このように、身体的にもリスク管理という面でも安全性の高い商品であるというのが、この作業服の特徴なのです。そのため、安全に関する配慮が求められる作業場で、ユニフォームとして採用することができます。
動きやすさを実現する工夫もなされているのもこの作業服の特徴を言えます。たとえば、背中には大きめのノーフォークが入っていて、腕の上下運動などがしやすい構造となっていますし、デザインのアクセントとなっています。
脱ぎ着がしやすいように、ファスナーではなく、前面はマジックテープ仕様となっているのもポイントです。ぶつかりによるケガを防止することもできます。
デザインは、ポケットがないということもあって、とてもシンプルでオーソドックスなスタイルです。素材はポリエステルとコットンの混紡で、ツイル生地となっています。
上述のように、ヤマタカ YT4800は見える位置にポケットが設けられていません。しかし、実際の作業のことを考えて必要な収納力を与えるために、左側の胸に内ポケットを付けています。収納スペースを限定しつつも、メモ帳などを入れやすい大きさになっていて、機能的です。
また、腰から尻周りにはアコーディオンバックを入れています。生地のゆとりがありますので、座ったり腰をかがめたりしても、背中が引っ張られる感じがないのでとても楽に動けます。また、首の後ろ側が引っ張りによって出てくることもないので、冬の寒さ対策としても役立ちます。袖口や裾口にはゴムでの絞り込みにより、だらしない感じがなく、手元作業の邪魔になることもありません。
作業がしやすい構造や工夫は足元にもなされています。たとえば、裾部分はゴムで絞り込んでいますので、足元にすき間が生まれず、動きやすくなります。引っかかりがなくなりますので、やはり転倒などのリスクを軽減してくれます。