空調服(R)に関するお金の話

空調服に関するお金の話

「今年こそは我が社にも空調服(R)を導入しよう!」このような考えをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

実際に業務に使うのであれば、その費用対効果についても考えておきたいところす。

今回の記事では、空調服(R)・空調風神服を業務に導入するにあたっての「お金の話」にフォーカスし、費用と効果のコストパフォーマンスについて考えてみました。

空調ウェアを使用する際、必要なもの

空調ウェアを使うための3点セット

まず、空調服(R)・空調風神服を使用する際に必要なもの(部材)について解説します。現在、市場に供給されているすべての空調服・空調風神服は、以下の3点を組み合わせて使用します。

ウェア

空調服(R)・空調風神服の衣服部分です。多くのメーカーが製造販売しており、半袖から長袖、ベストまで、さまざまなスタイルのものが販売されています。デザインは、シンプルな見た目の製品からカジュアルなカモフラージュ柄、フード付きのものまで、多種多様。

生地の素材には、主に綿素材・ポリエステル素材・綿とポリエステルの混紡素材の3種類が使われています。

撥水効果、UVカット、帯電防止などの便利機能が備わっているものも多く、いろいろなシーンで活用することができます。

ファン

ウェアに装着する小型の扇風機です。ウェアの側後面の左右に2個装着し、外気を内部に送り届ける役割となっています。

外気だけではなく粉塵や埃まで吸い込んでしまうこともあるため、それらが大量に飛び散る現場などにおいては、専用のフィルターを使用して対処します。

バッテリー

ファンを動かすための電源です。空調服(R)・空調風神服にはリチウムイオンバッテリーが使われており、充電式となっています。連続稼働時間は製造メーカーや電圧などによっても変わってきますが、平均して10時間ほど使うことができます。

空調ウェアにかかる必要経費はどれくらい?

お金

それでは、本題である空調服(R)・空調風神服の「必要経費」について解説していきます。

空調服(R)・空調風神服を使用するためには、製品の購入代金(初期費用)や日々の電気代がかかり、長期的な目線では部材の交換費用なども視野に入れる必要があります。以下のような費用を念頭に入れて購入するようにしましょう。

初期費用

まず、初期費用として、それぞれのアイテムの購入代金が必要になります。

ウェア、ファン、バッテリーの3点セットで販売されている製品を購入するか、それぞれの部材を単独で購入するかを選びます。

おおよそ1万円から2万円ほどの範囲で購入できます。

電気代

空調服(R)・空調風神服はバッテリーを充電して使用するので、充電のための電気代がかかります。

電気代は製品や使用電圧によって幅があるものの、たとえば電圧を6Vに設定して1日に8時間ほど稼働させる場合、1ヶ月の電気代は40円程度となります。ざっくり半年ほどの使用と仮定すると、年間の電気代は240円ほどと算出できます。

ファン・バッテリーの交換費用

ファンは平均して3500回ほどの使用、バッテリーは500回程度の充電をすると寿命となるようです。

長く使用する場合には、これらの交換費用も考えておきましょう。

一般的に、ファンは3000~5000円ほど、バッテリーは1万円前後で販売されています。

ウェアの買い替え費用

ウェアももちろん消耗品であり、いずれは交換しなくてはならない時が訪れます。ウェアは1着3000円ほどのモデルから1万円を超えるモデルまで、様々な価格帯の製品が存在します。

企業で空調ウェアを購入した際の費用感をシミュレーションしてみた!

それでは、実際に空調服・空調風神服を導入した場合には、いったいどれほどの費用がかかるのでしょうか。

企業の社員数・モデル製品の組み合わせで3パターンをつくり、社員一人あたりにおける実際の費用感を月換算にて推計してみました。

(注:以下に挙げた品については、製品本体の額を税抜価格にて計算しています)

建設業A社(社員5名)の場合

ご購入商品:空調服(R) 74150-HLBSセット

製品本体が18100円で年間ランニングコストが240円ですので、耐用年数の4年間にかかる合計の費用は17560円となり、それを28ヶ月(4年間のうち半分の期間)で割ると、一人あたり月々の実質コストは570円程度となります。

【合計費用】
初期費用=約9万500円
一人あたり月々の実質コスト=約646円

空調服 74150

運送業B社(社員23名)の場合

ご購入商品:空調風神服 G5210-LBS24セット

製品本体が26780円で年間ランニングコストが240円ですので、耐用年数の4年間にかかる合計の費用は27020円となり、それを28ヶ月(4年間のうち半分の期間)で割ると、一人あたり月々の実質コストは965円程度となります。

【合計費用】
初期費用=約32万4240円
一人あたり月々の実質コスト=約965円

空調風神服 G5510

倉庫業C社(社員12名)の場合

ご購入商品:空調服 54110-HLBSセット

製品本体が17200円で年間ランニングコストが240円ですので、耐用年数の4年間にかかる合計の費用は16660円となり、それを28ヶ月(4年間のうち半分の期間)で割ると、一人あたり月々の実質コストは595円程度となります。

【合計費用】
初期費用=約20万6400円
一人あたり月々の実質コスト=約614円

空調服 541100

空調服のコストパフォーマンス

コストを下げる
前項のとおり、空調服・空調風神服の運用費用は、客観的に見てもかなり低コストで見積もることができます。

導入費用こそ多少かかるものの、使用する月の換算でいうと1人1000円以下でとても涼しい仕事環境が手に入るのです。熱中症対策としてはもちろん、快適な身体コンディションの維持は生産性の高さにもつながるため、効率よく業務に向かうことができるでしょう。

空調服・空調風神服は、コストパフォーマンスにすぐれたアイテムであることは間違いありません。

空調服は高い費用対効果のアイテム!

業務に使う備品であれば、導入を検討するにあたって費用対効果をじっくりと考える必要があります。

空調服・空調風神服は、初期費用こそ多少必要なものの、一人あたりの実質コストはかなり安く抑えることができ、とてもコストパフォーマンスにすぐれたアイテムです。

皆さまの会社でも、是非検討をしてみてはいかがでしょうか。