プロが教える後悔しない警備服の選び方(2024/03/18更新)

オフィスビルや商業店舗、イベント会場などで人や物品の警護をおこなったり、人流などの流れを誘導したりする仕事が警備業です。
警備業に就職しようと思っている人、アルバイトを考えている人などは、警備業の制服について、知らないことも多いかもしれません。
今回は、ワークユニフォームのプロである弊社が警備服の基礎知識と選び方を解説し、おすすめの商品をご紹介させていただきます。

そもそも、警備服とは?

警備服とは、警備業法によって定められた条件を満たした服のことです。警備業に就く人が着用します。
街のいたる所で働く警備員さんが、皆どこか似たような格好をされているのは、警備服の形状は法律(警備業法)によって厳密に定められているためです。
したがって、勤務先のシチュエーションが違っていても、基本的には似通った服装になってしまうのはある程度当然なことなのです。たとえば、腕の上下運動がしやすいようなフォーク仕様で作られていることだったり、警察官との区別がつくよう規定の大きさの標章を腕と胸に付ける必要があることだったり、色々なことが決められています。

警備服をなくした場合にはどうなる?

もし警備服をなくしてしまったら、どうなるのでしょうか?
警備服は警備会社の標章が付いているため、第3者の手にわたると悪用されてしまう可能性があり、大変な事態となります。
そのため、もし警備服を紛失してしまった場合には所属企業(警備会社)に速やかに連絡する必要があります。

警備アイテムいろいろ

警備服とは
警備員は、制服のほかにも以下のアイテムを身につけることが多い職業です。

制帽

制帽は、警備員の厳格な雰囲気を増幅させ、犯罪などの抑止力をさらに高める効果があります。
制帽には各警備会社の記章が付けられています。

靴は、勤務先により普通の革靴を履く可能性もありますが、つま先に芯の入った「安全靴」を履くことが多いようです。
安全靴は衝撃を吸収するため疲れにくく丈夫で、フォーマルな雰囲気も持つため、警備業務に適した履物といえるでしょう。紐が解けにくい製品や、紐がない製品を選ぶのがベターです。

誘導灯

道路の交通誘導などの現場でよく使われている、光る棒状のものを誘導灯といいます。
赤く光るタイプの物を多く見かけますが、他の色の物も存在します。また常時点灯しているタイプと点滅するタイプに分けられます。

白手袋

夜間でも、手の動き・指示が他者から視認しやすいように、白い手袋を付けています。

モール・警笛

警備員の肩口に備わっている紐のことをモールといい、先端には警笛が付いています。
なにか注意喚起をする時や合図をする際、もしくは応急処置や拘束具として使用します。このモールにも警備会社によって細かいルールが存在し、警備内容や役職により色が変化するなどの違いが設けられていることもあります。

手旗

交通誘導などの際に、指示をわかりやすくするために使われます。白色と赤色が使われており、指示する行動が色でイメージしやすくなっています。

夏場の警備服にはファン付き作業服(空調服®・空調風神服)がおすすめ

警備アイテム
警備業は、エアコンのない屋外で長時間にわたって立ち仕事をする機会も多く、制帽や手袋も外せないことから、夏場はとくに過酷です。そのため、熱中症対策は必須となります。こまめな水分・塩分補給の実施や、定期的に休憩を取ることはもちろんですが、昨今人気なのは空調服®・空調風神服などのファン付きウェアを活用することです。
しかしながら、前述したように警備業では着用する衣服には厳密な規定が定められており、空調服®に関しても自由に選択するわけにはいきません。
そこで役立つのが警備服(警備シャツ)型の空調服®です。
昨今はどの業界でも人手不足が叫ばれていますが、警備服(警備シャツ)型の空調服®を制服として採用することで、警備会社における夏場の人員確保としても有効な手立てとなるでしょう。
今、おすすめなのは以下の4点です。

警備服+ファン+大型バッテリー2022set(空調風神服)【KF92029-LBS24】


サンエスが提供する長袖型モデルです。
一見ボタン式のシャツに見えますが、空気の漏れをきちんと防ぐため、前立てボタンの下にはファスナーが設けられています。
肩部分には標章が付けられ、モール止めや通信具のケーブルを通すためのホールが備わっています。また左胸にはペン差しがあり、ファン部分には落下防止用のネットが備わっています。
生地には綿とポリエステルの混紡素材が使われており、肌触りの良さと耐久性の高さを兼ね備えています。また帯電防止機能を持っているため、静電気などから起こる事故や怪我を防ぎます。
カラーバリエーションはネイビー、シルバー、サックスの3種類となっており、どれも警備業にフィットする色合いに仕上がっています。

長袖警備服+ファン23年+大型バッテリーset(空調服®)【GK413-HLBS23】


サンエスが提供する長袖型モデルです。
ベスト社が提供する長袖型モデルです。
フロントの前立てと両胸、肩口部分にブルーが配された、シンプルな外観デザインに仕上がっています。
高い密度を誇る二重織素材を生地に使うことで、綿素材の特性であるサラッとした着用感を得ながらも、ポリエステルの高耐久性やイージーケア性も獲得しています。
カラーはこちらの1色のみです。

長袖警備服+ファン23年+大型バッテリーset(空調服®)【GK415-HLBS23】


こちらも、ベスト社が提供する長袖モデルになります。
高密度の二重織素材によって高い着心地と機能性を両立させたハイクオリティな1着。抗耐光加工を施すことにより、強い光があたっても変色しにくい構造となっています。またシレー加工を施すことで、防風性をさらに高めていることもポイントです。モール止めや両胸ポケットなども完備しており、警備服としての機能を高いレベルで満たした1着です。
カラーラインナップはネイビー1色のみとなっています。

長袖警備服+ファン23年+大型バッテリーset(空調服®)【GK416-HLBS23】


GK415のサックスカラーバージョンです。
GK415と同じく抗耐光加工とシレー加工を施した二重織・混紡素材を生地に採用しており、警備業務における様々なシチュエーションに対応できる1着です。

警備服を正しく選び、犯罪発生率の低下につとめよう

警備服は、業務の性質上、法律で形状などが定められており、独自のウェアを着用することは許されていません。
犯罪を抑止するため、自分の身を守るためにも、警備服を正しく着用しましょう。また夏場は一般的な空調服®を着用するのではなく、警備服仕様となっている空調服®を活用するようにしましょう。