プロが教える 防水加工 防寒服 ランキング10(1/19更新)
「雪の中での作業できる防寒服ってどれがいいかな…」
「雨天時にも着用できて、しっかり防水加工の効いたタフな防寒服が欲しいけれど、どれを選べばよいかわからない……」
ハードな現場で働くワーカーの方から、上記のようなお悩みをよくお聞きします。
今回は、「防水加工が施された防寒服」を防寒服のプロである私たちがランキング形式で10点選びご紹介いたします。
ハードな現場に役に立つ! 防水加工の防寒着
水場や悪天候時など、ハードな環境下での現場仕事には防水加工が施された防寒着が最適です。
選び方のポイントは、耐水圧(水の染み込む力を抑える機能)や透湿性(身体から排出される水蒸気や、水滴未満の汗をウェアの外に逃す機能)の数値をしっかり確認すること。
それぞれの数値の見方については、以下を参考にしてください。
耐水圧について
耐水圧は【mm】の単位を用いて表します。数値の目安としては、雨天時を例に挙げると、おおよそ以下の通りになります。
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300mm=小雨に対応できる
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10000mm=大雨に対応できる
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20000mm=嵐に対応できる
透湿性について
透湿性は【g/㎡/24h】という単位を用いて表します。何やら複雑そうに見えますが、簡単にいえば、ウェアの生地1平方メートルあたりが24時間で外に排出できる水蒸気・汗(水滴未満)の量の数値です。
一般的な成人における水蒸気・汗(水滴未満)の24時間の排出量は、おこなう運動別に分けた場合、おおよそ以下の通りとなっています。
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1200g=成人が何もしていない状態を24時間続けた場合
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12000g=歩行など、軽めの運動時を24時間続けた場合
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24000g=スポーツなど激しい運動を24時間続けた場合
上記の数値を踏まえ、実際の活用環境を考えて、適切な防水力を持つウェアを選ぶようにしましょう。それでは1位から10位まで、順番に紹介していきます。
1位 【J48383】 エコ防水防寒コート (自重堂)
1位は、自重堂のJ48383です。
本製品の耐水圧は【10000mm】で、透湿性は【4000g/㎡/24h】となっていま
す。
生地にシンサレートウルトラという高機能な中綿素材を使用しており、軽量・柔らかいシルエットながらも高い防寒性を誇ります。帯電防止機能も保持するため、静電気が発生しやすい現場においても活躍が期待できます。
前立ては防水仕様、襟はフリース仕様です。フードと袖口にはアジャスターが備わっているため、環境やコンディションに合わせて調節可能。エコマーク認定品であり、循環型社会実現のための法律「グリーン購入法判断基準」にも対応した製品です。
カラーラインナップにはグリーン、ネイビー、ワインの3種類が用意されています。
2位 【KR54234】 耐水性に優れた防水防寒コート(クロダルマ)
映えある第2位は、クロダルマのKR54234となりました。
本製品の耐水圧は【10000mm】で、透湿性は【5000g/㎡/24h】です。
コートタイプのため丈が長く、身体の多くの部分をカバー。生地素材にはナイロン100%、中綿にはシンサレートを採用し、裏地にはアルミプリントも施されているため、軽量ながらも高い保温性を誇ります。フードを被ることで、頭部までガード可能。襟裏はブロックフリース仕様となっています。前立はファスナーとマジックテープによりガッチリと覆えます。
ウェアの胸部分と背面には反射テープも備わっており、夜間作業においての安全面も向上。
雨天時や水場においてはもちろんのこと、あらゆる局面において活躍できる1着です。
カラーバリエーションはネイビー、グリーン、オレンジ、ブルーの4色展開となっています。
3位 【KR54233】 防水防寒ジャンパー (クロダルマ)
3位は、クロダルマのKR54233です。
本製品の耐水圧は【10000mm】で、透湿性は【5000g/㎡/24h】です。
ウェアの素材は、表地にナイロン100%、裏地にはアルミプリントが施されたポリエステル100%、中綿にはシンサレートのポリエステル100%を使用。また襟裏はブロックフリースになっており、首元も暖かく包み込んでくれます。軽量ながらも保温性が高く、耐久性にもすぐれたハイクオリティな1着です。
袖口はマジックテープ仕様となっており、絞ることで風や水の侵入を防ぎます。また胸元、背面には反射材が備わっているため、夜間や暗所での作業でも安心。
カラーラインナップにはグリーン、オレンジ、ネイビー、ブルーの4種類が用意されています。
4位 【BM786】 寒冷地対応高機能防水ジャケット (ビッグボーン)
4位には、ビッグボーンのBM786がランクインしました。
本製品の耐水圧は【10000mm】で、透湿性は【10000g/㎡/24h】です。
ジャケットタイプのウェアであり、フードは取り外し可能。生地素材にはナイロン100%を使用しており、軽量・頑丈です。
胸部分と左右の腰部分にはファスナー付きのポケットも配されており、物品をしっかりと収納できます。
カラーバリエーションが豊富に用意されており、ロイヤルブルー、グリーン、オレンジ、レッド、マゼンタ、ネイビーの全6色展開。寒冷地で映えそうな、明るくポップなカラーが多めです。
5位 【BM785】 寒冷地対応高機能防水コート (ビッグボーン)
5位は=、ビッグボーンのBM785となりました。
4位のBM786のコートタイプになり、丈が長めです。
本製品の耐水圧はBM786と同じで、【10000mm】で、透湿性は【10000/㎡/24h】となっています。
そのほか、素材や機能面もBM786と同一。
カラーバリエーションはBM786と同様に、ロイヤルブルー、グリーン、オレンジ、レッド、マゼンタ、ネイビーの全6色展開となっています。
BM786と迷った場合、カバー範囲を広げたい場合はこちらのモデルを選ぶと良いでしょう。
6位 【KR54201】 フード脱着式の防水防寒コート (クロダルマ)
6位は、クロダルマのKR54201です。
本製品の耐水圧は【10000mm】で、透湿性は【4000g/㎡/24h】です。
フードは着脱式で、天候や環境、嗜好に合わせて取り外し可能。素材には特殊な断面を持ち、防水性、防風性、吸汗性、UVカットなど多方面にすぐれた機能素材「ウェーブロン」を採用しています。制電性も持つため、静電気などが発生しやすい現場にもOK。背当てにはソーラーセンサー機能が付いており、太陽から暖かさを吸収して高い保温性も確保しています。
胸元と背面にはリフレクターが備えられており、夜間や暗がりでの視認性も向上。
カラーはグリーン、オレンジ、ネイビーの3色展開です。
7位 【KR54200】 フード脱着式の防水防寒ジャンパー(クロダルマ)
6位は、クロダルマのKR54200です。6位のKR54201のジャンパーバージョンになります。
本製品の耐水圧はKR54201と同様【10000mm】で、透湿性は【4000g/㎡/24h】です。
そのほか機能面やカラーラインナップ、サイズなどもKR54201と同一になっています。
丈が短く、動きやすい方が良い方々はこちらのバージョンを選ぶと良いのではないでしょうか。
8位 【BB8696】 防水防寒ジャケット (ビッグボーン)
8位には、ビッグボーンのBB8696がランクインしました。
本製品の耐水圧は【20000mm】で、透湿性は【4000g/㎡/24h】です。
今回ご紹介するウェアの中でもトップレベルの耐水圧を誇り、ドシャ振りの大雨にも対応できます。中綿にはキルト加工が施されたサンテート綿を採用しており、保温力も抜群。襟裏地はフリースのため、首元もポカポカ。素材には再生ポリエステルのエコ素材を使い、エコマークにも認定されています。機能面だけではなく、地球環境にも配慮が効いている1着です。
袖の内側はジャージ仕様となっており、風邪を防ぐほか、動作性も向上。
両脇のファスナーポケットや両胸のポケット、ペン差し付きの腕ポケット、内ポケットなど収納力も十分に備えています。
カラーバリエーションにはネイビー、グリーン、オレンジの3種類が用意されています。
9位 【BB8695】 防水防寒コート(ビッグボーン)
9位は、ビッグボーンのBB8695です。
8位のBB8696のコート丈バージョンになります。本製品の耐水圧はBB8696と同様【20000mm】で、透湿性は【4000g/㎡/24h】です。
そのほか機能面やサイズ、カラーバリエーションなどもBB8696と同一となっています。
BB8696では身体をカバーする範囲が狭く、もっと広範囲をカバーできるウェアの方が良いという方は、本モデルをお選びいただくと良いのではないでしょうか。
10位 【J48263】 エコ防水防寒コート(自重堂)
本日最後、第10位は自重堂のJ48263となりました。
本製品の耐水圧は【2000mm】で、透湿性は【4000g/㎡/24h】です。
シチュエーションを選ばないシンプルな外観が特徴的。カラーラインナップはネイビーとグリーンの2色展開です。襟は2重仕様、フリースが配されており、首元を暖かく包んでくれます。
両胸と両脇にはポケットが配されており、脇ポケットは手を出し入れしやすい被せ式になっています。また肘部分は動かしやすいタック仕様で、裾部分は濡れないように折り返し仕様となっていることもポイントです。リサイクル素材で制作されているためエコマーク認定品であり、環境にもやさしい1着となっています。
タフな現場でも防水加工の防寒服を活用して快適に作業しよう!
今回は「「防水加工が施された防寒服」を、ランキング形式にて10点ご紹介しました。
水場や雨天時など、タフな環境下の現場においては防水加工の防寒服が大いに活躍してくれます。
耐水圧・透湿性のスペックをしっかり確認して、適切なウェアを選ぶようにしましょう。