若者に大人気! ワークウェアが街着として市民権を獲得したワケ

ワークウェアが街着として市民権を獲得したワケ

昨今、街中でワークウェアを普段着として着用する若者を散見するようになりました。
ワークウェアがなぜ、これほどまでにタウンユースとして人気を博することになったのでしょうか。
今回は、若者から絶大な支持を受けるワークウェアについて、その人気の背景に迫ります。

人気の立役者・ワークマンが急成長した理由とは?

かっこいいワークウェア
長く続くアパレル業界の不況のなかで、ただ1社、気を吐く勢いで成長を続けている会社があります。
それは作業服チェーン・メーカーの「ワークマン」です。
新業態である「WORKMAN Plus(ワークマンプラス)」の爆発的ヒットにより、今や総合店舗数は860を超えて、ユニクロを上回る店舗数を展開しています。
若者、とくに女子からの人気が高く「ワークマン女子」という言葉まで生まれるほどになりました。
しかしなぜ今、ワークマンが若者から支持されるようになったのでしょうか?
その理由を分析してみましょう。

高機能・低価格・グッドデザインの3拍子

ワークマンの服は、本格アウトドアウェアメーカーなみの高い機能性とトレンド感のあるデザインを兼ね備え、それでいて低価格であるという、3拍子揃った強みを持っていることが魅力です。
また製品のカラーリングも豊富であり、手持ちのファッションに合わせてコーディネートしやすいことも強みのひとつといえるでしょう。

アスレジャーのブーム

「アスレジャー」というジャンルのファッションがあります。アスレジャーとは「アスレチック」と「レジャー」を組み合わせた言葉で、近年、海外を中心に流行中のスタイルです。ヨガのブームから派生して生まれたと言われています。
スポーツウェアやワークウェア、アウトドアウェアなどの動きやすい服を普段着として取り入れることにより、頑張りすぎず肩肘を張らないリラックスしたスタイルを表現しています。
そのままジムへ行けたり運動ができたりするので、時勢的なヘルスケア意識の高まりも理由として、ワークマンをはじめとするアウトドアウェア・ワークウェアのブームを作り出したといえるのかもしれません。

キャンプ・登山のブーム

「ソロキャンプ」という言葉が2020年の流行語大賞にトップ10入りしたように、近年はキャンプや登山を楽しむ人が増えています。
アウトドアシーンでもワークマンの服は評判が良く、愛用者は年々増加中です。十分なだけの機能性を誇り、デザインもよく価格も安いのですから、選ばない理由が見当たりません。
このように、アウトドアを趣味とする方々が増えてきたタイミングでワークマンの新業態を出店したというタイミングも、実は絶妙なビジネス感覚ゆえだったのではないでしょうか。

「あのワークマンが?」というギャップ

「ワークマン」といえば、かつては作業服を中心に小売販売するチェーン店であり、おじさんが仕事で着る業務用の服を売っているお店というイメージがありました。
そんなワークマンが「デザイン性の高い商品を売り出した」というインパクトが、旧来とのイメージとのギャップを産み、口コミなどで注目を集めるきっかけとなったのは間違いないでしょう。

ワークマンだけじゃない!デザインに定評のあるワークウェアメーカーを一挙紹介

昨今は、ワークマン だけではなく、ワークウェアやアウトドアウェアのような機能性ウェアが軒並み大きな人気を博しています。
そのなかでも、とくに若者からの支持が熱い人気ワークウェアメーカーと、代表の製品を厳選して紹介させていただきます。

CO-COS

かっこいいワークウェア コーコス
デザインに定評のあるワークウェアメーカーといえば、「CO-COS」です。
広島で創業し、119年もの歴史を誇る作業着メーカーでありながら、現代の若者にも響くスタイリッシュなデザインのワークウェアを提供し続けています。
とくに、以下の「グラディエーター」シリーズは高い人気を誇り、同社を代表するブランドとなっています。

G1016CO フィールドジャケット

本製品は、街着として活用してもまったく違和感のないくらいのカジュアルさが目を惹きます。アースカラーを中心にした6色展開となっています。
肩から肘にかけての、黒の配色がなされている箇所にはゴムが入っており「肘ムービングエルボー」というストレッチ機能が施されています。
タウンユース、アウトドア、作業用など、マルチに活躍してくれる一品です。
G1016CO フィールドジャケット

自重堂

かっこいいワークウェア 自重堂
「Z-DRAGON」や「Jawin」などの人気ブランドを展開している自重堂。
元プロ野球選手や人気俳優を同ブランドのモデルに起用していることでお馴染みの、東証2部上場企業です。
「働く人の安全・安心・快適・満足を商品化し、世界中の働く人を応援する」という基本理念のもとに、ワークウェアから医療用ウェア、安全靴などまで手がけています。

58700JI 防寒ジャンパー

ラバープリントを施した、光沢感のあるカモフラ柄が特徴の防寒ジャンパーです。
よく見かけるような派手な迷彩柄ではなく、落ち着いたデザインの迷彩がタウンユースにもピッタリです。
素材にはナイロンやポリエステルといった細い繊維をさらに高密度で織り上げた「高密度タフタ」が使用されているため、耐久性や撥水性も抜群で、アクティブなシーンでもタフに活用することができます。
58700JI 防寒ジャンパー

ビッグボーン

かっこいいワークウェア ビッグボーン
ビッグボーン商事株式会社は、広島に本社を構えるワークウェアメーカーです。スウェーデンの人気ワークウェアブランド「BLACKLADER」を取り扱うなど、ファッションやデザイン性を重視した、トレンドに敏感な会社です。

4890-1977BI 防水防風ジャケット

ビッグボーンが取り扱う「BLACKLADER」から、防寒防風ジャケットを紹介します。マットで上品な外観が特徴的で、アパレルメーカーが作るジャケットのような雰囲気があります。
透湿性が高いシートをラミネートしており、身体から排出される汗や水蒸気は外に逃すものの外から入る水分はシャットアウトする性能があります。胸部と頭部には反射プリントを備え、夜間での安全性もバッチリです。
ピンポイントにカラーリングを配した5色展開。
4890-1977BI 防水防風ジャケット

バートル

かっこいいワークウェア バートル
現場系の仕事に従事する若者に「好きなワークウェアブランドは?」と聞くと、多くの人がバートルの名前を挙げることでしょう。
今、もっとも勢いのあるワークウェアメーカーと言っても過言ではないかもしれません。

7210BA 防寒ブルゾン

スタイリッシュなシルエットの防寒ブルゾンです。軽量であり撥水機能、防風機能、保温機能を備えたユーティリティーなアウターです。
表面にはマイクロドットシェルを採用し、耐水圧2000m/mを誇るため、少々の雨には耐えることができます。
裏面には「サートロンラジポカ」という全天候型の保温素材を使用しており、保温性能は抜群です。また裏地には帯電防止機能が備わっており、街着だけでなく業務用途にも活用できるポテンシャルを持ちます。
バートルお馴染みの左袖口ポケットも備わっており、頻繁に出し入れる小物などを収納するにはバッチリです。
7210BA 防寒ブルゾン

丸十服装オリジナル製品の紹介

色々と有名ワークウェアメーカーを紹介させていただきましたが、我が社・丸十服装のオリジナル製品も負けていません。

AL55シリーズ スーパーストレッチ 作業服

こちらは新繊維「T400」という素材を使用した、スーパーストレッチブルゾンです。高い伸縮性と形状保持性、フィット感を誇り、動きやすく柔らかいことが特徴です。どんな動きにも追従する高いストレッチ性が長期間持続するという、プロユースの“本物”感あふれる一品となっています。
また、特筆すべきは男性用と女性用をラインナップしていることです。女性に合わせたシルエットの設計になっており、身体のラインが綺麗に出るようになっています。
AL55シリーズ

アパレルメーカーとワークウェアメーカーの製品の違いとは?

次に、アパレルメーカーとワークウェアメーカーを比較して、製品の特徴や違いについて説明します。

高機能・低価格のコスパの良さ

ワークウェアメーカーの製品は、一般的なアパレルメーカーのものと比べると、高機能かつ低価格であるという特徴があります。
これは、広告宣伝費にかける予算をアパレルメーカー並に必要とせず、その分を製品の生産に回すことができるからです。また、法人などから大量受注が見込めるため、安く提供できるということも理由のひとつになります。

廃盤しづらいためユニフォームに最適

ファッションは流行のサイクルが早いため、アパレルメーカーの服も数年経つと時代遅れ感が目立ってしまう物も少なくありません。
しかし、ワークウェアメーカーの製品は、長年多くの人々に愛用してもらうべく、廃盤をなるべくしないよう継続して生産する傾向にあります。
したがって、企業・法人、お店、チームなどのユニフォームとして最適なのです。

刺繍やプリント加工など、2次加工ができる

ワークウェアメーカーの製品は、オンラインショップや店頭にて刺繍やプリント加工などのサービスを用意していることも多くあります。会社のロゴや名前を入れることができるため、ユニフォームとして購入する際にはたいへん便利です。

ワークウェアはコスパの良い選択肢! 街着にもピッタリです

かっこいいワークウェア
今回は、街着としても大人気中である「ワークウェア」の魅力について解説しました。
昨今、高機能かつ低価格なワークウェアという存在が、ワークマンのヒットにより注目されるようになりました。
さまざまなワークウェアメーカーが、コストパフォーマンスに優れた良い製品を提供しています。
是非、街着にワークウェアという選択肢を選んでみてはいかがでしょうか。

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