ボルトヒート 雷神服 HOTPIA 人気3ブランド電熱ウェアを徹底比較!

電熱ヒーターベスト 徹底比較

今冬のトレンドである電熱ヒーター付の作業服を皆さんはご存じですか?昨年頃から徐々に火が付きはじめ、テレビで紹介されたり、有名なタレントさんが着用していたことから一気に広がり、ワークマンなどの店頭で品薄状態の大人気アイテムです。

今冬はその影響を受けて様々なメーカーから電熱ウェアが発表されており、初めて購入するユーザーとしては、何を基準にどれを選んだらいいのか難しい状態です。そこで今回の記事では、特に人気の3ブランドのアイテムの中から1番人気で使いやすいベストタイプの電熱ウェア「電熱ベスト」を徹底比較していきます。

電熱ウェア3ブランドをご紹介!

まずは人気の電熱ウェア 3ブランドについて、特徴や製造メーカーを簡単に紹介していきます。

ボルトヒートについて

ボルトヒートとは、広島に本社をワークウェアメーカー「コーコス信岡」が展開する「GLADIATOR(グラディエーター)」から発売された電熱ヒーター付のウェアです。ボルトヒートは発熱体と服本体が一体型になった構造をしています。本年から新規参入した新しいアイテムになりますが、デザイン性の良さと価格面での強みをいかし本年爆発的に売れているアイテムとなっています。

雷神服について

雷神服は、いまや夏の定番となったファン付きブルゾン「空調風神服」を展開するワークウェアメーカーで、雷神服は空調風神服の冬バージョンとした位置づけのアイテムです。雷神服の発熱体は今回紹介する3ブランドでは唯一、服と発熱体がわかれている取り付けタイプとなっています。発熱体には非常に薄く軽いフィルム状の「PTC面状発熱体」を採用しており、一定以上温度が上昇すると抑制する効果があり低温火傷やオーバーヒートななりにくい安全性の高い発熱体になっています。

HOTPIA(ホットピア)について

HOTPIAとは、大阪に本社をおくワークウェアメーカー「アイトス」が展開する電熱ウェアブランドです。HOTPIAは発熱体と服本体が一体型になった構造をしています。HOTPIAの発熱体は従来の電熱線の入ったものとは異なり、熱伝導率に優れた銀の繊維がニット状に編み込まれており、繊維1本1本が発熱する布製の発熱体となっています。

今回、比較するアイテムはこちら

今回比較する商品は下記の3アイテムです。

ボルトヒート G8079

ボルトヒート G8079 <
ボルトヒート G8079 は非常にスタイリッシュなデザインが特徴的な中綿タイプの電熱ベストです。カラーは「アーミー」「ブラック」色展開(※デジグレーは廃色)で、どのカラーも落ち着いた使いやすいカラーリングでビジネスでも普段使いでも活躍してくれるデザインとなっています。また背中裏側にはアルミプリントが施されているので保温力を高めてくれる効果があります。

雷神服 BO31960

雷神服 BO31960
雷神服 BO31960はベーシックな中綿タイプの電熱ベストです。カラーは「ブラック」「ネイビー」のダークカラーなので、シーンを選ばず着用することが可能です。素材には軽くて防風性の高いナイロン素材を使用しているので冬の野外作業などでも暖かく着ていただけます。

HOTOPIA AZ8302

HOTOPIA AZ8302
HOTOPIA AZ8302は今回紹介の他アイテムに比べて薄手の中綿タイプの電熱ベストです。カラーはシンプルなブラックのみとなっています。素材には筋繊維のようにストレッチする特殊繊維HELITEXを使用しているので伸縮性が良く非常に着心地が良いアイテムとなっています。

バッテリーで比較する

電熱ウェアのバッテリーには大きく分けて「市販のモバイルバッテリータイプ」「専用バッテリータイプ」2タイプがあります。

市販のモバイルバッテリータイプ

「ボルトヒート」
市販のモバイルバッテリーが使用できるもので「ボルトヒート」がこのタイプにあたります。特徴としては対応している市販のバッテリーを使いまわせるのでコスト的に抑えられるという点で。注意点としては対応している電力 電圧のものを使用しないと故障したり、暖かくならなかったりとトラブルがおこる可能性があります。また電圧・電力が対応していたとしても電化製品の為、相性がなどで仕様ができない場合があります。これらを自己責任で使用する必要がある点です。

専用バッテリータイプ

「雷神服」「HOTOPIA」
メーカーが用意した対応の専用バッテリーを使用するタイプです。こちらのタイプの特徴としては、どうしてもバッテリーを特別に用意する必要がありコストがかさむという点があります。その反面メーカーが保証したものを使用致しますので必ず使用できると言う利点がございます。また故障などのトラブルの際もメーカーが対応してくれるといった安心感がございます。

バッテリーで比較する

暖かさと持続時間で比較する

電熱ウェアで比較する上で最も需要なのがが、「暖かさ」とそれを使用できる持続時間だと思います。低温火傷などの心配もあるので、一概に温度が高ければいいというものではありませんが、購入の際の目安になりますので、是非検討の際は参考にして下さい。

ボルトヒート

※市販のモバイルバッテリー(10,000mAH 5V/2.0A)を使用時
3段階の温度調節が可能
「強」50℃ 連続使用時間 約3時間
「中」45℃ 連続使用時間 約4.5時間
「弱」40℃ 連続使用時間 約8時間

雷神服

※専用バッテリーRD9890Jを使用時
3段階の温度調節が可能
「強7V」41℃ 連続使用時間 約5時間
「中6V」37℃ 連続使用時間 約6時間
「小5V」31℃ 連続使用時間 約7時間
「弱3V」使用不可

HOTOPIA

※専用バッテリーAZ8305を使用時
3段階の温度調節が可能
「4段階」60℃ 連続使用時間 約2時間
「3段階」52℃ 連続使用時間 約2.5時間
「2段階」47℃ 連続使用時間 約4時間
「1段階」42℃ 連続使用時間 約8時間

結果、HOTOPIAが一番高い温度まで対応が可能でした。持続時間は3タイプが「40℃~41℃」の温度帯で比較すると、ボルトヒートとHOTOPIAは8時間と長く約1日使用可能で、雷神服は5時間と少し短い結果になりました。

暖かさと持続時間で比較する

洗濯方法で比較する

電熱ウェアの使い勝手を語るうえで外せないのが洗濯方法についてです。どんなに良いアイテムでも日々のケアに手間がかかると気になるものです。こちらでは洗濯方法について比較していきます。

洗濯機で洗える&l

「雷神服」「HOTOPIA」
雷神服は発熱体が取り外せるので、他衣類などと同じように普通に洗濯可能です。HOTOPIAに関しては電熱体を使わない特殊な繊維で発熱を行うので、一体型でも洗濯機が加工です。ただし洗濯の際は洗濯ネットに入れて(弱)にて洗う必要がございます。

手洗いで洗える

「ボルトヒート」
ボルトヒートは電熱線が入ったタイプの電熱ベストなので洗濯は手洗いで洗う必要がございます。

洗濯方法で比較する

メンテナンス性で比較する

雷神服は他2つと違い取り付けタイプとなっていますので、発熱体が壊れたなどトラブルの際にパーツごとの取り換えが可能となります。一体型だと買い替えが必要となる場合が多いので、これはメンテナンスの点で大きなメリットと言えます。また雷神服やHOTPIAなど専用バッテリーを使用するタイプはカスタマーサービスもしっかりしているのも安心に使える大きな利点といえます。

メンテナンス性で比較する

価格で比較する

下記が2020年11月13日現在
当店での3アイテムの販売価格となります。
※表示は税抜価格

ボルトヒートG8079 の価格

・服(発熱体 一体) 4,500円
・服(発熱体 一体)+バッテリー 9,000円

雷神服 BO31960の価格

・服+発熱体 10,780円
・服+発熱体+バッテリー 20,700円

HOTOPIA AZ8302の価格

・服(発熱体 一体) 12,000円
・服(発熱体 一体)+バッテリー 22,000円

この3アイテムの中ではボルトヒートの安さが光りますね。雷神服にに関しては一般的な電熱ウェアより若干高め、HOTOPIAに関しては高級ラインの価格になっています、雷神服とHOTOPIAに関しては専用のバッテリーが必要な為、価格が高めに設定されています。

価格で比較する

その他の比較要素

着回し可能

雷神服のバッテリーは空調風神服2019年ver「RD9890J」を使いまわすことが可能です。また雷神服シリーズは他にも長袖ブルゾンタイプや、ノーカラータイプベストなど、別デザインのものが発売されていますので、1setの発熱体&バッテリーで様々な服を着回しできます。

スマホ アプリで操作

HOTOPIA AZ8302はスマホアプリにてBluetooth接続で電源のON/OFF 温度調整が可能です。

電熱ベストはアイテムの特徴を理解して選ぼう

電熱ベストの比較はいかがでしたか?同じ電熱ウェアでもアイテムによても様々です。今回紹介した3点では、コスパを重視するならボルトヒート、色々なウェアを着回したい方は雷神服、着心地や快適性を重視するならHOTPIAがお薦めです。せっかく便利な電熱ウェアを購入するなら、自分にあった選んで頂く参考にして頂けましたら幸いです。