電熱服(電熱式防寒服)について、効果と特徴を徹底解説(2023/10/17更新)

電熱ウェアとは?

寒くなると作業服に着るアウターでこんな悩みを抱えている方も多いと思います。

「寒くなってくると作業服の上にジャンパーを着るけど、着膨れしてなんだか作業がしづらいんだよなあ……」

屋外の現場仕事などに従事をしている方のなかには、上記のような悩みを抱えている人もいるのではないでしょうか。

このような悩みを抱えている方には「電熱式防寒服(電熱服)」がオススメです。

厚手の生地で防寒をするのではなく、電気の力を使って繊維を暖めるワークウェアが電熱服です。

電熱服には、電熱ジャケット(長袖)、電熱ベスト(ベスト)とタイプが違い、発熱体を外せるタイプや外せないタイプ(発熱体一体)と異なるタイプが販売されています。とくにアウターのインナーとして着用できて腕で自由に動かせる電熱ベストが人気です。

今回は、冬の防寒対策として非常に有効な電熱服について解説していきます。

電熱式防寒服(電熱服)の仕組み

電熱ブルゾン

電熱式防寒服(電熱服)は、その名のとおり電気を利用して発熱し、身体を暖める作業服です。「電熱ウェア」「ヒートジャケット」などとも呼ばれています。

ウェアに装着した発熱体にバッテリーを接続して電気の力で温めることにより、スピーディーに暖ためることができます。その効用をわかりやすく表現すると、ズバリ「着るコタツ」です。

多くの電熱式防寒服は、発熱体(電熱シート)が自動的に温度を調節し、温度を安定的に保つ機能が付いています。したがって、長時間着用していても、低音やけどや火事を防ぐことができます。そして一回暖まると、その時点からは余計な電気を使用しなくなるため、安全な上にとても経済的なアイテムであるといえるでしょう。

電熱式防寒服(電熱服)がもたらす効果・メリットとは?

スピーディにあったか

電熱式防寒服(電熱服)の着用効果について説明します。

電気の力でスピーディーに身体を暖めることができる

電熱式防寒服(電熱服)は、着用してスイッチを入れるだけで、素早く身体を暖めることができます。寒い日の買い物や屋外仕事、レジャー活動などにおいて、非常に有効な防寒対策になります。

重ね着をすることなく防寒できる

冬は、衣服の重ね着や厚手の上着を着用することにより、野暮ったいシルエットのファッションになりがちです。

しかし電熱式防寒服(電熱服)を着用する場合には、一枚羽織って電源を入れるだけで、スマートなシルエットを保ったままポカポカとした暖かさを手に入れることができるのです。

たくさん重ね着する必要がなくなるため、機動性や作業性も損なわれることがありません。寒い時期の屋外業務や、活動的な作業をする際にはピッタリのワークウェアといえるでしょう。

温度を段階的に調整可能

ほとんどの電熱式防寒服は、スイッチやボタンなどを押すことにより発熱体の温度の調節が可能です。3~4段階の間で調整可能なモデルが多く、発熱体の温度は、おおよそ40~50℃ほどの間で使用できるモデルが一般的です。

上記のような着用効果の高さから年々知名度が高まってきており、今冬も大注目の防寒製品です。

洗濯機で丸洗いすることができる

ほとんどの電熱式防寒服は、バッテリーを外した状態であれば、他の衣服と同じように洗濯機に入れて丸洗いすることができます。

屋外でのハードな業務や、アウトドアのレジャー用途で使用する場合には一回の着用毎に洗濯する必要があるので、洗濯の簡便さもメリットの一つです。

電熱式防寒服の種類(形態)

電熱式防寒服は、一般的な衣類と同様にさまざまな種類(形態)の製品が存在します。

基本的には、長袖のジャケット型とブルゾン型、袖無しのベスト型に大別できます。

ベスト型(袖無し)

雷神服 BO31850 詳細

肩口や袖が存在しない、いわゆるベスト型の電熱式防寒服も存在します。ベスト型は、ジャケット型に比べてカバーする面積が狭いため、暖める範囲は狭まるものの、その分機動性や携帯性に優れているというメリットがあります。

したがって、釣りやゴルフなど、手先や腕まわりの動かしやすさが特に求められるスポーツや、キャンプやアウトドアなどのレジャー活動のお供には特に向いている型だといえるでしょう。

また薄手タイプの場合であれば、普段着やスーツ、職場のユニフォームなどの下に着用することも可能です。着脱も容易であることから、環境の寒暖に合わせて調節しやすいため、とても便利です。

ブルゾン型

電熱式ジャケット 雷神服 BO31810 詳細

ブルゾンとは、一般的には「着丈のあまり長くない上着」のことを指します。裾や袖口が絞れるようになっているタイプも多く、ジャケット型に比べてより作業着感が増したタイプの上着と言えるでしょう。

したがって、比較的アクティブな動作が求められる環境での着用に適したモデルといえます。

ジャケット型

電熱式ジャケット 雷神服 BO31800 詳細

ジャケットという言葉は広義には「上着全般」のことを指しますが、今日的には「着丈がある程度長い上着」という意味合いで使われています。

電熱式防寒服の領域においても、ブルゾン型よりも丈が長く、袖口や裾の絞りがないタイプが一般的に「ジャケット」として扱われています。

上半身を満遍なく暖めることのできる、スタンダードなタイプであり、どのような環境・条件下においても広く使えます。

はじめての1着にはジャケットタイプがオススメです。

電熱式防寒服の活用に必要なもの

電熱式防寒服の活用には、「ウェア「と「発熱体」と「バッテリー」の3点セットが必要になります。

ブランドや素材、機能などの条件によって価格帯には幅があるものの、一般的には1着セット1~2万円ほどの値段で販売されています。

自身の業務や作業内容、活用環境を考えて、1式セットの製品か、部材を組み合わせて購入するかを選択できるのです。

以下、それぞれの部材について詳しく説明していきます。

ウェア

電熱服 ウェア

ウェア、つまり衣服本体の部分です。

一般的な衣服と同様に、ブルゾンタイプ、ジャケットタイプ、ベストタイプなどのさまざまな形状が存在します。

電熱式防寒服の生地に使用されている素材には、おもに「ポリエステル」と「綿素材」、そして「ポリエステルと綿の混紡素材」が使われています。

バッテリー

電熱服 バッテリー

発熱体を暖めるための電源、バッテリーです。

電熱式防寒服の電源には、充電式のリチウムイオンバッテリーを使います。

電熱式防寒服の専用バッテリーのほかにも、市販されているUSB形式のモバイルバッテリーが使用できます。また、製品によっては空調服・空調風神服の専用バッテリーを流用することもできます。

電熱式防寒服のバッテリーの稼働時間は、メーカーや発熱体の枚数などにもよりますが、通常使用(標準の電圧)だと約3?12時間ほど使用できる製品が多いようです。

一日中使用するような場合には、かならずモバイルバッテリーを携行するようにしましょう。

発熱体(発熱シート)

電熱服 発熱体

電気の力で発熱し、ウェアを暖めるのが発熱体(発熱シート)の役割です。電熱式防寒服に使用されている発熱体(発熱シート)は、ウェアとの一体型タイプと、着脱ができるタイプに分けることができます。

一般的な着脱タイプは、1?2枚の発熱体をウェアに入れて使用します。1枚でも2枚でも使用可能であり、1枚だけの場合にはバッテリーの持ち時間が倍になります。

今冬の防寒対策には、身体をスピーディーに暖められる「電熱式防寒服」がオススメ!

今回は、電熱式防寒服について、温める仕組みからその効用、活用するために必要な物まで解説しました。

電熱式防寒服は、ウェアに装着・内蔵した発熱体に電圧を加えることにより発熱する防寒服です。電熱式防寒服を活用することで、寒い日でも素早く身体を暖めることができ、業務や作業の効率を向上させることができます。

まさに、今冬大注目の高機能ワークウェアといえるでしょう。

ユニフォーム ステーションでは、電熱式防寒服(電熱服)を、特別価格にて多数取り揃えています。

また、夏に時期に役立つアイテムとして、ファン付き作業服(空調服・空調風神服)も販売しております。