寒い地域の野外作業に最適! ツナギ型防寒服の魅力とは?(2022/9/17更新)

ジャケットタイプやブルゾンタイプなど、防寒するための衣服にもさまざま型があり、色々と比較してから選びたいという人も多いかもしれません。 上記のような型とともに選択肢に加えてほしいのが、上着とズボンが一体化した“ツナギ”型の防寒服です。

寒冷地での業務や作業には、防寒対策が必須です。

最も簡単な対策は保温性の高い衣服を着用することですが、ジャケットタイプやブルゾンタイプなど、防寒するための衣服にもさまざま型があり、色々と比較してから選びたいという人も多いかもしれません。

上記のような型とともに選択肢に加えてほしいのが、上着とズボンが一体化した“ツナギ”型の防寒服です。

今回は、ツナギ型の防寒服の魅力について、さまざまな観点から迫ります。

ツナギ型の防寒服とは?メリットとデメリット

つなぎ 防寒着

一般的に、上下の衣服がひとつなぎで構成されているウェアのことを“ツナギ”と呼びます。ジャンプスーツとも呼ばれています。身近なところでは、車の整備士や塗装業の方々などが着用しているイメージがありますね。

一般的なツナギは、首元から股までの間にファスナーが縫い付けられており、多くは下からも上からも開けやすいダブルファスナー式を採用しています。男性がトイレで用を足す際に便利な構造なのです。

ツナギ型のウェアはすべての生地が一体につながっているという構造から、作業着や防寒着として着用する上では多くのメリットがあります。

ツナギ型防寒服のメリット

ツナギ型防寒服のメリットを解説します。

保温性が高い

一般的な上限分離型の防寒服の場合、上着と身体の隙間から風が入ってくることがあります。ツナギ型の防寒服には上着の裾が存在しないため、風を防いで保温性を高めることができるのです。

機械や物に引っかかりづらい

上着の裾がないことから、作業中などに機械に巻き込まれづらい構造になっています。また物を運搬中などにも生地の布が引っかかりづらくなります。

上下で布地がつながっていることにより、事故を防いだり、物を破損させたりする可能性を低減させることができるのです。

汚れを落としやすい

ツナギ型は上下がつながっていることから、付いてしまった汚れを簡単に落としやすい構造になっています。

洗濯機をする際にも、上下バラバラに洗濯機に入れる必要もなく、とても楽ちんです。

ゴミや埃、油などが入りづらい

一般的な上下分離タイプの防寒服を着用している場合、さまざまな体勢で作業をしていると上着の裾部分などから小さいゴミや埃、粉塵、油などが入ってきてしまう可能性があります。

ツナギ型の防寒服であれば、ゴミ・埃などの侵入リスクを低減させることができます。

虫に刺されづらい

ツナギ型防寒服は、お腹や背中などが虫に刺されづらいという利点もあります。

たとえ冬場でも虫に刺される可能性はありますから、冬季などの寒い時期であっても、虫刺され対策としてツナギ型を選ぶメリットは十分にあります。

ベルトがないことによるリラックス感

ツナギ型にはズボンを引き締めるベルトが存在しないため、体への締め付け感がなく、ゆったりした着用感を得ることができます。

また、作業中に余ったベルトが資材や機械などに巻き込まれるというリスクも解消することができます。

ツナギ型防寒服のデメリット

ツナギ型防寒服にもデメリットは存在します。

慣れるまでは着脱しづらい

ツナギ型防寒服の一番のデメリットともいえるのが「着脱の面倒さ」です。

日常において、もっとも面倒なシーンはトイレ時でしょう。下腹部にファスナーが備わっているタイプであればよいのですが、そうでないタイプの場合には、トイレに行く際に毎回ファスナーを上から膝下程度まで降ろさないといけません。

体温を逃しにくい

ツナギ型は保温性が高く体温を逃しにくいため、基本的には、寒い冬においてはメリットです。しかし暖房の効いた部屋や工場など、着用環境によっては暑くなりすぎてしまい、身体の調子が悪くなってしまう可能性があることに注意しましょう。

ツナギ型の防寒服は寒冷地での作業に最適!

ツナギ 防寒服

寒冷地での業務に、ツナギ型は人気です。

保温効果が高いのはもちろんのこと、上着の裾の隙間がないために雪が侵入することを防ぐことができるからです。

つまり、雪かきなどの除雪作業を頻繁に行う必要のある寒冷地・豪雪地帯での作業には非常に便利なウェアといえます。

冬場の漁にもピッタリ! 漁師にもツナギ型防寒服がオススメです

漁師の仕事には、水がつきものです。

漁で魚を釣る際、釣った魚をさばく際、魚を運搬する際など、仕事のあらゆる局面において、水はねや水の染み込みなどに注意する必要があるからです。

そしてもちろん、冬場の漁においては、特に保温効果の高い防寒服を着用する必要があります。

したがって漁のお供としては、裾に隙間があり上下分離型の防寒服よりも、生地が一体化されたツナギ型の防寒服の方が、さまざまな観点から好ましいといえるのです。

昨今のツナギは、機動性に優れている

つなぎ 防寒服

昨今のツナギ型防寒服は機動性が高く、動きやすさや作業性に優れたモデルが多数登場しています。

一般的にツナギ型の作業着は、寝転がったり膝をついたり、さまざまな動作が要求される現場で使用されやすい製品です。

したがって、膝部分をサポートする仕組みが考えられており、大きく動いた際の突っ張り感を軽減するような構造のウェアが多く提供されるようになりました。

ツナギ型の防寒服を選ぶ際には、機動性の高さや動きやすさについても確実にチェックしましょう。

ツナギ型防寒服は、価格の安さも見逃せない

ツナギ型の防寒服は、安価に防寒対策を講じたい場合にも便利です。

一般的に、防寒服は上下に分けて購入するよりもツナギ型防寒服を1着買う方が安くなる場合が多く、コストパフォーマンスに優れた経済的なアイテムといえます。

サイズの選び方

ツナギは、一般的な上下別の衣服とは違った構造のため、同じ感覚でサイズを選ぶと失敗してしまう可能性があります。

身長・肩幅も重要ですが、重要なのは、ウエスト周りのサイズ感です。ツナギはひとつなぎになっているため、ウエストが苦しいとファスナーを完全に閉めることができず、軽快に動くことが難しくなってしまいます。多くのツナギは腰部分が調整可能になっていますが、小さすぎるサイズを選んでしまうとどうにもなりません。

秋冬は中にインナーを着込むことも考えられるため、防寒ツナギは1サイズ大きめくらいを選んでおくと、ちょうどよいかもしれません。

保温インナーの着用でさらに暖かく

ツナギ型防寒服とあわせて、「保温インナー」と呼ばれるタイプの肌着を着用するのがオススメです。

一般的な保温インナーは、細かい繊維で作られているため、体にしっかりとフィットし、筋肉の動きをサポートすることができます。汗を素早く吸収する効果を持ちます。また「吸湿発熱素材」という、人間の身体から排出された汗や水蒸気を素早く吸収して熱に変えることにより、身体を暖めることのできる機能を持つ製品も多く提供されています。

 

寒い環境での業務にはツナギ型の防寒服がオススメ!

つなぎ 作業服

今回は、ツナギ型の防寒服について、着用するメリット・デメリットから、活用に適した環境・業種まで解説しました。

ツナギ型の防寒服は、生地が一体につながっている構造から、保温性や機動性、安全性、洗いやすさなど、さまざまなメリットがあります。

今冬の防寒対策には、是非、ツナギ型の防寒服を選択肢に加えてみてはいかがでしょうか?

防寒ツナギ RV790

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