今やコタツは着る時代! はじめての電熱服選び講座(2023/12/4更新)

初めての電熱服(電熱ヒーターウェア)

寒くなってくると、コタツに入ってヌクヌクしたくなりますよね。
「ずっとこのまま生活したいなあ…」
そのように思ったことのある人も多いかもしれません。
そんな希望を叶えることのできるアイテムが、「電熱服(電熱ベスト)」です。
電熱服(電熱ベスト)は、まさにコタツを着用しながらのように生活することができる、高機能なワークウェアです。
今回は、初めて電熱服の購入を検討している人向けに、さまざまな観点からの選び方を解説します。

電熱服(電熱ベスト)とは?

電熱服(電熱ベスト)(電熱ヒーターウェア)って何?
電熱服(電熱ベスト)とは、衣服に装着した発熱体(電熱ヒーター)の効果により、短い時間で着用者の身体を暖めることのできるワークウェアです。
いわば、空調服(ファン付き作業服)の冬バージョンのような位置づけのアイテムといえます。
真冬の屋外仕事や寒冷地での業務、もちろん一般家庭での活用にもオススメです。
電源をONにした瞬間からポカポカ暖まってくる感覚はとにかく最高で、まさに“着るコタツ”と言っても差し支えのない、最高の製品なのです。

電熱服(電熱ベスト)を使うには何が必要?

電熱服(電熱ベスト) ウェア
電熱服(電熱ベスト)の活用には、ウェア(衣服)、発熱体、バッテリーの3つの部材が必要になります。
1式セットになっている製品を買うか、バラ売りの部材をそれぞれ好みで購入し、組み合わせて使うのかは自由です。活用する環境を考えて購入しましょう。
以下、それぞれの部材について、詳しく説明して行きます。

ウェア(電熱服(電熱ベスト) 服本体)

電熱服(電熱ベスト)の本体、衣服部分になります。一般的な衣料品と同じように、生地にはさまざまな素材が使用されています。ジャケット型やブルゾン型、ベスト型などの形態が存在しており、作業の目的や着用する状況に合わせて選ぶことができます。

発熱体(電熱ヒーター)

ウェアを暖めるための発熱体です。バッテリーに接続して使用します。ウェアの内部にもともと内蔵されているタイプと、必要に応じて取り外しができるタイプがあります。
取り外しができるタイプの場合、一般的に1?2枚の発熱体を使用します。気温や体のコンディションなどに合わせて、使用する枚数を調整することができます。1枚使用する場合と2枚使用する場合では、バッテリーの持続時間が変化します。
また、市販されている多くの電熱服(電熱ベスト)においては、低音やけどや火事を未然に防ぐため、過剰な高温度になりすぎないように自動調節する制御機能が備わっています。事故や災害が起こるリスクも低いため、安心・安全な仕組みです。

バッテリー

発熱体を暖めるためのバッテリーです。一般的な電熱服(電熱ベスト)には、おもに充電式のバッテリーが使われています。電圧の強弱を付けることにより、発熱体の温度を変更することができます。
電熱服(電熱ベスト)専用のバッテリーのほか、家電量販店などで市販されているモバイルバッテリーを使用することができます。
また、「雷神服」というブランドの電熱服(電熱ベスト)においては、電動ファン付き作業服の「空調風神服」ブランドで提供されているバッテリーを流用することができます。
バッテリーの持ち時間は発熱体の量、電圧(温度の強弱)により大きく変化しますが、ざっくりいえば5時間から15時間ほどの使用が可能です。

どのような観点で選ぶべきか?

はじめて電熱服(電熱ベスト)を選ぶ方々は、どのような観点を持って製品を選ぶべきなのでしょうか?
もちろんデザインやブランドの好みで選ぶこともOKですが、以下のようなスペック・機能面へと目を向けることにより、着用時の快適さや、日々の取り回しの簡便さが変わります。

1.発熱体で選ぶ 一体型か、取り外し型か?

一体型電熱服(電熱ベスト) 着脱型 電熱服(電熱ベスト)
電熱服(電熱ベスト)の発熱体は、ウェアに内蔵されている一体型のタイプと、自由に取り外しや数の調整が可能な取り外し型のタイプに分けることができます。
以下、それぞれのタイプのメリット・デメリットについて、解説します。

一体型のメリット・デメリット

ウェアの繊維に、熱を伝えやすいカーボンなどを直接組み込んだタイプが「一体型」の発熱体です。
一体型のメリットは、導入費用の安さです。
一体型の電熱服(電熱ベスト)は、ウェアとバッテリーを用意するだけであり、発熱体を別途用意する必要がありません。したがって、取り外し型に比べると安価に導入することができます。
逆にデメリットは、何か破損や故障などの不具合が起きた場合に、ウェアを丸ごと修理に出さないといけなくなることです。
また、一部の商品は洗濯機で洗うことが不可能になっており、その場合には手洗いでの洗濯が必須になります。

取り外し型のメリット・デメリット

取り外し型の発熱体のメリットは、部材ごとに修理・交換が可能であることです。
発熱体・ウェアのいずれかが使用不能になってしまった場合には、その部材のみを再購入することで再び活用することができるため、経済的です。
また、日々の洗浄が用意であることも利点です。
取り外し型の場合、発熱体を外して洗濯することができるため、ほとんどのモデルで洗濯機を使用して洗浄することができます。仕事で毎日着用するような方の場合には、洗濯機を使って洗浄できるということは大きなメリットとなるでしょう。

2.バッテリーで選ぶ 専用バッテリーか?市販のバッテリーか?

モバイルバッテリー
電熱服(電熱ベスト)は、付属・もしくは別途購入する専用のバッテリーを使う製品と、市販のモバイルバッテリーを使用する製品に分けられます(専用バッテリーが用意されている製品においても、多くの場合モバイルバッテリーは使用可能です)。
それぞれ、どのようなメリット・デメリットがあるのか解説します。

専用バッテリーのメリット・デメリット

専用バッテリーのメリットは、電熱服(電熱ベスト)専用品であるためトラブルも比較的少なく、安心・安全に使用することができることです。
デメリットとしては、市販のモバイルバッテリーよりも高価であることと、スマートフォンなどのほかの用途への流用が不可能なことの2点が挙げられます。

市販のモバイルバッテリーのメリット・デメリット

市販のモバイルバッテリーを使うメリットは、なによりも「安価である」ということです。また、最寄りの家電量販店やコンビニなどで比較的簡単に手に入れられることも利点といえます。
またスマートフォンなど、ほかの電化製品にも流用できるユーティリティさも大きなメリットのひとつです。
デメリットは、電熱服(電熱ベスト)の仕様によっては使用不可能な場合があることです。

3.洗濯方法で選ぶ 洗濯機で洗う?手洗いで洗う?


電熱服(電熱ベスト)には、洗濯機で洗えるモデルと、手洗いでしか洗えないモデルがあります。洗濯機で洗えないから劣っているというわけではなく、手洗いにもさまざまな利点があるのです。
以下、それぞれのメリット・デメリットを解説します。

洗濯機洗いのメリット・デメリット

洗濯機で洗うメリットは、何よりも簡便であるということでしょう。
仕事で使うのであれば毎日の洗濯が必須ですから、手間なく洗濯機に入れてスイッチを押すだけで綺麗になるのであれば、それに越したことはありません。
デメリットは、洗濯ネットを使用しない場合には発熱体がダメージを受けてしまう場合があることです。電熱服(電熱ベスト)の多くのモデルでは、ほかの衣類と絡んで損傷・変形しないように、洗濯ネットを使用して洗濯することが奨励されています。

手洗いのメリット・デメリット

手洗いで洗うメリットは、ウェア・発熱体が痛まないことです。それぞれの部材の消耗を防ぎ、製品の寿命を長持ちさせることにつながります。
また、ほかの衣類から色移りする心配がないことも利点です。
デメリットは、何よりも面倒くさいということでしょう。毎日のように仕事で着用するのであれば、なおさらかもしれません。

他にもさまざまな特徴のある電熱服(電熱ベスト)

昨今は、電熱服(電熱ベスト)の市場へ参入するメーカーが増えることにより、さまざまな特徴・便利な機能を持つ電熱服が登場するようになりました。

前面と後面に発熱体が付いている電熱服(電熱ベスト)

前面と後面に発熱体が付いている電熱服(電熱ベスト)
アタックベースの「APEX WIN」というモデルでは、ウェアの内蔵発熱体が、前面と後面に用意されています。
暖める面が2カ所あることにより、着用者のコンディションに合わせて暖房効果を細かく調整することができるのです。

空調風神服のバッテリーが使用可能な電熱服(電熱ベスト)!

空調風神服のバッテリーが使用可能な電熱服(電熱ベスト)
「雷神服」というブランドの電熱服(電熱ベスト)においては、電動ファン付き作業服の「空調風神服」ブランドで提供されているバッテリーを流用することができます。
夏は空調風神服、冬は雷神服という形で、ひとつのバッテリーを使い回すことが可能なため、とても経済的です。

はじめての方におすすめの電熱ベスト

電熱ベスト G8049

1位は コーコス ボルトヒートの電熱ベストです。アウトドアテイストのデザインが人気で、ワーキングでもプライベートでも使いやすいアイテムとなっています。市販のモバイルバッテリーも使用できるのが便利です。
電熱ベスト G8049
電熱ベスト G8049

電熱ベスト AT40000

第2位は、ワークウェアメーカーのアタックベースが提供する電熱服「Wスイッチヒートベスト」です。ウェアの前面部と背面部の2箇所に発熱体が内蔵されているので、着用者の体調などに合わせて微細な温度調整が可能になっています。
電熱ベスト AT40000
電熱ベスト AT40000

電熱ベスト G8089

3位は コーコス ボルトヒート ブランドのグラフィカルなペイントデザインが人気の電熱ベストです。スタイリッシュなデザインのでON/OFFの時も使えてます。市販のモバイルバッテリーも使用できる点が人気です。
電熱ベスト G8089
電熱ベスト G8089

電熱ベスト KR54801

KURODARUMA の電熱ベストです。こちらのウェアは発熱体を取りあ外せる分離型タイプなので、洗濯機で洗濯できるメンテナンスの高さが魅力です。色味は落ち着いた「ブラック」と、お洒落な「迷彩ブラック」からお選び頂けます。
電熱ベスト KR54801
電熱ベスト KR54801

自分に合った電熱服(電熱ベスト)を選んで、快適な冬を過ごそう

今回は、初めて電熱服(電熱ベスト)を購入する方へ向けて、さまざまな観点からの選び方を解説しました。
電熱服は、電気の力で衣服を素早く暖めることで、身体を保温することのできる、高機能なワークウェアです。
活用環境やライフスタイルを踏まえて、自分に合った電熱服を選びましょう。
空調服ステーションでは、電熱服(電熱ベスト)を、特別価格にて多数取り揃えています。