空調服®・空調風神服の寿命ってどれくらい?買い替えはいつ?(2024/2/15更新)

ある日突然 空調服®が壊れた!!!!

ある日突然、空調服®が壊れた!
空調服®や空調風神服は衣服である以上消耗品ですから、いつかはそんな時が必ず訪れます。作業現場などのハードな環境で連日使っていれば、とくに消耗が激しく寿命も短くなります。

「故障した!」と思った時にはどうすればいいのか?
普通の服とは違い衣服・ファン・バッテリーの3点からなりたっているだけに、簡単な修復や修理だけではなおらないこともあります。また壊れたのがどの部分なのかを明確にし、どこを修理すればよいのかを見極めたうえで適切な対処を行うことも大事です。
例えばファンが壊れて冷却効果が得られなくなった場合は、ファン単体を交換するだけでまた使えるようになります。

 

空調服®や空調風神服は3つのパーツからできています

すでに触れたように、空調服®や空調風神服はファン・バッテリー・服の3つのパーツからなりたっています。空調服®や空調風神服の仕組みとして衣服で体を包み込んだ中にバッテリーでファンを動かし、服内部の空気を循環させることで涼しさをもたらします。ですから、この3つがきちんと機能していなければ空調服®や空調風神服として発揮しないわけです。

暑い夏場に長袖のブルゾンタイプの空調服®や空調風神服をフル装備した状態で急にファンが壊れて動かくなってしまったらどうなるか?
また、バッテリーが消耗して長時間電力を供給できなくなり、作業中やアウトドアでのレジャーの途中でファンが動かくなってしまったら?

いろんなケースも起こりえます。想像すると暑苦しく感じますよね。

3つすべてがきちんと機能していなければ空調服®や空調風神服は動かない。しかし、壊れたパーツだけを修理・交換すればまた使えるようになるため、すべてを買い換える必要はない。これが空調服®や空調風神服の大きな特徴です。修理のポイントさえわかれば、いざ壊れた時にもすぐに対応できますし、長く使い続けることができるわけです。

空調服®を使うための3点セット

3つのパーツの寿命

ファンの寿命

ファンの寿命は日頃どれだけ使っているかによって変わってきます。当然長時間使う機会が多ければ多いほど、壊れるまでの期間は短くなるわけです。3つのパーツの中で、もっとも消耗品としての面が強く壊れやすいため交換・修理のタイミングを見計らうことが重要になってきます。

パソコンのファンを想像するとわかりやすいですが、一般的な寿命は2~3年程度が目安となります。大切に使えば5年程度持つこともありますが、3年が経過したらいろいろな問題が出てきて買い替え・交換の検討が必要になってきます。

交換時期のタイミングに関しては、寿命が近づくとファンの変形による異音が生じることがあります。
また、体感的に以前より冷却効果が弱まったと感じたら買い替え時です。明らかに調子が悪くなったファンを無理して使っていると、せっかくの空調服®の効果が損なわれてしまう恐れもあります。ファンがうまく機能していないと、同じ電力を消費しているにも関わらず調子がよいファンの空調服®に比べて冷却効果が劣ってしまいます。コストの点から考えても「そろそろガタがきたな」と思ったタイミングで交換を検討しましょう。

もうひとつ、経年・消耗による寿命のほかに、さまざまな理由で壊れてしまうことがあります。とくに多い原因は使っていない時期にウェアを無理なたたみ方で保管したことによる変形です。たたんだ空調服®のうえに他の服を積み重ねて保管するなどして重量がかかると、ファンが変形してしまう恐れがあります。

また作業中にファンの部分が何かに引っかかって壊れてしまうこともありますし、溶接現場など高熱が発生する現場では熱によるファンの変形もリスクとして考えられます。寿命以外の理由で思いがけなく早い時期に壊れてしまうこともあるわけです。

空調服®のファン

バッテリーの寿命

もう一つの消耗品と言えば、バッテリーも交換のタイミングが重要です。
空調服®や空調風神服で使用される一般的なモバイルバッテリーは500回程度は充電できると言われています。一日にどれだけ空調服®や空調風神服を作動させて電力を消費するのか、どれぐらいの頻度で充電するかによって寿命が来るまでの期間が変わってきます。単純に考えれば1日1回充電して1年半程度、シーズンオフは使わないことも加味して、こちらもファンと同様2~3年ぐらいがひとつの目安になるでしょう。

交換時期のタイミングは、明らかに消耗が速くなったときです。以前に比べて空調服®や空調風神服を連続して使用できる時間が短くなったと感じたら、それはバッテリーの消耗が進んで電力供給量が少なくなった証拠です。劣化がはじまると消耗が急速に進むことが多いため、短くなったと感じた段階で交換を検討するようにしましょう。

対処法は2つのバッテリーを併用することです。交互に使うことで消耗を防ぐことができますし、もし片方の消耗が激しくなって長時間使えなくなったときも、もうひとつを使えます。さらにほとんど使い物にならなくなってしまったときにも、新しいバッテリーを購入するまで空調服®の使用を中断せずに済みます。

なお、バッテリーは繰り返し充電するだけでなく、自然放電によっても寿命が短くなります。バッテリーを使わずに放置しているだけでも、自然と電力が少しずつ消費していきます。そしてバッテリー残量がゼロの段階で保管しておくと、急速に消耗してしまいます。使う機会がないときには、30~50%程度の状態で自然放電の余裕をもたせたうえで保管するようにしましょう。

空調服®のバッテリー

服の寿命

3つのパーツの中でも、もっとも長持ちするのが服です。一方で、ファンとバッテリーは壊れたら新しいものに交換すれば済むのに対して、服が破れてしまうと補修が難しく全面的に買い直さなければなりません。

作業着ですから、よく使う部分が傷みやすくなります。物流業など荷物の上げ下げをよくする作業では、脇から腕の部分に傷みや破れが生じやすいですし、溶接など高熱の作業を行う場合には袖口が傷みやすくなります。ほつれや破れが生じると、空気循環による冷却効果が急速に落ちてしまうので気をつけましょう。

これもバッテリーと同様、予備を用意しておくといいでしょう。バッテリーやファンに比べて買い直すのが難しいため、一着しか持っていないと壊れてしまった時に修理や交換するまでの間、空調服®を使えない期間が生じてしまいます。2~3着ほど用意していざ壊れたときに備えておくもよし、交互に使うことで消耗を遅らせるのもよし、一着にこだわらない使い方も検討してみましょう。なお、予備を用意するときにはファンとバッテリーを使い回せるタイプで揃えるのがおすすめです。

買い替え時

夏場の暑い時、また直射日光が厳しいときに使用するアイテムですから、いざ壊れてしまった時に使えなくなってしまうと作業に大きな支障をきたしてしまうことになりかねません。酷暑による作業効率の低下、熱中症のリスク…こうした問題を防ぐためにも予備を用意しておきましょう。

壊れた時にどうするかではなく、事前に用意しておく。壊れた時にはまず予備に切り替えたうえで壊れたものをどうするか、交換するか修理するかを検討するというのが理想的です。

なお、空調服®や空調風神服は2月~3月に新作が発表されることが多く、人気商品はすぐに売り切れてしまう恐れがあります。さしあたって予備の購入や買い替えを必要としていない場合には、この時期に合わせて新製品をチェックするのもひとつの選択肢です。

空調服®の買い替えのタイミング

2023年製 最新空調服・空調風神服 おすすめセット

このタイミングで新しく買い替え、初めてご購入の方へおすすめの最新ウェア+最新デバイスのおすすめセットをご紹介します。いざ購入するとなっても、どの商品を購入すればいいか迷われるかと思います。そんなみなさま向けに人気の商品や、高機能な商品、デザイン性の高い商品などご紹介させていただきますので、ご購入の参考になれば幸いです。

コーコス G7729 空調風神服 23年製デバイスセット

ベスト型の空調ウェアの中で人気No.1の空調風神服・G7729をご紹介します。

G7729 LBS23

こちらはコーコス社から発売の商品で、通称「風ダウン」と呼ばれる空調風神服です。まるでダウンベストのような縫製がされており、この特殊な縫製によってファンを起動した際も着膨れして見えないのが最大の魅力です。空調ウェアは衣服の中をファンの風が循環する仕組み上、どうしても服が膨らんでしまって見栄えを気にされるお客様もいらっしゃいました。しかし、こちらのG7729は、着膨れを最小限まで抑えることに挑戦した空調風神服です。空調ウェアを涼しくスマートに着こなしたいお洒落なユーザー様におすすめの一着です。

G7729 着用例

カラーは落ち着いた印象を与えるネイビー、モクグレー、ブラックのほか、人目を惹くエネルギッシュなオレンジの4色展開です。サイズはSS~5Lまで用意されていて、女性や大柄な男性も着用できます。素材には非常に軽量で丈夫なポリエステル100%のスムースタフタを採用されています。ハードなワークシーンの他、スポーツやアウトドアなどプライベートでも幅広く着用いただけるウェアです。

また、こちらのG7729は高所作業に必須なフルハーネス型安全帯に対応した空調風神服です。背中部分にはランヤード取り付けD環用の取り出し口があり、マジックテープで風漏れを防止できるようにもなっています。脇部位にはペットボトルがすっぽり収まるマルチポケットが付き、背中には視認性の高い反射テープ、裾部分にはずり上がり防止用ループもついた非常に高機能な空調ウェアです。

KF102 空調風神服 23年製デバイスセット

こちらもベスト型空調ウェアの中で人気上位の空調風神服・KF102をご紹介いたします。

KF102 LBS23セット

このKF102は複数の空調風神服メーカーが夢のコラボを果たした一着となっています。

マットな色合いとスポーティーさ、清潔感を併せ持つスタイリッシュな空調風神服です。

生地は裏チタン加工が施されており、これにより紫外線や赤外線が90%以上カットされるといわれています。日光の遮断により、遮熱効果も期待できます。裏チタン加工のあるのとないのとでは2℃も体温変化が現れるとされていて、サーモグラフィーによる実証も行われています。その優れた遮断力で一度裏チタン加工のウェアを着用された方は、もう裏チタン加工なしでの夏場の外出は考えられないと絶賛されるほどです。

記録的な暑さの続く近年ですが、暑さ対策にはもってこいの一着ですね。

KF102 着用例

また、風気路メッシュにより風抜け効果抜群で涼しさ倍増です。風気路とは空調ウェアの風の通り道のことで、ファンから送られた風は衣服内に滞留することなく首元から抜けていきます。この過程で、汗の気化熱によって涼しさを感じられるという仕組みです。要はお風呂上りに風に当たると涼しい”あの現象”の再現です。さらに光を透過させにくく、服が透けるのも防止してくれます。

素材はポリエステル100%を使用しており、特徴は生地の軽さ・優れた防シワ性・高い耐久性になっております。合繊ながら天然素材の風合いで、肌触りも良く体になじむ感覚を感じられます。

ファン装着部分にはファン落下防止用のネットがありますので、高所作業時にも安心してご使用いただけます。

自重堂 74270 空調服 23年製デバイスセット

ベスト型の空調服で人気なのはこちらの74270です。

74270 HLBS23

こちらの空調服74270の最大の特徴はサイドファンタイプであることです。通常、空調ウェアは背中側に二つのファンがついています。しかし、こちらの74270は名前通り脇下部分にファンが配置されています。このサイドファンの何がいいのかというと、空調服を着用したまま椅子などに着席した場合でもファンが背もたれと背中に挟まれることがありません。ファンが背もたれに干渉することで、着席時にうまく背もたれを利用できなかったり風がうまく通らなかったりといったお客様のお悩みを解決すべく開発されたのがサイドファンです。

特にフォークリフトや重機を操縦される方、トラックの運転など長時間座った状態で作業される方におすすめの空調服です。車移動なら、車内のエアコンがあるから空調服はいらないかなというお声が聞こえてきそうですがお待ちください。空調服のデバイスはエアコンを使うより少ない電力で稼働できます。最近では電気代が高騰していますし、お車のエアコンもバッテリーが上がってしまう心配もあります。バッテリーはモバイルバッテリーとしてもご利用いただけるので、この夏の節電策として非常におすすめです。

74270 着用例

74270は日本最大級のユニフォームメーカー自重堂のブランド「Z-DORAGON(ジードラゴン)」の商品です。オーソドックスなワーキングウェアタイプのデザインで、スマートな印象をあたえつつシャープに着こなしていただけます。

素材には高密度タフタ(ポリエステル100%)を使用しています。タフタ素材はマットな色合いが人気の素材で、高密度におられており空気を外に逃がさない素材なので空調服に最適な素材となっています。

まとめ

丈夫で耐久性に優れているのも空調服®や空調風神服の魅力の一つですが、それはあくまで過酷な作業現場での使用に耐えうるためのものです。そんな環境で使い続けていれば、いずれ消耗と経年による故障が起こるのも当然です。いざという時に備えた予備の用意、さらに壊れてしまった時にどうすればよいかをあらかじめ把握しておく心構えが必要です。今使っている空調服®や空調風神服のファンの規格やバッテリーの種類を把握しておくだけでも、いざというときに迅速な対応ができるはずです。