高齢者は熱中症になりやすい! 空調服(R)を備えて対策しよう

高齢者は熱中症に注意

夏になると、特に気をつけたい病気が熱中症です。
熱中症はさまざまな年齢や属性の人がかかる病気ですが、割合別には65歳以上の高齢者が一番多く発症しています。
定期的に水や塩分を取ることで熱中症リスクを低下させることができますが、空調服(R)・空調風神服を着用することもオススメです。
今回は、高齢者が熱中症にかかりやすい理由から、熱中症対策としての空調服(R)・空調風神服の有効性まで解説していきます。

高齢者の熱中症が社会問題に

夏
毎年、夏になると、テレビや新聞などで熱中症のニュースをよく聞くようになります。
2023年度においては、5月から9月のあいだに全国で救急搬送された人は、実に50173人にのぼりました。(※1)
夏場の熱中症は、もはや社会問題とも呼べる状況です。

熱中症って、どんな症状?

熱中症の症状について、あらためて説明します。
熱中症とは、「高温多湿な環境」と「直射日光」を要因として起こるさまざまな症状の総称です。現れた症状により「熱射病」、「熱失神」、「熱けいれん」、「熱疲労」の4つの種類に分けられます。具体的には筋肉痛や立ちくらみ、めまい、頭痛、吐き気などの症状が現れ、重症になると意識障害や全身のけいれんが起こるとされています。
人は、体温が上がると汗を排出し、熱を排出することにより、温度や湿度の変動に対応する仕組みとなっています。高温環境のなか、紫外線を浴びているにもかかわらず、水や塩分を取らないことで体温の調節機能が低下して発症するのです。
高齢者の熱中症

熱中症患者の半数は高齢者 夜間時にも注意が必要

さまざまな環境にいる人が熱中症になる可能性があり、常日頃から対策を備えておく必要がありますが、熱中症にかかる人の半数は65歳以上の高齢者だといいます。そして熱中症を原因として亡くなる人は、8割が高齢者です。高齢の方々は重症になりやすいため、とくに予防対策が必要なのです。
高齢者の方々が熱中症にかかりやすい理由は、端的にいえば「体温を下げる機能が低下しているから」です。
人間は、加齢により体に脂肪がつきやすくなります。そのぶん、体の中の水分の割合が低下してしまうため、高齢になるほど脱水症状に陥りやすく、くわえて、体が脱水症状を認識しづらいため、水分などの摂取が遅くなるのです。また高齢になると、腎臓などの機能なども弱くなるために、熱中症の症状がより重篤になる傾向があります。このような理由により、若年層と比べて熱中症のリスクが高くなってしまうのです。
高齢の方は、日中の日差しを避けるため、夕方や夜間に買い物・散歩などに行く方も多いかもしれません。しかしコンクリートに囲まれたアスファルトは熱を溜め込む性質があるため、夜中になっても気温が下がりにくい特徴があります。夜は外の気温が低下しているから大丈夫だと思って対策を講じずにいると、熱中症になってしまいます。

室内にいるから大丈夫? いいえ、熱中症で一番多い現場は住居内です

室内での熱中症の危険性
「高齢者なので、暑い日はずっと室内で過ごしていたにもかかわらず、熱中症で緊急搬送されて亡くなってしまった」などというニュースが、毎年のように報道されています。
多くは水分や塩分の補給を怠立ったり、クーラーを付けずに過ごしたりした結果ですが、屋内にいても熱中症になり、そして亡くなってしまう可能性があることに驚く方も多いかもしれません。
一般的に熱中症というと、炎天下のなか屋外でアクティブに活動している人がかかるというイメージをもたれがちです。しかし実は熱中症は、住居の室内でおよそ4割近くが発症しており、もっとも多く発生している現場なのです。(※1)
住居内の発症がもっとも多い理由としては、猛暑により外の気温が高くなると、屋外から部屋に入った際に、室内の温度も意外と高くなっていることに気がつきにくいからだそうです。
また、お風呂に入ったり、就寝時にも体内から水分は失われていきますが、夏場はクーラーが効いている部屋にいることが多いため、あまり積極的に水を飲もうとしなくなるためだ、ともいわれています。
さらに高齢者は、加齢を要因として体温の調節機能が低下しています。気温や室温に対する感覚が弱まり、身体が暑さを感じにくくなるため、暑いのにエアコンなどを使用せずに熱中症になるケースもあります。
したがって、屋内であろうと屋外であろうと熱中症になる可能性はあり、とりわけ高齢者は、何かしらの対策を講じることなく過ごしてはいけません。

空調ウェアが高齢者の暑さ対策として最適!

空調服
高齢者の暑さ対策として有効な製品が空調服(R)・空調風神服です。
空調服(R)・空調風神服が、暑さ対策に効果的な理由と、着用することのさまざまなメリットを解説します。

身体の生理クーラー(R)機能を促進させ、熱中症を防ぐ

人間には、暑くなると脳からの指令で必要なだけの汗を流し、汗の気化熱によって体温を下げる“生理クーラー(R)”という機能がもともと備わっています。
空調服(R)・空調風神服は、生理クーラー(R)の範囲を拡張させ、汗を効率よく気化させて体温の上昇を抑える力があるのです。具体的には、ウェアに付いた2つのファンにより体へ大量の風を送り、内部に循環させて袖口や首元から排出する構造になっています。
空調服(R)・空調風神服を着用することにより、屋外などの高温環境の中に長時間いる場合でも、熱中症のリスクを低下させることができます。

ほかにも、さまざまなメリットが

また暑さ対策という役割以外にも、以下のような効用が得られます。

・高温多湿の環境においても、快適に作業が行える
・汗を蒸発させるため、汗の臭いを減らすことができる
・汗を原因とした皮膚病にかかる可能性を低下させる

したがって、あらかじめ空調服(R)・空調風神服を準備しておくことにより、暑い時期の体調不良対策となるのです。

高齢者の暑さ対策として、空調ウェアを準備しておこう

空調服(R)ってお得なの?
今回は、高齢者の暑さ対策として、空調服(R)・空調風神服が有効であることを解説しました。
高齢者は、加齢による身体内の水分量の低下や、内臓機能の低下により、熱中症にかかりやすくなっています。
空調服(R)・空調風神服を着用することで、暑さ対策ができ、さまざまな副次効果も得られます。
高齢の方々は、夏場の暑さ対策として空調服(R)・空調風神服を準備しておくとよいでしょう。

参考資料
(※1) 総務省 消防庁 2023 年(5月から9月)の熱中症による救急搬送状況(pdf)
総務省 消防庁 2023 年(5月から9月)の熱中症による救急搬送状況(pdf)