もし、あなたや家族がコロナウイルスに感染してしまったら?

もし、あなたや家族がコロナウイルスに感染したら

世界中を蔓延する新型コロナウイルスは、未だにその終焉を見せる気配はありません。感染力が高いとされる変異種も国内に上陸している今、もはや対岸の火事とはいえず、感染のリスクは身近なところまで迫っています。

もし、自分や家族が感染してしまったらどうすればよいのでしょうか?

今回は、新型コロナウイルスに感染してしまった場合にとるべき行動について解説します。

「あれ、コロナかも?」と思ったら

コロナかも?と思ったら

日本でも猛威をふるう新型コロナウイルス「COVID-19」は、その勢いを止めることなく感染を広げ続けています。

依然としてわからないことも多くある病気であり、無症状で終わる人から死亡してしまう人、後遺症がない人から重篤な後遺症を抱える人まで、さまざまなケースが存在しているようです。

そのため、昨今では身体に少しでも違和感を感じると「もしかして、コロナに感染してしまったのかな……?」と不安になる方々も多いのではないでしょうか。

コロナウイルスの感染が疑われる場合、取るべき行動は以下のとおりです。

1.医療機関へ連絡する

風邪や発熱、喉の痛み、味覚や嗅覚の異常など、コロナウイルスの可能性が疑われるような状態になった場合には、まず、かかりつけの医療機関へ連絡します。かかりつけ医がいない場合には、最寄りの診療所などに連絡を取りましょう。医療従事者やほかの人に感染させてしまう可能性もあるため、直接医療機関へ赴くことは避けましょう。

そして担当の医師の診断により、そのままPCR検査をおこなうか、おこなうことのできる施設へ案内されることになります。

2. PCR検査を実施する

PCR検査は、医療機関に赴き直接してもらうか、自宅まで来てもらう、もしくはドライブスルーのような形式で車に乗車したまま検査をするなど、色々な手法でおこなわれています。自治体や感染状況などにより指定される方法はまちまちだそうです。

また、検査方法もさまざまで、鼻からおこなう検査や、郵送での唾液による検査などがあります。

濃厚接触者と判断されたら?

今回の新型コロナウイルス禍では「濃厚接触」「濃厚接触者」という言葉を頻繁に聞くようになりました。

濃厚接触者の定義は「感染者が発病した日以降に、長時間にわたって密閉空間にいた人」となっており、具体的な範囲はその状況などから総合的に判断されるそうです。

家族や同僚など、近い距離感の人が陽性と判断された場合には、濃厚接触者と判断される可能性があるということになります。

濃厚接触者と判断された場合、PCR検査を受ける必要があります。もし陽性の結果が出た場合には、当然のことながら自身も感染者となります。

陰性の結果が出た場合にも、基本的には感染者と接触した日から数えて、2週間の健康観察期間が求められます。外出は基本的に避けなければなりません。そのため、会社員の方は会社に連絡して、臨時の休暇や在宅勤務に切り替えるなど、それなりの対処を取ることが必要になります。

濃厚接触者

自分や家族が感染した場合には

自分や家族がコロナウイルスに感染していることが判明したら、基本的には病院に入院、またはホテル等で療養することになります。

しかし、病床に空きがない場合や、軽症や無症状の場合には自宅待機を命ぜられることもあります。

その場合、できるだけ感染者とそのほかの人を接触させないようにしなければなりません。

厚生労働省は、家族内に感染者が出た場合、もしくは疑われる場合には、以下の8ポイントに注意して生活することを呼びかけています。

部屋をわける

部屋をわけて、同じ空間で生活しないようにします。わけることができない場合には、2メートル以上の距離を取るようにしましょう。

料理も別々に取り、部屋の前に置くなどしてなるべく接触しないようにしましょう。お皿などは共用しないようにします。

手で触れる共有部分は消毒する

照明のスイッチやドアノブなど、皆が触るような箇所は市販のアルコール消毒液などを使用して1日に数回ほど消毒しましょう。

限られた人で看護する

感染者を看護する人は、できるだけ限定しましょう。

糖尿病などの基礎疾患を持つ方は避けて、できるだけ健康な方が看護するようにします。

マスクをつける

使ったマスクはほかの部屋へ移動させず、マスクの表面には触れないようにしましょう。

マスクを外した後には、石鹸で手を洗います。

着用した衣服やリネン類を洗濯する

感染者が着用した衣服やベッドリネン、使用したタオルなどを洗う際には、マスクと手袋を付けて洗濯機に入れます。一般的な家庭用の洗剤を使って洗浄し、完全に乾かしてから再び使用するようにしましょう。

体液などでひどく汚れてしまった場合には、熱湯の中に10分ほど浸けてから洗濯するとベストです。

ゴミは袋を密閉して捨てる

感染者が触ったティッシュやマスクなどは、ゴミ袋に入れて口を縛り、きちんと密閉してから捨てる必要があります。

ゴミ捨て場から戻った際には、ふたたび手洗いをすることを忘れないようにしましょう。

こまめに手洗いをする

基本的なことではありますが、こまめに石鹸で手を洗うようにしましょう。

また、洗っていない手のまま顔周辺を触らないようにします。

換気をする

共有している部屋も含め、定期的に換気をおこないましょう。

自分や家族が感染した場合

病気よりも怖いかもしれない、精神的ストレスについて

今回のパンデミックにおいて、コロナウイルスそのものの怖さはもちろんのこと、二次被害ともいえる心の不安、精神的なストレスも取り沙汰されています。

生活様式や労働形態などがガラッと変わり、多くの行動の制約が生まれたことにより、どこか世界全体にギスギスした雰囲気が漂ってしまっていることは否めません。

そのため、感染者に対する嫌がらせや、雇用不安など、多くの問題が現出しました。「自粛警察」「マスク警察」という言葉も生まれたように、今はどうしてもお互いに監視の目を光らせやすくなってしまったり、疑心暗鬼に陥りやすくなってしまったりします。

このような状態で今まさに頼れるものは、人間の根源的な感情である愛や絆といったものではないでしょうか。

1日でも早く日常を取り戻せるように、社会全体が暖かい目線を持って生活していくことが望まれます。

風評被害

こんな時代こそ、愛と絆が求められる

今回は、自分や家族が新型コロナウイルスに感染してしまった場合に取るべき対応について解説しました。

このような状況だからこそ、最終的には人間の持つ愛や絆といったものが大事な役割を持ちます。

お互いに手を取り合い、未来に向かって前向きに進んでいきましょう。

こんな時代こそ、愛と絆が求められる

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