

動きやすさは最重要! 季節に合わせたスタイルで働こう

今回は、物流・倉庫業の仕事服について解説しました。
物流業や倉庫業はキビキビとした動作が求められるため、軽量で動きやすく、速乾性にすぐれた服装を選ぶことが肝心です。また倉庫内は寒暖差も激しいため、季節に合わせた服装を心がけましょう。