空調服・ユニフォームの加工方法を徹底攻略[刺繍・ワッペン編]

ユニフォームへのマーキング 加工方法について「刺繍・ワッペン編」

空調服・作業服に企業ロゴ刺繍を入れるだけでユニフォーム感がアップ

刺繍ミシン

制服を導入するメリットはたくさんありますがその中でも、ユニフォームを使って便利さや安全性だけでなく、意識的なところのメリットもあります。
それは、制服を着用し、外部の人に認識してもらうことで会社の知名度をあげ、ブランド構築につながること、また、従業員が同じ制服を着用することで、所属する会社の集団としての意識が芽生えモチベーションアップに繋がることです。
今回はそんな制服のイメージアップ、モチベーションアップの部分について、取り上げていきます。同じデザインの服を着る、同じ色目の服を着る、これでも同じ服を着ているという意識出来ますが、それだけでは十分ではありません。カップルや友達同士などで少し特徴的なデザインが入った服を着ることでよりペアルック感が出せるように、会社の制服へもプリント、刺繍などの加工をすることで、一体感や外部の人への認知度アップに繋がります。会社で採用される作業服などには、最初から、プリントなどデザインが入っているものは少ないため、後からプリント、刺繍など加工を入れていくことになります。その中でも特に会社の制服で採用が多いのが刺繍、ワッペンです。

ユニフォームへの刺繍加工について

刺繍加工について

作業服などへの加工として一番ポピュラーなのが刺繍です。
刺繍は他の加工方法と比べますと耐久性があり、ハードな現場作業や火を扱う現場で着用する作業服などへの加工としてもおすすめ出来ます。
刺繍で社名を入れることや会社のロゴを刺繍で再現することも可能で、刺繍は独特の立体感が生まれるため、他の加工と比べ高級感のある表現が可能です。

刺繍には版が必要

現在の刺繍は、刺繍のデザインを1つ1つデータで管理し、刺繍ミシンの機械に読み込ませて刺繍を入れていくため、データの管理が必要になります。
また、刺繍ミシンを動かすためのパンチデータと呼ばれるデータを作成する必要性があり、作成には特殊な技術が必要になります。
そのため刺繍を新規でさせて頂く際は、型代を頂いております。
型代は大きさ、色数、デザインによって変わってきますので、お問い合わせ頂き、内容をお伝えいただければと思います。
型代については、新規で作成する際に必要になりますが、追加に関しては、必要はございません。
ただし長期間空いた後の追加になりますと一度お問い合わせを頂ければと思います。

刺繍の書体について

企業刺繍の定番といえば社名の刺繍ですが、社名刺繍には書体が大きく分けて3種類ございます。

刺繍の種類

書体紹介「楷書体」

社名刺繍で一番ポピュラーな書体です。少し筆で書いたような書体で、明朝体、ゴシック体より柔らかみや温かみがあります。漢字、ひらがななどで多く使われます。

書体紹介「明朝体」

漢字の場合、楷書体の次に多い書体が明朝体です。新聞や書籍に多く使われる書体になりますので、伝統的で権威のある雰囲気を出すことが出来ます。

書体紹介「ゴシック体

カタカナ、ローマ字の場合に多く使われる書体です。直線的な書体になっておりますので、インパクトが強く、見やすい書体になっており、力強い雰囲気を出すことが出来ます。

刺繍を入れる場所について

ユニフォームに刺繍をお入れする場合、左胸が一番多い刺繍位置になります。これには、人間の視覚の構造的に一番先に目に入りやすい位置だからと言われております。
その他には、左右の袖や襟下にワンポイントでお入れさせて頂くことが多くなっております。
どの場所にお入れしても違和感なく入るのが刺繍の強みです。

刺繍の大きさと価格について

刺繍の費用は、色数、針の打ち数、刺繍の位置によって変わってきます。一般的に社名刺繍でお入れする刺繍のサイズで300円~600円から、3000円を超える大きな刺繍までございます。

注意点 刺繍不可の条件

ユニフォームで汎用性の高い刺繍ですが、気をつけなければならないことがございます。刺繍は実際の針と糸を使いデザインを再現していくため、細かいデザインの場合、潰れてしまうことや、グラデーションを出すことが出来ません。
また、大きい刺繍の場合、糸が生地を引っ張ってしまい、刺繍の周りにシワが出来てしまいます。

刺繍を注文する手順 加工期間

一般的な刺繍の手順をご紹介致します。
刺繍をお入れするデザインを決定

メールなどでデザインを送付

刺繍を入れる位置、刺繍のサイズを打ち合わせ

刺繍をいれる商品を手配

刺繍型を作成

刺繍型が出来上がったら刺繍をGO!

ワッペン加工に向いている企業様

ワッペン加工について

刺繍との違い

刺繍ワッペンが一般的ですが、ワッペンには織ネームワッペン、刺繍ワッペン、織ネームと刺繍ワッペンのハイブリットワッペン、合皮ワッペン、昇華転写ワッペンなど多数ございます。それぞれに特長があるため、デザイン、出来上がりのイメージ、予算などをお伺いさせて頂き、最善のご提案をさせて頂きます。ワッペンはベースの商品の生地に影響されないため、一度作ってしまえば、プリントや刺繍が難しい商品にも様々な商品に付けることが出来、採用されている商品数が多い企業様にはおすすめです。

ユニフォームへのワッペン加工について

ワッペンのデザイン

ワッペンは一般的な四角形の他に丸形やご希望の形に作成することが可能です。
また、同じデザインでも採用するワッペンの種類によって印象が違って見えるため、出来上がりのイメージや予算、数量によって最適な仕様、デザインが変わってきます。

ワッペン加工にかかる費用

作成をさせて頂く際、初回に型代がかかってきます。また、サンプルの作成をする場合、サンプル作成費用、1枚あたりのワッペン代となります。

ワッペン加工の注意点

ワッペンは作成する数量によっても大きく金額が変わります。
追加の際、数量が少なくなると費用が高くなってしまうこともございますので、
注意が必要です。

ワッペンを注文する手順 加工期間

デザイン、サイズ、数量の決定

デザインの入稿

サンプルの確認(サンプルを作成の場合)

本生産

到着

加工期間は、繁忙期、閑散期の時期、数量、内容によって前後致しますが、本注文をいれてから、2週間~4週間程度です。

刺繍やワッペンを入れて一体感のあるユニフォームを作ろう

せっかく揃えたお揃いのユニフォームはそのままでも十分ですが、お値段時間はかかりますが、刺繍やワッペンを入れてより一体感のあるユニフォームを作っていきましょう!

ユニフォーム相談窓口