2021年 あの巨人も遂に動いた!旭蝶繊維が空調服に参戦!

旭蝶の空調服

ワークウェアメーカーにも、さまざまなタイプの会社が存在します。

そのなかでも、ジーンズメーカーとのコラボレーションや、ニッチな分野での製品開発など、日々新しい領域にて挑戦を続けている業界大手ののユニフォーム製造企業が「旭蝶繊維」です。

今回は、旭蝶繊維に関しての基礎知識から、2021年に満を辞して発売される旭蝶繊維の空調服まで解説します。

旭蝶繊維って、どんなメーカー?

旭蝶繊維は、エッジの効いたプロダクトを作り出すことで有名なアパレルメーカーです。

広島県の府中市に本拠地を構え、品質本位を第一として、さまざまなワークウェア・作業小物などを製造販売しています。

1937年に創業し、80余年に渡り経営を続けてきた老舗企業です。

2021年の夏、旭蝶繊維が空調服の市場に参戦!

そんな旭蝶繊維が、2021年の夏に向けて、満を辞して空調服の市場に参戦することが発表されました。

具体的には、以下のモデルなどがラインアップされています。

作業ブルゾン 空調服 9202

9202は、長袖ブルゾン型の空調服です。

ヘリンボーンツイル綿とポリエステル、コーデュラストレッチナイロンなどを使用しており、頑丈ながらも肌触りの良さを実現しています。

高いストレッチ性を備えているため、アクティブな作業にも快適に対応することができます。また、胸ポケットにはファスナーが付いており、大事な物を落としてしまうこともありません。

カラーラインナップは、シルバー、インディゴ、サンドベージュの3色展開です。

空調服 9202
空調服 9202の機能

 

作業ベスト型 空調服 9201

9201は、ベストタイプの空調服です。

生地にはヘリンボーンとコーデュラストレッチナイロン、ポリエステルなどを採用し、動きやすさ、耐久性、肌触りなど、ワークウェアの必須条件をすべて満たした製品に仕上がっています。

両胸にファスナー付きのポケットが配備されているため、収納力も抜群です。

シルバー、インディゴ、サンドベージュの3カラーが用意されています。

空調服 9201
空調服 9201の機能

 

作業ブルゾン 空調服 9204

9204は、高視認性をコンセプトとした、ブルゾンタイプの空調服です。素材には高密度タフタを使用しており、タフな環境にもピッタリの高耐久性を保持しています。

蛍光素材と高輝度の再帰性反射素材を使用しているため、夏場の夜間作業でも安心できる高い視認性を誇ります。

また本モデルには幅広いサイズラインナップが用意されており、8Lという大きなサイズまで展開しているため、ある程度恰幅のよい人でも着用可能です。

カラーリングは蛍光オレンジと蛍光イエローの2色展開となっています。

空調服 9204
空調服 9204の機能

 

高視認 ベスト型 空調服 9203

高視認性空調服のベスト型タイプになります。素材に使用している高密度タフタは摩擦や引っ掻きに強く、頑丈です。

蛍光素材と高輝度の再帰性の反射素材により高い視認性を保持し、夜間でのさまざまなワークシーンに役立ちます。

帯電防止機能や撥水機能も備えているため、あらゆる環境下で安心して作業をおこなうことができます。

カラーラインナップは蛍光オレンジと蛍光イエローの2パターンとなっています。

空調服 9203
空調服 9203の機能

 

旭蝶繊維のその他のプロダクト

せっかくなので、その他のプロダクトもご紹介致します。以下が、旭蝶繊維の代表的な製品になります。

鎧シリーズ

2015年、同じ備後地域にて居を構えるジーンズメーカー「カイハラデニム」とコラボレーションして生まれたデニム素材のワークウェアブランド「YOROI WORKS」は、業界内外で大きな話題となりました。

YOTOI WORKSは国内素材・国内縫製の「MADE IN JAPAN」にこだわり、作業服における従来の発想を超えて作られた「デニム素材のワークウェア」です。生地に柔らかい糸を採用することで、デニムの硬さを感じさせないような作りになっており、作業性の高い製品に仕上がっています。

コスト削減に注力する昨今のアパレル業界の潮流から逆行するような「高付加価値主義」の姿勢がユーザーからの支持を集め、大きな成功を収めたプロジェクトです。

MASCOTシリーズ

MASCOTは、1982年に創業したデンマークのワークウェアブランドです。ヨーロッパや北米、オーストラリアなど、世界の各地で販売されています。

MASCOTの製品は、北欧らしいスマートなシルエットと、シンプルながらもスタイリッシュなデザイン、そして絶妙なカラーリングが特徴的です。

特筆すべきはレイヤード(重ね着)システムで、天候や活動環境に合わせて3つのレイヤー内で様々な機能のウェアを組み合わせていくことで、適切な温度調整が可能になります。

例を挙げると、肌に触れるインナーレイヤーには速乾性を持つウェア、ミドルレイヤーには断熱性の高いジャケット、アウターには防水性と防風性にすぐれたウィンドブレーカーを選ぶことで、冬の寒い環境にも耐えうることのできるコーディネートとなります。

洗練されたデザインと高い機能性を兼ね備えたブランドがMASCOTなのです。

 

高視認性の安全服

旭蝶繊維は、高視認性の安全服にも力を入れています。

高視認性安全服とは、着用者の視認性を高めて、さまざまな事故を防ぐためのウェアです。蛍光素材や再帰性反射素材を使用して、天候や昼夜を問わず高い視認性を保持します。

旭蝶繊維が提供する高視認性安全服は、肩部分に付いたニットストレッチテープや人間工学に基づいた製造方法により、高いストレッチ性と機動性を実現しています。また、ファスナー付きポケットやペン差しなどの装備も万全で、安全なだけではなく高い機能性も併せ持っています。

アシストスーツ(イージーアップ)

旭蝶繊維は、一般的な作業服だけではなく、人間の身体の動きをサポートするアシストスーツも製作しています。

「イージーアップ」という商品名のとおり、物を持ち上げる際の腕や腰の負担を軽減させることが目的のアイテムです。1分程度で着脱可能であるため、日常のさまざまなシーンにて活用することができます。

産業界においても、建設現場や物流企業、工場のライン、農作業や介護など、多用な領域での活躍が期待されています。

アシストスーツ

空調服について

空調服とは

旭蝶繊維の空調服に、これからも期待大!

今回は、旭蝶繊維の空調服について解説しました。

旭蝶繊維は、高い技術力とアグレッシブな企業姿勢をもとに、エッジの効いたプロダクトを数多く提供しているワークウェアメーカーです。

満を辞して参戦した空調服の領域においても、業界内外から注目されるようなチャレンジングな製品を見せてくれるかもしれません。