空調服・風神服の寿命と費用対効果講座

空調服®・空調風神服って、どれくらいの期間使えるものなの？ 取り換える時期はどう判断すれば？ 結局コスパはいいの？

安くないお金を出して買う物ですから、色々気になりますよね。

ファン付きウェアも工業製品である以上、いつかは使えなくなる時が来ます。

本記事では上記のようなお悩みを持つ方々へ向けて、空調服・空調風神服に使うパーツの基礎知識からそれぞれの寿命、取り換えるべき時期、そして費用対効果について解説します。

空調服®・空調風神服につかう3つのパーツ

まず空調服®・空調風神服を構成するパーツについて、あらためて説明します。

空調服®・空調風神服は、ウェア、バッテリー、ファンの3つのパーツで構成されています。このどれか1つでも故障してしまうと空調服は機能しません。それぞれどのような役割を持つのか説明していきます。

ウェア

空調服®・空調風神服の衣服部分です。

形状は長袖型・半袖型・ベスト型の3つに大別され、フードが付いたモデルも多く存在します。着用者の身体を守り、ファンを通じて外気を内部へ取り込みます。

UVカットやチタン加工、帯電防止機能などが施されたものも多数あります。

デザインもさまざまで、落ち着いた無地のものやカジュアルな迷彩柄など多種多様です。

バッテリー

ファンを動作させるための電源です。ケーブルでファンに接続して使います。

空調服®・空調風神服ともにさまざまな種類が展開されており、パワー（電圧）の強いものや、スマートフォンのアプリから電源のON・OFFなどの操作がおこなえるもの等があります。

ファン

外気をウェア内部へ取り込むための小さな扇風機です。基本的には2個1セットで使用します。

ファンにも色々な種類があり、風量や連続稼働時間、使用するバッテリーなどの要素を考慮して選びます。

ファンの替えはこちら

パーツの寿命と取り替え時期

ウェア、バッテリー、ファンの3つのパーツにはそれぞれ寿命があり、いっぺんに全てが壊れるという事態は基本的にはありません。
したがって多くの場合、寿命を迎えた特定のパーツのみ取り換えることになります。

それぞれのパーツごとに、寿命と取り換え時期について解説します。

ウェア

ウェアは、この3点のなかでいちばん寿命の判断が曖昧なパーツです。

破れたり、ほころびがひどかったりする場合には空気が漏れてしまい空調効果を失います。また、作業中も気になるとたいへん危険です。上記のような破損が発生した場合にはすぐに取り換えましょう。

また大きな破損がなくとも、使い込んで汚れや型崩れしてくると衣服としては寿命といえるでしょう。

すなわち、一般的な作業服などと同様に、頻繁に使うものなら1シーズン、通常は2〜3シーズン程度で取り換えるのがベターです。

ウェアの替えが必要なら

バッテリー

バッテリーは、基本的には「最大充電回数に到達したら寿命」という判断でよいでしょう。多くのバッテリーは500回程度の充電回数が定められています。春夏シーズンのみの使用と仮定して、1日に1回充電する程度のペースで計算すると、しっかりメンテナンスを行い利用した場合は3〜4年ほどで寿命となります。

ただし購入したての性能が100だとすると繰り返し充電していく事で劣化し性能も徐々におちてくるので、「最近バッテリーの消耗が早くなってきたな……」と感じたら、少しずつ取り換える準備を始めたほうがよいかもしれません。

バッテリー替えが必要なら

ファン

3点のなかで、もっとも消耗しやすく、壊れやすいのがファンです。

ファンの寿命は、一般的な使い方の場合、2〜3年程度と見てよいでしょう。ファンが劣化すると同じ電力を消費しても冷涼効果が薄くなるため、コスト面からも損です。したがって、劣化が確認でき次第すぐに取り換えたほうがよいパーツといえます。

また寿命が近いサインの1つとして、異音の発生が挙げられます。たとえ3年経過していない場合でも、普段と違う音が鳴るようになったら「取り換えの時期」と捉えたほうがよいかもしれません。

ファンの替えが必要なら

費用対効果はいかほどか？

最後に、費用対効果について考えてみましょう。

算出方法は、まず耐用年数を概算します。そして出た数字を総費用から割ることで費用対効果を導き出します。

春夏シーズンのみの使用、つまりざっくり半年期間の活用とします。半年のあいだ、週5日・1日8時間のペースでの活用とすると、最大で4年間ほどの活用が期待できます。

標準的な電圧（6V）に設定して1日8時間使用すると、1ヶ月の電気代は40円程度。つまり半年で240円ほどとなります。空調服®︎・空調風神服が1セット15,000円程度として、年間の電気代が約240円。4年間の活用では電気代は960円程度です。つまり4年間の合計費用は15,960円となります。

この数字を4年間の半シーズン分（730日）で割ると、1日あたりのコストが算出できます。15,960÷730=20なので、

1日あたり20円！

たった20円を出すだけで、涼しく快適なコンディションが簡単に手に入り、仕事の生産性が向上します。空調設備の稼働機会を減らせることも期待でき、環境問題の改善にもつながる可能性があります。

費用対効果はバツグンですね。

空調服®・空調風神服 予備を持っておくのも正解

空調服®・空調風神服の寿命と取り換え時期、そして費用対効果についてご紹介致しました。

空調服®・空調風神服は非常に低コストで高い効果が期待できる、費用対効果の優れたアイテムとなっています。

その反面、繰り返す利用する消耗品でもありますので、こちらのページをご参考頂いて、寿命や交換時期を理解した上でご利用頂けますと幸いです。また正しいメンテナンス方法を守り使用することで、より長くご利用いただく事もかのうですので正しい知識を学んでご利用になられることをおすすめ致します。