空調服(R)を着用するべき業種とは? 業界別におすすめの空調服(R)を解説

空調服がオススメの業種
空調服がオススメの業種

2022年に実地された厚労省の調査によると、当年の「職場での熱中症による死亡者及び休業4日以上の業務上疾病者」の数は805人で、死亡者数は28人にのぼるという結果が報告されました。(※1)
毎年のように炎天下が続く日本ではこのようなリスクへの対応策として、ファン付きの作業着、“空調服(R)”、“空調風神服(R)”を導入する企業が増えています。“空調服(R)”、“空調風神服(R)”は、電動ファンから出る風で汗を効率よく気化させることにより体を冷却し、暑さによる疾病(熱中症・脱水症状)にかかる可能性を低減し、作業効率を向上させることができる高機能なワークウェアです。
今回は、“空調服(R)”“空調風神服(R)”の着用が特に推奨される業種と、それぞれの業界におけるおすすめのタイプを解説します。

建築・建設業におすすめの空調服(R)

建築イメージ
屋外での作業が多い建築・建設業は、熱中症による死亡者が平均して最も多い業態です。くわえて、体を大きく動かすハードな作業や、危険な高所でのタフな業務が多く想定されます。これらの業種には、以下の機能を持つ“空調服(R)”、“空調風神服(R)”がおすすめです。

フルハーネス対応

昨今、労働安全衛生法施行令が改正され、2019年2月に施行となりました。さまざまな条件下の現場においてフルハーネスの着用が推奨されるようになり、なかでも6.75m以上の高所作業(建設業においては5m以上)においては、作業者の全員にフルハーネス装備が付いたウェアの着用が原則化されました。したがって高所での業務が多く想定される方々の場合には、フルハーネス対応の製品であるかを確認しましょう。

紫外線遮断(UV加工)

日光が照りつけるような炎天下での作業をすることが多いため、紫外線や赤外線を遮断する加工(UVカット・チタン加工)がされている製品が適しています。

高い耐久性・肉厚素材

さまざまな資材が集まる建築・建設現場では、摩擦や衝突、事故などのトラブルが想定されます。それらに備えた耐久性 多少の衝撃ではビクともしないような肉厚素材、ハードな作業での怪我を防ぐためにも、肉厚な素材のブルゾンタイプがおすすめです。
ユニフォーム ステーションでは、建築・建設業のハードな現場にも対応できる“空調服(R)”、“空調風神服(R)”を多く取り扱っています。

製造業におすすめの空調服(R)

製造業イメージ
製造業は多くの作業が工場内でおこなわれますが、製造工程・製造環境により高温環境での業務も発生する可能性があるため、熱中症などへの対策は必須です。また、業種によっては季節を問わず事故対策が必須となります。製造業においては、以下のような機能を持つ製品をおすすめします。

綿素材・綿混紡素材

溶接作業などの火花が飛び散る環境下では、ポリエステル素材の“空調服(R)”“空調風神服”だと穴が開いてしまう可能性がありますが、綿100%や綿が混紡されている素材であれば少量の火花には対応できます。また、綿は肌触りが良く、心地良い着用感も得られるため、動作の多い現場でも快適に作業ができます。

制電・帯電防止素材

精密機械や電子部品などを扱う作業では、放電などにより製品に悪影響を与えないようにしないといけません。静電気の発生を防ぐためにも、制電・帯電防止素材の“空調服(R)”“空調風神服”を必ず選びましょう。
ユニフォーム ステーションでは、製造業に適した“空調服(R)”、“空調風神服(R)”を「鉄鋼・機械・溶接」、「製造・工場・電気設備」、「溶接作業対応」のカテゴリに分類して、ご案内しています。


倉庫・物流業におすすめの空調服(R)

運送業イメージ
倉庫・物流業は、ピッキング・仕分け・梱包といった、とりわけ手元の作業や上半身を多く動かすことが多い業種です。したがって、肩周りや手先の作業効率を高めてくれるような機能を持つ“空調服(R)”“空調風神服”がおすすめです。

ベストタイプ

さまざまなタイプの商材をピッキング・梱包し、頻繁に移動することが想定される倉庫・運輸業では、肩周りの自由度が高く、作業性を損なわないベストタイプがおすすめです。

綿素材・ポリエステル混紡素材

色々な物を持ち上げたり梱包したりする作業では、摩擦や接触が頻繁に起こります。ポリエステル100%素材の空調服(R)では作業中に穴が開いてしまう可能性があるため、綿素材やポリエステル混紡の製品を選びましょう。

撥水機能

屋外での梱包や配送作業には撥水機能が高い製品がおすすめです。雨に降られても内部へと水が染み込まないため、快適に業務がおこなえます。
ユニフォーム ステーションでは、倉庫・物流業務にピッタリの““空調服(R)”、“空調風神服(R)”を取り扱っています。

農業におすすめの空調服(R)

農作業イメージ
農業は、種子の植え付けから収穫まで、ほとんどの工程が屋外での業務になります。繁忙期には長時間の作業をしなければいけないことも多いため、熱中症などに向けた対策は必須です。以下のような機能に着目して選びましょう。

UV加工(UVカット機能・チタン加工)

夏野菜や米作りにおける多くの工程は、夏場の日光が照りつけるような炎天下での作業です。紫外線を遮断する加工(UVカット機能・チタン加工)が施されている製品を選びましょう。

草刈りバンド・芝刈りバンド付き

“空調服(R)”、“空調風神服(R)”には、草刈り機や芝刈り機の作業に適したバンドが付いている製品もあります。バンドを利用することで、面倒な草刈り・芝刈り作業の効率化が望めます。

フード付き空調服(R)

フードの付いたタイプであれば、体だけではなく頭や顔も同時に冷涼感が得られ、首の日焼けも防ぐことができます。また、農作業中の突然の雨にも対処できます。
ユニフォーム ステーションでは、農作業に適した“空調服(R)”、“空調風神服(R)”を多く販売しています。

警備におすすめの空調服(R)

警備員イメージ
屋外労働が多い警備業は、炎天下での熱中症対策や夜間警備への対策が必須です。選ぶべきは、以下のような特徴を持つ製品です。

UV加工(UVカット機能・チタン加工)

屋外での長時間にわたる警備業務には、照りつける太陽への対策として、紫外線や赤外線を防ぐための加工が施された製品を着用しましょう。

撥水性

屋外での立ちっぱなし業務や、定期的な見回り活動がある警備業では、雨などで頻繁に濡れてしまう可能性があります。したがって撥水性の高い製品がおすすめです。

高視認性

夜間の警備作業において周囲の人に視認されやすいような、反射材を備えた“空調服(R)”“空調風神服”も適しています。
ユニフォーム ステーションでは、警備業務に適した“空調服(R)”、“空調風神服(R)”を多数取り揃えています。

イベント・アウトドアにおすすめの空調服(R)

アウトドアイメージ
イベントやアウトドアでの作業には、屋外で長時間動き回ることを想定して、軽量でUV加工がされた製品や、撥水機能が高い素材の製品を選びましょう。

紫外線遮断(UV加工)・チタン加工

屋外で長い時間を過ごすと、日焼けにより疲労が蓄積されます。UV加工やチタン加工がされた製品を着用して紫外線や赤外線を防ぎ、衣服内の日焼けを軽減させましょう。

デザイン性の高い製品

イベント事や楽しいアウトドアなどにおいては、快適性や作業効率性を重視しつつも、デザインに長けた製品を選びたいものです。昨今の“空調服(R)”“空調風神服”は、街中でも違和感なく着用できるようなカジュアルさも併せ持つ製品が多く発売されています。

ポリエステル100%

ポリエステル100%の“空調服(R)”“空調風神服”は、生地の密度が高いため、ファンから送り出された空気が服内に漏れなく循環します。また、綿素材に比べると軽量であるため、長時間着用していても疲れなく快適で、長時間のイベントやアウトドア作業に適しています。
ユニフォーム ステーションでは、イベント・アウトドアにピッタリの“空調服(R)”、“空調風神服(R)”を多数取り揃えています。

業種に合った空調服(R)を選び、快適に業務をおこなおう

今回は、“空調服(R)”、“空調風神服(R)”の着用がおすすめできる業種を6つピックアップしました。
炎天下の屋外や高温環境での業務には、熱中症や脱水症状のリスクがともないます。“空調服(R)”“空調風神服”を着用することでそれらのリスクが低減でき、快適に作業をおこなうことができます。労働環境や業務内容に合った“空調服(R)”“空調風神服”を選び、業務効率を向上させましょう。
ユニフォーム ステーションでは、多種多様な業態に適した“空調服(R)”、“空調風神服(R)”を多く取り扱っています。
【参考資料】
(※1)2019年「職場における熱中症による死傷災害の発生状況」(確定値)を公表します|厚生労働省
⇒https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_11520.html