【2022 電熱ウェア特集】電熱ベストボルトヒート 2022年型デバイスを徹底解析(2023/11/22更新)

11月 22, 2023

2022年電熱ウェア特集と題し、さまざまな製品・デバイスにフィーチャーしていく本特集。
今回は、人気電熱ベストブランド「ボルトヒート」の2022年型バッテリーデバイス「GB882N」について解説していきます。

1. ボルトヒート電熱ベストバッテリー GB882N
2. ボルトヒートとは？
3. ボルトヒートで、今冬の寒さを乗り切ろう

ボルトヒート電熱ベストバッテリー GB882N

「GB882N」は、ワークウェアメーカーのコーコス信岡が製造販売する電熱ベスト「VOLT HEAT（ボルトヒート）」に最適化された充電式のリチウムイオンバッテリー・デバイスです。
ボルトヒートの電源としてだけではなく、お手持ちのスマートフォンやタブレット端末、ゲーム機などのモバイルバッテリーとしても使用可能です。
以下、詳しいスペックについて解説していきます。

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ボルトヒート GB882Nの形状・素材

サイズは横幅69mm、縦の長さ139mm、そして厚さが13mmというスリムボディに仕上がっています。またポリカーボネートという頑丈ながらも軽量なプラスチック素材で製作されているため、本体重量は201gほどであり、軽量で持ち運びやすく、とても便利です。

ボルトヒート GB882Nのパワー（電流・電圧）

最大出力電流が3.0A、最大出力電圧は10000mAhとなっています。
急速充電仕様となっており、フル充電にかかる時間は6時間ほどです。約500回の充電が可能となっています。
また電源を押すとLEDが点灯し、点灯個数によりバッテリー残量を把握できる仕組みです。

PSE適合製品ボルトヒート GB882N

GB882Nは「PSEマーク」が付いている、PSE適合製品です。

PSEマークとは？

PSEマークとは、経済産業省が管理する電気用品安全法の基準を満たした製品に付けられるマークのことです。テレビ、スマートフォン、エアコンなど、市販されているさまざまな電気用品は、品質に何か問題がある場合や、使用方法を誤った場合には、大変なトラブルを招く可能性があります。PSEが義務付けられている製品においては、PSEマークがない物は製造、販売、輸入ができません。そしてメーカー・販売店は処罰対象となってしまいます。
2019年の2月より、モバイルバッテリーもPSEの対象製品となりました。近年相次ぐ火災などの事故を受けた結果です。GB882NはPSEに適合した製品であるため、一定の信頼性が担保できている証となっています。

PSEの種類

PSEには菱形PSEと丸型PSEの2種類が存在し、GB882Nなどのモバイルバッテリーは、正確には丸型PSE「特定電気用品以外の電気用品」という位置づけとなっています。
丸型PSEマークは、それほど危険性が高くない製品、冷蔵庫やテレビ、電子レンジなどの、いわゆる家電製品そのものに付けられるマークです。第三者機関からの認証は任意となっており、外部機関か自主検査により適合の可否をおこないます。
一方、菱形のPSEマークは電源コンセントや電線、電圧機、ACアダプターなどに付けられます。100Vや200Vのコンセントに直接つながる、比較的危険性が高いものが対象です。こちらは電気安全環境研究所(JET)などの政府認定の検査機関による認証が必須となっています。

ボルトヒートとは？

次に、GB882Nの接続先ウェアである「ボルトヒート」について説明させていただきます。
作業服メーカーのコーコス信岡(CO-COS)が提供する電熱ウェアブランド「ボルトヒート」は、同社が提供するファン付き作業服ブランド「ボルトクール」の冬版ともいえるアイテムです。3段階の温度調整が可能であり、着用したまま脇ポケットからスイッチが操作できることが特徴です。
またボルトヒートの電源には市販のモバイルバッテリーも使用可能です。一般的な10000mAhのバッテリーを使用した場合、「強」では約50℃、連続使用時間約3時間稼働できます。また「中」の場合には約45℃で4.5時間ほど、「弱」では40℃で約8時間使用可能となっています。
（注意）市販のモバイルバッテリーを使用する場合には、対応している電圧（5V/2.0A もしくは 5V/2.1A）のものを使いましょう。対応電圧以外のバッテリーを使った場合には、事故や故障の原因となり得ます。