空調ウェア シーズンオフはどうしている?

空調服シーズンオフの保管方法

夏場大活躍した空調ウェア。シーズンオフはどうしたらいいの?

ファンを稼働させることで服の内部の空気を循環させ、冷却効果を発揮する空調ウェア。夏場の暑い作業現場で大活躍しますが、涼しくなるとこうした機能が必要なくなります。ただシーズンオフは使わないでいればそれでいい、というわけではありません。決して安いものではない空調ウェアはなるべく長く使いたいものです。シーズンオフの間に劣化ができるだけ進まないよう、しかるべきメンテナンスを行った上で保管することが重要です。

ファンを取り外してメンテしよう

ファンの取り外し方
もっとも大活躍したファンを取り外したうえでメンテナンスをしましょう。換気扇やパソコンのファンのようなもので、空調を行っている間に外気のホコリや汚れが付着します。シーズンオフになったこれを取り外したうえできれいに掃除しましょう。
取り外し方法はそれぞれの空調ウェアによって異なるので確認しておきましょう。ただほとんどの商品では着脱方法は共通しており、ファンを所定の場所に服の表面から差し込んだうえで裏面からリングを取り付けて固定するだけです。
掃除に関しては精密機械なので水洗いは避けたほうが無難です。綿棒や中性洗剤を含ませた柔らかい布で汚れている部分を丁寧に拭き取るのが理想的です。少々面倒ではありますが、定期的にメンテナンスすることで、ファンの冷却効果を劣化させることなく維持できるのでぜひ習慣づけたいところです。

ウェアの保管方法について


メインとなるウェアはどうするか?夏場汗を書いたわけですから、きれいな選択肢たうえで保管するのが大前提、プラスアルファで素材や機能に合わせた保管方法も意識しましょう。

しっかり洗い清潔にして保管

収納する前に洗濯するときは、必ず洗濯表示に基づいて洗うようにしましょう。綿100パーセントとポリエステル100パーセントでは洗い方が異なる場合もございます。服には洗濯表示が必ずついていますから、それに従った洗い方を心がけましょう。

ファン取付口に注意して保管する

保管する時に注意したいのがファン取付口です。たたんでしまったうえに何か重いものを置いてしまった、あるいはファンの取付口に負荷がかかるような形でたたむと歪んだり、折れ曲がってしまうおそれがあります。そうなってしまうと次のシーズンにファンを取り付けることができなくなってしまうので、たたむときには取付口が水平になるよう心がけること、その上にあまり重いものを乗せないよう気をつけましょう。

カビの原因になる多湿な場所は避ける

特殊な機能がついている服とはいえ、保管中には当然カビのリスクも生じます。しっかり洗って清潔にしておくのもカビ対策の一環ですが、加えて高温多湿な場所での保管も避けましょう。高温多湿での作業に向いている服も保管には向いていないことを忘れないようにしたいものです。

綿100%素材は虫食いにも注意

もうひとつ、綿100パーセント素材はポリエステル100パーセントや混紡素材と比べて虫食いのリスクも大きくなります。防虫剤を一緒に入れる、シーズンオフ中にもときどき外に出して外気に晒すといった虫対策もしっかり行うようにしましょう。

ファンの保管方法について

空調風神服のファン
空調服(R)のファン
ファンの保管はそれほど難しくありませんが、何もせずにほったらかしにしていると次のシーズンに使う時にちょっと困ったことになる恐れもございます。

しっかり清掃したのちアルコール消毒してカビ予防に

さきほど触れたようにしっかり清掃したうえで保管することが第一で、できるだけホコリやゴミを除去しておきましょう。そして保管するのはホコリがたまらないような場所にして、シーズンオフ中にも定期的に掃除するようにしましょう。
中性洗剤を含ませた布で清掃するとよいと書きましたが、カビ予防のためにアルコール消毒するのもひとつの選択肢です。

カビや雑菌が繁殖していると臭いのもとに

シーズンオフ中にどこかにしまい込んだまま放置しておくとその間汚れの部分からカビが繁殖し、次のシーズンに使用する時にカビがこびりついた状態になってしまうおそれもございます。その状態で使うといやな臭いの原因になってしまうこともあるので気をつけたいところです。

バッテリーの保管方法

空調風神服のバッテリー
空調服(R)のバッテリー
ファンに比べて保管方法が少し難しいのがバッテリーです。スマホのバッテリーなどに比べて少々注意したい部分もあるので踏まえておきたい部分です。

常温保管でOK

スマホやデジカメのバッテリーと同様、常温保管で問題ありません。シーズンオフが夏場ではないので高温の環境での保管によるトラブルを心配する必要もなく、この点はとくに注意しなければならないことはないでしょう。

完全放電状態は避ける

30~50%程度のバッテリー残量で保管
注意したいのはバッテリーの残量です。残しておくのがいいのか、それとも残量ゼロ、つまり完全放電状態にしておいた方がいいのか?空調ウェアに使用されるバッテリーはリチウムイオン電池で、完全放電した状態で保管しているとどんどん劣化してしまう特徴を持っています。性能がアップしたことでそれほど極端な劣化の心配はなくなりつつありますが、やはり避けるためにも完全放電状態での保管は避けるようにしましょう。
一方リチウムイオン電池は使っていない状態でも自己放電によって残量が減っていきます。ですから満タンの状態で保管する必要は必ずしもなく、完全放電を防げる範囲内、30~50%程度のバッテリー残量で保管するのがよいでしょう。
基本的には保管する際に適量のバッテリー残量を充電しておけば問題ありませんが、使わない期間が長くなる場合には一度取り出して充電しておくと劣化を避けることができます。半年以上使わない期間が続く場合には一度は取り出して充電しておくことで過放電と劣化を防ぐことができるでしょう。

2024年版 空調風神服をお使いの方は雷神服がおすすめ

電熱ブルゾン
空調風神服をすでにお使いの方は冬用の作業服として雷神服がおすすめです。夏場を快適に過ごせる作業服はあるのに冬場はないという方はこの雷神服を試してみてはいかがでしょうか。

雷神服とは?

この雷神服は、服に「PTC面状発熱体」という素材をセットすることで体を温める機能を備えた作業服のことです。この発熱体は自己温度制御機能を備えており、「心地よい暖かさ」を維持できるため低温やけどや熱すぎてかえって不快といった問題も避けられます。
夏場に比べると耐えがたい環境になることは少ない冬場ですが、農作業や物流、建築現場など屋外での作業においては寒さが作業効率を大幅に押してしまうだけでなく、身体機能を低下させることで思わぬトラブルの原因を引き起こすこともございます。雷神服はそんな寒さを振り払い、作業中に心地よい温度で体を最適に動かせる環境づくりに役立ってくれるでしょう。

バッテリーが使いまわせる

また空調風神服とバッテリーを使い回せるのでシーズンオフに保管する必要なく一年中バッテリーを活躍させることができます。

インナーにも使えるベストタイプが人気

とくにインナーとしても使えるベストタイプが人気です。軽量でおしゃれやデザインをしているのでレジャーでの用途にも適しているでしょう。

正しい保管方法の知識を身に着け空調ウェアを長く使おう

このように空調ウェアは使っている期間だけでなく使っていないシーズンオフの扱い方にも注意が必要です。どれだけ耐久性に優れた製品でもしっかり保管していないと劣化が早くなり、機能性も低下していきます。しまい込んで終わりではなく、定期的なメンテナンスも忘れないようにしたいものです。


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