夜間作業に高視認タイプの空調風神服が人気

1月 13, 2021

夜間作業の危険性と高視認作業服の役割

どの現場においても何らかの事故を招く危険性はありますが、特に夜間作業はそのリスクが上がりますので、より慎重な対策を講じる必要があります。道路工事でも特定の現場であっても、照明を点けるのは当然のことですが、こうした照明は現場全域を確実に明るく照らすものとはなりません。照明から離れれば光が届かないエリアが出てきますし、障害物によって光が阻まれてしまうこともよくあります。さらに、一方向からの光しかないことが多いので、影ができるとその部分が非常に暗くなり、視界が急に悪くなります。

特に、重機を使っていたり車両を乗り入れたりする現場では、夜間作業の危険性はさらに高くなります。運転手は車両が照らす照明に頼らざるを得ませんが、どうしてもその光は範囲が限られます。そのため、近くに作業員がいても、照明が当たっていないと視認できないこともあるのです。

こうしたリスクを回避するためには、高視認性の作業服を着用することが欠かせません。こうした作業服は服自体が光るわけではありませんが、照明を浴びると目立ちやすい色をしていたり、反射材が取り付けられていたりするので、周りからより目立つのです。作業員の存在を周りに明らかにして、事故を防ぐという役割を担っているのが高視認作業服というわけです。

反射材の必要性と効果

夜間作業で使われる作業服には、反射材もしくはリフレクターと呼ばれるものがつけられています。その必要性と効果を確認して、安全な作業を徹底しましょう。

反射材の原理について

反射材には、再帰反射と呼ばれる性質を持っている素材が使われています。通常、光は入ってきた角度でそのまま反射していくという傾向があります。それだと光を正面から当てない限り、そのまま正面に反射していきません。ライトの正面にいないと、はっきりと視認できなかったり、まったく見えなかったりしてしまいます。そもそもある程度離れていると、反射がしづらくなってしまうという問題もあります。

その点、再帰反射だと、どの角度から光が入ってきてもその方向に向かって反射するという特性を持っています。光を当てれば、どの角度でも光って見えるということです。そのため、正面から光を当てなくても、どこからでも光が反射されて見えることになります。光の反射があれば周りの人から見えることになり、作業員がいるということがはっきりするのです。

どれくらいの効果があるのか

このように、反射材にはどの角度から光を当てても光って見えるという効果があります。遠くからの光でも反射できることもメリットです。黒色の衣服と比べると、リフレクターをつけた服は、2倍程度離れたところでも視認できるほどの効果があると言います。それだけ遠くから作業員を見分けることができて、早めの安全確認ができるということです。また、重機や車両のライトの正面にいなくても、光を反射できる角度が広くなりますので、よりオペレーターの実質的な視野が広がるのです。安全に夜間作業を行うために欠かせないアイテムだと言えるでしょう。

リフレクターは光を強く反射しますので、周りの人からは光を発しているかのように明るく見えます。作業服自体を白などの明るい色にするのも、視認性を高めるのに効果的ですが、光を強く反射するわけではないので、ぼんやり見えることが多いです。そのため、見逃してしまったり動きに付いていけなくなったりすることもあります。その点、リフレクターであれば光として認識できますので、はっきりと作業員の動きを捉えられるという効果があるのです。

反射材使用のユニフォームとは

現場での作業を快適かつ安全に行えるように、ユニフォームには様々な機能が設けられています。その中でもリフレクターが使用されているユニフォームは、夜間もしくは閉鎖された室内での作業をすることを前提として設計されています。

通常のユニフォームとの違い

通常のユニフォームにもリフレクターが装着されているものも多いですが、たいていは胸や腕など一部だけです。しかし、夜間の作業を念頭に置いた製品の場合は、取り付け箇所が多く、面積も大きくなっているという違いがあります。胸全体を横断するように取り付けられていたり、腕を一周するようにつけられたりしていることもあります。作業員の動きを認識しやすいように作られているので、腕の動きを明らかにするために袖の先にもついていることも多いです。

また、服の生地自体も、目立ちやすい色にしている製品が多い傾向にあります。オレンジや白を基調としていて、リフレクターだけでなく、服全体で高視認性を保っているのです。

従業員の安全の為に

こうした作業服は、思わぬ事故を防ぐために非常に重要です。多くの現場では建設用機械や重機を使いますので、周りの人に接触してしまうと、重大事故に発展しやすいからです。周りが見づらいということだと、作業員も心配しながらの作業を強いられることになります。それでは作業効率が落ちますし、心理的な負担も大きくなってしまいます。現場の作業をスムーズに進めるためにも、こうした安全策をしっかりと取ることは重要なのです。

高視認性ユニフォームがオススメな業種

こうした機能を持つユニフォームは、やはり建設業におすすめです。特に、道路関連工事は夜の作業が多くなりますので、必要性が高いです。また、警備業も、安全確保のためにリフレクター付きのユニフォームを必要とします。交通整理をしている現場で、自動車からの追突を防ぐために役立つからです。他に、倉庫作業を行っている作業員にもおすすめです。倉庫は照明が点いているとは言え、場所によっては暗いところも出てくることが多いです。フォークリフトなどの車両を使う機会も増えますので、安全性を高めるために、こうした装備をして作業をすることが重要です。

夏の夜間作業には高視認タイプの空調風神服がおすすめ

こうした機能制の高い作業服は、現場での作業を快適にして、安全に進めるために大きな役割を果たします。そのため、上手に機能性作業服を取り入れることが大事です。こうした製品としては、空調風神服を挙げることができます。服にファンが付いていて、外気を取り入れることができます。服の中に空気の流れができますので、熱を排除できると共に、汗の蒸発を促し、気化熱によって体温を下げられることになります。特に、夏の現場では空調風神服を着ることで、熱中症を防止することができて、安全に作業できます。

空調風神服メーカーでは、単にファンを搭載した服を用意するだけでなく、様々な業務に役立つ機能を入れています。夜間作業をすることを考慮して、リフレクターをつけている製品も多くあります。夏は夜でもかなりの暑さとなることがありますので、視認性の確保と熱中症対策の両方ができるこうした服は、作業員の安全と健康を守るために大きな助けとなります。

お薦めの高視認空調服

高視認空調服 KU91500

 

高視認空調服 KU92061

 

まとめ

夜間の作業をするにあたっては、自分の存在を周りに明らかにするために、反射材がつけられた作業服を着用することが求められます。建設業や倉庫作業など、様々な業務においてその効果を発揮することができますので、企業としても作業員個人としても、こうした服を着用するようにしましょう。特に、夏の暑い時期においては、空調服にリフレクターがついているものを使うと、快適さと安全性を同時に確保できます。こうしたアイテムを賢く導入して、仕事を効率よく行えるようにしましょう。