ユニフォームの専門家「ユニフォームソムリエ」って何? 詳しく解説

ワインの選び方をアドバイスする人のことをソムリエといいますが、それにならい、ユニフォームの選び方をアドバイスする人を「ユニフォームソムリエ」といいます。
「え?そんな職業初めて聞いた…」
「資格は必要なの?」
そう思われる方も多いかもしれません。
本記事では、ユニフォームソムリエの詳細から、ユニフォームの持つ役割・求められる性質まで解説していきます。

ユニフォームソムリエとは?

「ユニフォームソムリエ」とは、適切なユニフォームの選び方をアドバイスする資格を持った人のことです。
ユニフォームの意味や歴史的経緯、素材の特徴、市場の現状など、ユニフォームに関する幅広い知識を有し、顧客の仕事や抱えている課題、年齢、体型などに合わせて適切なユニフォームを選定します。
いわば“ユニフォームのスペシャリスト”といえるでしょう。

どうすればユニフォームソムリエになれる?

ユニフォームソムリエ検定
引用:一般社団法人日本ユニフォーム協議会

ユニフォームソムリエとなるには、一般社団法人日本ユニフォーム協議会が主催する「ユニフォームソムリエ検定」に合格する必要があります。
ユニフォーム検定には「初級」「マザーコース(中級)」の2つの級が用意されており、難易度に合わせた問題が出題されます。合格者には認定証とバッジが贈呈されます。合格者は名刺に資格を記載したり、バッジを制服に装着したりすることで、取引先からの信頼度を高められる可能性があります。
試験は初級・マザーコース(中級)ともに年に1回の開催となっており、東京か大阪のどちらかの会場で受けられます。受験資格は18歳以上で、初級コースの受験には実務経験1年以上が求められます。またマザーコース(中級)を受けるためには初級に合格している必要があります。いずれのコースも、当日、数時間の講習を受けてから筆記試験に移るという流れです。100点満点中80点以上を取ることで合格となります。
受講料はユニフォーム協議会の会員であれば3,000円、非会員の場合は8,000円です。
また初級については、PCやスマートフォン等からのオンライン受験も可能となっています。

そもそもユニフォームとは? 一般衣料品との違い

そもそも、ユニフォームとはなぜ必要なのでしょうか。その役割から求められる性質まで、あらためて解説します。

ユニフォームの役割

ユニフォーム(uniform)とは、ひとつという意味の「UNI」と、形をあらわす「FORM」が組み合わさった言葉です。日本語に訳すと「制服」となります。人々が日常的に着る一般衣料品とは違い、以下のような役割があります。

特定の集団の構成員である証明

会社や各種団体、学校、スポーツチーム等、特定の「集団」の構成員であることを証明します。

集団の一体感を高める

集団の構成員が同じユニフォームを着用することで、連帯感や規律意識が高まります。

集団の理念の表明

集団の持つ理念をアピールできます。対外的なイメージブランディングツールとしての効果もあります。

ユニフォームに求められる性質

ユニフォームの役割を果たすには、次に挙げる4つの性質を満たすものである必要があります。

象徴性

企業やチーム、コミュニティを象徴できるような服であり、できるだけ競合企業と差別化を図る必要があります。

審美性

デザインやカラーの持つ心理学的な効果を活用することで、導入する企業や着用者のモチベーション向上等に寄与できます。

経済性

複数人が長期間にわたって着用する服であるため、できるだけ低コストで導入可能であり、高耐久で長持ちし、メンテナンスが容易であることが求められます。

機能性

素材や縫製などを工夫し、集団の目的を遂行するためにふさわしい機能性を持つ必要があります。

ユニフォーム ステーション(丸十服装)にはユニフォームソムリエが多数在籍! 長年の実績からお客様の課題解決をお手伝いします

ユニフォームソムリエと、ユニフォームの役割・求められる性質について解説しました。
ユニフォームソムリエは、企業や団体等のお悩みをヒアリングし、課題解決に最適なユニフォームをアドバイスするお仕事です。
ユニフォーム ステーションを運営する丸十服装株式会社にはユニフォームソムリエ取得者が多数在籍しています。ユニフォームに関してお困りの際には、是非ご連絡くださいませ。