医療現場で求められるスクラブの選び方 徹底解析

医療現場で求められるスクラブの選び方

そもそもスクラブとは?

スクラブを着る看護師

スクラブとは半袖で首元がVネックになっている医療用の白衣の事を指します。
「スクラブ」の語源は「ごしごし洗う」といった意味となり、頑丈な素材が使用されているので強く洗っても生地が痛みにくい事が特徴です。従来の白衣と違いカラーバリエーションが豊富でチーム分けや患者からの視認性の向上の為に使用される場面も多いです。

医療現場の白衣からスクラブへの遍歴

白衣の歴史

ナース服の歴史

医療現場で主となっていた「白衣の天使」とも言われた主流のワンピース白衣から
スクラブへの遍歴を調べてみると、深い長い歴史が見えてきました。
かつてのナース服は教会で神の教えを伝えていたシスターと呼ばれる人たちが看護をしていた事からシスターの格好の名残が当初のナース服に反映されていました。

戦後になると綿100%生地が広まりはじめ、ワンピースの丈も短く膝丈くらいになり
動き易くなっていきます。徐々に白の他ピンクやブルーなどのカラー展開やデザインにもこだわる様になりました。又、扱い易いポリエステル生地を採用し、機能性も高まりました。この様に、中世から徐々に進化と改良が進められおしゃれなデザインにも注目が集まります。

スクラブの広まり

アメリカでは、ナース服は患者に不安を与え緊張感を煽るという声が高まり
現在のラフなスタイルのスクラブが誕生するきっかけになりました。
患者が緊張感なく精神的にリラックス出来る様にとの願いもあった様です。
その後、世界中にスクラブが広がり日本にも多く用いられる様になりました。
現在では、スクラブを導入する病院や医療現場が多く見受けられます。

スクラブの特徴

スクラブを着る看護師

スクラブの素材

ポリエステル素材で耐久性があるので医療現場の薬品や血液が付着して強く洗っても
傷みが少ないのに併せ、速乾性があるので不規則で何度も着替えが必要な医療現場では
お洗濯後直ぐに乾くという必要不可欠な条件をスクラブは満たしています。

スクラブのデザイン

スクラブはゆったりと着用出来るので敏速な動きが必要な医療現場でも動き易く
窮屈さを感じません。デザインもサイズも豊富な為、自分にあったデザインや
サイズを選んで頂く事でストレスを感じません。

様々な現場で導入されているスクラブ

現在、スクラブは病院やクリニックは勿論、エステ・介護施設・マッサージなどの鍼灸整体院など様々な施設で着用頂いています。カラーバリエーションもかなり豊富にあるので使い分けする事が出来るので効率的でもあります。衛生面も安心が出来るので画期的なユニフォームとして、治療や体に触れるお仕事にはお奨めです。

スクラブの選び方の重要ポイント

スクラブを選ぶポイント

価格で選ぶ

スクラブは、コートタイプやワンピースタイプに比べても価格が安いのが特徴です。
どうしても薬品や血液が付着する為、清潔感を求められる医療現場では着替えも相当枚数必要となり、そうなればコストも嵩み大きな予算組が必要になるのです。従業員の人数や着用される人数や枚数により予算組が必要になるかと思いますがそれぞれの予算に合わせて選べる幅広い値段設定が嬉しいPointです。スクラブは1000円~と品質も良くコストパフォーマンスも良いのでスタッフ皆で揃えてもコストを抑えられます。又、逆にイメージ重視の高いデザイン性とより高い品質を求められる場合はブランドのスクラブやデザイナーとのコラボスクラブなども人気です。それぞれの求める内容により価格を定めるのもポイントでしょう。

サイズ選び

スクラブは、サイズが合わないと逆に不衛生だったり安全性が低くなったり動きづらくストレスになったりと自分にあったサイズ選びは重要になります。サンプルで貸し出し出来る出来ないという問題があるかと思いますが、サンプル分を買い取ってでも試着できる環境は必要かと思います。スクラブは、マタニティ仕様にものもありますので妊婦さんも気にせず産休まで皆と同じユニフォームでお仕事が出来ます。

<h3カラー選び

スクラブはかなりのカラー展開で施設や病院などそれぞれの企業イメージでカラーを選択できます。又、部署やチーム・担当毎にカラー分けする事も出来ます。カラーでイメージは大きく変わるのできちんと考えられる事をおすすめします。又、患者さんやお客様からの視認性の事もあり派手めな色を選ばれる事が多いです。日本でも、当初は「白」のスクラブの導入が大半を占めていましたが徐々に「白」は数少なくなり、明るいカラー(暖色系)や黒や紺のシックなカラーの需要が広がっています。

スクラブと白衣の今後は…

快適なスクラブを働こう

本来、医療現場のユニフォームは白衣でドクターコートはボタンが付いていたり衣服の上から羽織るものだったりと安全性の面や衛生面では色々問題点はありました。
医師も看護士さんも定着したイメージから白衣を着用せざる終えないという状況から現在では、広がりを見せているスクラブが幅広く導入される様になり安全性、衛生面の改善は勿論の事、白衣の様に恐怖感や不安を煽る事無く患者にもリラックスして貰えるユニフォームとして広まりをみせている様に思います。実際に、白衣の看護士さんや医者の前では緊張して血圧があがる。という事例も有る様です。実際に子供達も、白衣の先生は怖がるけどスクラブの看護士さんにはにこにこしてお話しできる。という事も実際多くあります。私どもも、スクラブを着用しているスタッフの方を目にする機会も増えています。ですが白衣は白衣の良い部分、スクラブはスクラブ、それぞれ良い部分がざいますので、互いに相乗効果で進化していく今後が楽しみです。。

豆知識(スクラブ人気のカラー)

たくさんの種類のスクラブ

以前は、医療現場での人気カラーは「白」でしたが最近ではカラーバリエーションも増え「白以外」のカラーを選ばれる事が多くなりました。その中でも、「ネイビー」「紺」はダントツの1位だそうです。理由は、「汚れが目立たない」「細く見える」とは別に色のもつ効果が影響している様です。「ネイビー」はリラックス=気持ちを落ち着ける効果があり、患者さんやお客様へストレスを和らげる効果がある様です。又、冷静さを高める効果=集中力を上げミスを防ぐという効果もあります。着用する人、見る人双方の立場から考えても「ネイビー」は医療現場には最適のカラーと言えそうです。是非、参考に御検討して頂ければ幸いです。

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