着心地にこだわるならデバイスの重さが重要!空調服・空調風神服・エアークラフト 3ブランドを比較
仕事をするうえで、ユニフォームや制服の着心地の良さは重要です。
どのような服にも弱点は存在するもので、夏場に活躍するファン付きウェアにおいては、ずばりバッテリーやファンなど「デバイスの重さ」が挙げられます。
今回は「デバイスの重さ」にフォーカスして、空調服・空調風神服・エアークラフトのメジャー3ブランドを比較していきます。
衣服の重さが与えるデメリットとは?
実際に比較をしていく前に、まずは衣服の重さがもたらすデメリットについて説明します。
衣服の重さによって、着用者の疲労感は大きく変化します。伸ばされた衣服の法線方向(服の面に対して垂直方向)から体が受ける圧力のことを「被服圧」といい、衣服の重量がその変化量に影響を及ぼしているのです。
そしてこの被服圧が高くなると、血圧や脈拍が上昇し、“凝り”や疲労感につながる可能性があります。
保温性や動きやすさなど、機能面が同じなのであれば軽い方を選びたいのは当たり前ですよね。
「空調服」のデバイス重量
それでは、3ブランドの比較に移ります。まずは「空調服」ブランドにおけるデバイスの重量です。
バッテリー
まず空調服の2021年新型バッテリーから説明します。
一般向け小型軽量タイプの「LINANO2BK」は143gです。
14.4Vターボモード搭載の高出力バッテリー「BT01412」の重量は287gとなっています。
キッズ向け小型軽量タイプ「LIPICO1SB」の場合、135gです。
また昨年モデルの「LI-SUPER1」の場合、最大出力は7.2Vで、重量は274gとなっています。
ファン
空調服のファンは、軽量薄型・簡便なワンタッチファン、キッズ向けのワンタッチ小型ファンが存在します。
2021年新型のワンタッチファン「FA01012」は1個あたり80gです。最大風量は1秒あたり76リットルとなっており、カラーも4種類存在します。
キッズ向けワンタッチ小型ファン「MINIFAN210B」は、1個あたり55gです。
また昨年モデルの「FAN2400」は、最大風量が1秒あたり60リットルで、重量は1個あたり131gです。
「空調風神服」のデバイス重量
次に「空調風神服」ブランドにおけるデバイスの重量です。
バッテリー
2021年・最新型の空調風神服バッテリー「RD9190J」の場合、重量は約300gとなっています。最大出力は12Vで簡易防水機能が搭載、難燃性の素材を使用しています。
2021年式のファン、2020年式のファンにお使いいただけます。
ファン
2021年・最新型の空調風神服ハイパワーファン(ななめファン)セット「RD9110H」の場合、ファン1個あたり100gとなっています。
一方、2021年・最新型の空調風神服フラットハイパワーファンセット「RD9120H」は95gで、フラット型のファンの方が若干軽い仕様となっています。
どちらのファンを選ぶ場合においても、2020年以降のバッテリー(RD9110JかRD9090J)と併せてお使いくださいませ。2019年以前のバッテリーとは組み合わせて使うことはできません。
「エアークラフト」のデバイス重量
最後に「エアークラフト」ブランドにおけるデバイスの重量です。
バッテリー
京セラI.T製パワーバッテリー「AC260」の重量は、303gとなっています。最大13Vの高出力バッテリーですが、3つのブランドのなかでは最も重いバッテリーとなります。
ファン
京セラI.T製ファンユニット「AC270」は、1個あたり101gとなっています。最大出力の場合、毎秒70リットルもの外気を取り込める仕様です。
また限定カラーのモデルも発売されており、メタリックゴールド、メタリックグリーン、オーシャンブルー、スパイダーレッドの4色がラインナップされています。
ファン付きウェアを買う際には、重さも考えて選ぼう
今回は、ファン付きウェアのデバイス重量に注目して、空調服・空調風神服・エアークラフトの3ブランドのデバイス(ファン・バッテリー)を比較しました。
一般的に、着用する衣服の重量が重ければ重いほど、疲労感や肩凝りなどを感じやすくなります。しかしながらファン付きウェアの場合には、基本的には重いデバイスほどハイパワー出力が可能になるため、軽ければ軽いほどよい、という訳でもありません。
ファン付きウェアのデバイスを選ぶ際には、重量やパワー(出力・風量)を比較・勘案して、自分に合ったモデルを選択するようにしましょう。