良いものだから長く使いたい! 電熱服(電熱ウェア)のメンテナンス方法を解説(2023/10/26更新)

電熱ウェア(電熱ベスト)のメンテナンス方法

電熱ベスト(電熱ウェア)は、電気の力を使って発熱し、着用者の身体を素早く暖めることのできる冬に欠かせない画期的な防寒アイテムです。
「良い製品だからこそ、長く使用したい!」このように考える人は少なくないでしょう。
今回は、電熱ベストのメンテナンス方法について詳しく解説していきます。

電熱ベスト(電熱ウェア)はなぜ暖かい?

電熱ベストはなぜ暖かい?
バッテリーを使って電気の力で発熱させ、身体を暖めることのできるウェアを「電熱ウェア」といいます。または、電熱ウェア、ヒーターウェアなどとも呼ばれています。電熱ウェアには、電熱ベスト、電熱ブルゾンやグローブ、パンツなど様々です。
1枚羽織るだけで十分に暖かくなることから、業務時の防寒対策のウェアやアウトドア時、スポーツ時のウェアなど、多様な環境下にて着用される方が急速に増えています。着膨れすることなく防寒できるため、タウンユースとして使用する人も増加中の高機能ウェアなのです。
効果の秘訣は、ズバリ『発熱体』の存在です。
電熱ベストに使用される発熱体は、ウェアに内蔵されている一体型と、取り外しが可能な分離型の2種類が存在します。
それぞれのタイプについて解説します。

発熱体一体型(取り外し不可)の電熱ベスト

発熱体が一体型となっている電熱ベストの多くは、ウェアの内部に電熱線を内臓して、バッテリーをつなげて電気の力で発熱させる仕組みになっています。電熱線は金属原子でできており、電気を流すことにより電子が移動し、やがて原子や分子と接触することにより熱を生み出すのです。
つまり、電熱線内蔵タイプの電熱ベストは、アイロンやストーブなど、一般的な家電製品などと同じような原理で発熱しているということになります。また、一部にはウェアの生地自体に発熱素材を織り込んで、繊維自体が発熱する仕組みになっている製品も存在します。発熱体一体型のアイテムの特徴としては価格的にリーズナブルな商品が多いのも魅力の1つです。
発熱体一体型の電熱服

衣服との発熱体分離型(取り外し可能)の電熱ベスト

発熱体とウェアが分離できるタイプの電熱ベストは、発熱体をウェアの内部のポケットへ収納して使用します。発熱体分離型の電熱ベストで代表的な製品は、ワークウェアメーカーのサンエスが提供する「雷神服」ブランドなどがあげられますです。発熱体分離型の特徴としては一体型のものと比べて少し価格帯の高いものが多く専用のバッテリーが用意されているものが多いです。その代わり高出力なものが多く長時間・高い温度にて暖めることが可能です
発熱体分離型の電熱服

発熱体の種類によるバッテリーの違い

電熱ウェアの種類

電熱ベストの洗濯方法

電熱ウェアの洗濯方法
電熱ベストは、一般的な衣服と同様に、汚れたら洗濯が必要になります。
しかし、発熱体のタイプによって、洗濯機で洗えるものと、手洗いでないと洗ってはいけないものに分けられます。
以下、それぞれの条件にあわせて洗浄方法を説明します。

洗濯機に入れて洗うことができる電熱ベスト

基本的には、洗濯機に入れて洗うことができる電熱ベストは、雷神服のように発熱体が分離しているタイプの製品です。使用後は発熱体を取り出し、ウェアだけ洗濯機に入れることになります。

手洗いで洗える電熱ベスト

基本的に、発熱体が内蔵型である電熱ベストは、一部の製品をのぞいて手洗いで洗浄することになります。
例外として、「HOTPIA」というブランドの電熱ベスト(発熱体内蔵型)は、生地の繊維自体が発熱する仕組みになっているため、洗濯ネットを利用して洗濯機に入れて、弱の強さであれば洗濯することができます。

バッテリーの保管方法

電熱ウェアのバッテッリー保管方法
次に、電熱ベストをしばらく使用しない時期においての、バッテリーの保管方法について説明します。

バッテリーの電池容量

電熱ベストで使用されているバッテリーは、基本的にリチウムイオン電池が使われています。
リチウムイオン電池の特性として、自己放電をすることや、過充電に弱いことが挙げられます。
しばらく使用していない場合でも、1年間で10%ほどを自己放電するようになっており、いずれ過放電状態(電池の残量がゼロになる状態)になってしまいます。過放電になると、電池の容量が低下してしまい、最悪の場合には使用不可能になってしまいます。一方で、充電をいつでも満タン状態にしているのも電池に負担がかかるため、あまり良いことではありません。
リチウムイオンバッテリーの最適な充電具合は「30~50%ほどの状態」であるとされています。
そのため、長期的に着用せず、しばらく保管をする場合においても、定期的(数ヶ月に1回ほど)にバッテリーの具合をチェックして、理想的な電池容量へと調整するようにしましょう。

保管温度

電熱ベストのバッテリー、つまりリチウムイオン電池は、高温に弱いため、ある程度低温状態にて保管することが推奨されています。
とはいえ、冷蔵庫に入れておかないといけないほどではなく、日の当たらない箱の中など、常温の環境でOKです。

正しいメンテナンスを行い、電熱ベストを長く使おう

今回は、電気の力で発熱する次世代ウェア「電熱ベスト」について、暖かくなる仕組みからメンテナンス方法まで解説しました。
電熱ベストは高機能なウェアだからこそ、できるだけ長い期間活用していきたいものです。
説明書や洗濯表記などをきちんと読み、適切なメンテナンスを施していきましょう。
ユニフォームステーションでは、電熱ベストを特別価格にて多数取り揃えています。


冬は電熱ベスト、夏は空調服や空調風神服を多数取り揃えています。

おすすめの電熱服

G8049-HB22セット

G8049 電熱ベスト
アウトドアでもワークシーンでも、シーンを選ばずマルチに使える防寒ジャケットです。表地にはポリエステル100%のタスランリップストップを使用し、防風性があり、引き裂きに強いこの生地はアウトドアや現場作業にもピッタリで、厳しい環境の作業にも役立ってくれます。
ヒーターが肩こりの改善にも役立つ襟下と昨年からアップグレードし、お腹前面の両サイドにもヒーターが設置され、全体を暖めてくれます。ヒーターは最大60℃まで暖めてくれます。専用バッテリーの他にお手持ちのモバイルバッテリーでも規格が合えば、使用できますので、予備バッテリーにも困りません。

KR54801-HB22セット

KR54801 電熱ベスト
生地、中綿共にポリエステル100%素材ですので、軽量タイプです。長時間の着用でも衣服の重みからくるストレスが少ない商品です。
肩とサイドについてはニット素材になっておりますので、腕の上げ下ろしや作業中の様々な身体の動きも生地が突っ張らず、ラクに動くことが出来ます。スリムフィットなデザインですので、スタイルを崩さずに温かさはしっかりと保てます。ヒータユニット、バッテリーは内側のポケットに簡単に出し入れ出来ます。バッテリーについては手動はもちろんのこと、スマートフォンのブルートゥース機能を使えば、電源や温度調整などのコントロールが可能です。

G8089-HB22セット

G8089 電熱ベスト
防風機能と撥水機能が備わった電気の力を使い、発熱するヒートベストになってます。表の生地はポリエステルのタフタ素材を使い、撥水、防風効果を高め、様々な場所でのご使用いただける汎用性をもった便利な素材になっております。
背中の裏側には、アルミプリントが施されれいますので、魔法瓶の様な効果があり、電熱効果で温められたウェア内のあたたさを保てる様な工夫も施されています。また、ポリエステル素材は素材の丈夫さにも定評があり、引き裂きや摩擦による、生地の劣化も少ない素材になってます。シワになる事も少ないので、ストレスなくご使用いただけます。

BO32150-HB22セット

BO32150 電熱ベスト
耐寒性のある素材を使用した、アウターでご使用いただける、雷神ウォームベストになります。生地の表面にコーティングを施す事で、撥水性を高めておりますので、雨や雪などの水分を弾きますので小雨程度なら、服が濡れずにご使用いただく事ができます。
また、高級感を高める為に生地は杢調の生地になっておりますので、一点物の様な風合いの生地になっております。インナーとの合わせ方によっては、プライベートでのタウンウェアとしてもご使用いただく事はもちろん、作業の際の仕事着としても、ご使用いただけるデザインになってます。

AT40000-HB22セット

AT40000 電熱ベスト
この電熱ベストはブラックと迷彩ブラックの2色展開となっております。ブラックはナイロン100%の素材を使用しており、ナイロン100%の特徴は引っ張っても簡単には破れず、摩擦を起こしてもすべすべしているのでほとんどいたまない耐久性をもった生地です。
迷彩ブラックはポリエステル100%の素材を使用しており、吸湿性の低い素材で、水分が入りづらい構造をしています。そのため、水や汗に生地が触れてもすぐに蒸発します。スポーツウェアにも採用されている着心地のよい素材を使用しております。サイズもS~5Lまで展開しており、あらゆる体型もカバーできます。

KR54372-HB22セット

KR54372 電熱ベスト
ヒーターシートを装着できる防寒インナーベストです。ビジネスシーンにかぎらず、アウトドアやワークシーンなど、さまざまなシーンに対応可能です。素材は自然な風合いが特徴のワッシャー加工が施されており、背中裾部分には視認性を高める反射ネームがあります。ヒーターを収納する部分には保温・抗菌効果の高いグラフェンプリントを採用しています。

FGA20000-HB22セット

FGA20000 電熱ベスト
使い勝手の良いポリエステル素材は電気で発熱するベストとの相性抜群の性能があります。防風性が高く、風を浴びても生地で風をガードをしてくれる機能がございますので、風による体温の低下を防げます。また、優れた発生性能もあるので、雨や雪等が降って、衣服内への水が浸透にしくく、お手入れも簡単な素材になってます。さらに耐久性にも優れおり、摩擦や摩耗による生地の劣化も少ないので、ハードな作業環境でもご使用いただく事ができるタフさを兼ね添えてます。洗濯を重ねても色あせる事がなく、発色性にも優れている汎用性の高い素材になってます。

BO32170-HB22セット

BO32170 電熱ベスト
ポリエステル65%と綿35%の混紡素材で柔らかみのある風合いが、特徴のカジュアルベスト型電熱服です。ポリエステルの扱い易さと綿の肌触りが高級感を感じさせてくれます。首の裏側にはフリース素材が使用され、ファスナーを上まで閉めるとフリース素材が優しく首元を包み込み首周りまで暖かさを感じられます。大きなマチ付きポケットがとっても便利であま蓋付なので物がポケットから落ちる事もありません。見た目もシンプルなデザインながらもおしゃれな設計でかっこいい雷神ベストです。

FGA20010-HB22セット

FGA20010 電熱ベスト
自重堂のFEVER GEARブランドより発熱体内蔵型の電熱ベストをご紹介いたします。前面に「脇2ケ所」背面に「肩2ケ所」「背中2ケ所」「腰3ケ所」、計「9ケ所」も発熱体で全体的に暖めます。更に裏地にはブラックアルミメッシュ裏地を採用し保温力を高めています。着床シーンによって「クルーネック」⇔「Vネック」に切り替え可能で、幅広いシーンでご着用頂けます。

EBA718-HB22セット

EBA718 電熱ベスト
通常単色で展開しがちな防寒ジャケットに、バイカラー(2色配色)モデルが登場しました。対応ユニットは雷神服発熱ユニットRD9190Jです。内側にアルミプリント加工を施し、内部で発生した熱を外に逃さない、優れた保温性を実現しています。男女兼用モデルであり、女性でも着用できるサイズから用意していますので、ペアユニフォームとしてお使いいただくことも可能です。連動した防寒パンツ・EBA712もございます。趣味の釣り、アウトドア、山登りで使用していただいても違和感のないアウトドアテイストの軽量防寒ジャケットに仕上がっております。