はじめての電熱服導入! 担当者奮闘記(前編)

会社の防寒対策として、電気で身体を暖める「電熱服」の導入を考えている人は多いのではないでしょうか。
しかしながら、何をどのように検討して購入するべきなのか、わからないことも多々あるかもしれません。
今回は、電熱服の導入検討から、実際に社内で活用されていくまでの流れを、前編後編にわけて、ストーリー形式にて解説していきます。
今年の冬は寒さが厳しい! 電熱服の導入を決定
秋口のある日、地場で多くの建設業務を請け負う建設会社のA社では、冬場の防寒対策について会議をおこなっていました。
「今冬はすごく寒くなるらしい。既存の防寒服だけでは耐えられない日も出てくるかもしれないな」
「どうやら、ラニーニャ現象というものが起きるらしく、我が社が請け負う地域にも影響があるそうだ」
「とはいえ、防寒服の重ね着にも限界があるしなあ。あんまり着込んでも動きづらいし、生産性が落ちる原因にもなる」
このような発言に対して、労務部の係長を務めるBさんは答えました。
「みなさん、電熱服というものはご存知ですか?バッテリーをつなげて、電気の力で暖まる服です。電源を入れるだけですぐポカポカになると聞いたことがあります」
さっそく、出席者一同が手元のスマートフォンやノートパソコンを使い、電熱服について検索しました。それぞれが顔を見合わせるなか、Bさんの直属の上司である労務部長がこう答えました。
「うん、ざっと見たかぎり、なかなか良さそうな製品じゃないか。そういえば、去年の夏場に購入した空調風神服もB君がリードしてくれて導入したが、大成功だったよね」
「その件はありがとうございました。部長、もしよければ今回も商品の選定から導入まで、自分に任せてくれませんでしょうか?」
「もちろんだ。まずは、見積もりを頼むよ」
こうして、Bさんは、去年の夏に組織された「空調服導入プロジェクト」に続き、「電熱服導入プロジェクト」の責任者を務めることとなりました。
以前に購入した空調風神服のバッテリーが使える? 「空調服ステーション」で商品を発見
Bさんは、帰宅後さっそくパソコンを立ち上げ、空調服をはじめとする作業服のオンラインストア『空調服ステーション』へアクセスします。
「去年、空調風神服を買ったのがここだったなあ。このサイトを周っているうちに、電熱服という服の存在を知ったこともあって、きょう提案することができたんだ。よし、今回もここにお世話になろうかな」
「電熱服にもいろいろな種類があるんだな。空調風神服と同じで、袖があるものとないものがある。インナーにすることも考えると、やっぱりベスト型の製品がいいよなあ」
「ウチは建設業だし、高耐久性の素材を使ったタフなものじゃないとダメだ」
「発熱体が取り外せる製品と、外せない製品があるのか。お、この雷神服というブランドは、うちが去年の夏に購入した空調風神服とバッテリーが共用できるらしい。バッテリーの分の費用を浮かせれば、セット品と比べて半額くらいで導入できそうだ。よし、雷神服が良さそうだな」
こうして、導入候補の商品が絞り込まれていきました。
商品が決定! 担当者に連絡をする
そして数時間後、ついに発注候補の製品が決まりました。
雷神服 BO31850 防寒ベスト
株式会社サンエスが制作・提供する電熱服ブランド「雷神服」の、ベスト型製品です。専用バッテリーが付属しないモデルになります。
雷神服の特徴は「PTC面状発熱体」という発熱体を採用していることです。
PTC面状発熱体は、温度が上がりすぎると発熱量を減少させて、温度が下がりすぎると発熱量を増加させるという特性があります。そのため、低音やけどなどを防ぐことができ、安心して着用可能です。
また、雷神服は同社のファン付き作業服ブランド「空調風神服」とバッテリーを共有できるため、空調風神服をお持ちの方はバッテリーの分のコストを削減することもできます。
袖がないため動きやすく、生地には高耐久性のデュスポ素材を使用しているため、建設業のようなタフな業務にはピッタリの1品です。
「よし、これに決めた!以前お世話になった担当者に連絡してみるか」
営業担当者から見積もりが届く(無料でネックウォーマーのおまけ付き)
数日後、担当者から見積もりが届きました。
「おお、安いなあ。そういえば、空調風神服を買ったときも「空調ステーション」が一番安かったんだっけ。お、今ならネックウォーマーがおまけで付いてくるみたいだ。できればまたここでお願いしたいなあ」
翌日、Bさんは、この見積もりをもとに稟議書を書きました。
「よし、書き終わった。これで上司に提出だ。無事に通るといいなあ」
果たして、無事に空調服は導入されるのか?後編へ続く…
今回は、電熱服の導入検討から実際に活用されていくまでの流れをストーリー形式で解説する「はじめての電熱服導入! 担当者奮闘記」の前編をお送りしました。
労務部で係長を務めるBさんは、今冬の寒さに備えて電熱服を導入することを提案し、去年の夏の「空調服導入プロジェクト」に続き、「電熱服導入プロジェクト」の責任者に就任しました。
果たして、無事に電熱服は導入することはできるのでしょうか。
後編へと続きます。