作業服の裾上げって実は簡単?自分でできる!裾上げ方法を伝授!

作業服のパンツを購入していざ履いてみると、裾が想定よりも長いと感じる方は多いと思いますが、実は自分で簡単に裾上げできる方法があります。
この方法を知っていれば、自分で裾を好きな長さに調整できますので、是非とも知っておきましょう。

自分でできる!簡単、作業服のパンツ裾上げ方法

作業服のパンツの裾が長いと思うときは簡単裾上げで解決

ミシンや裁縫道具がなくても、実は裾上げは簡単に自宅でできます。プロの業者さんに頼んだ場合はお金も掛かりますし、持っていく時間や取りに行く時間も考えないといけません。
作業服パンツの裾上げを自宅でする場合、ミシンや裁縫道具があれば一番良いのですが、持っていないという人も多いでしょう。その際は裾上げテープという裾上げ専用のテープも最近では販売されています。そちらを用意していただければ簡単に裾上げができるようになります。
ミシンで裾直し

作業服のパンツは、シルエットにあった裾上げの基礎を理解しましょう

実際に履いて、腰の位置から裾上げ丈の長さを決める

裾上げは実際に履いてみないと作業はできません。
「きっとこれくらいで大丈夫」そう思って適当に裾を折り、いざ裾上げをして短くなりすぎたり、逆に長すぎてしまったりすることも。
そのため、しっかりと裾上げしたいパンツを履き、しっくりくる腰の位置から裾上げの丈の長さを決め、待ち針やクリップなどでしるしをつけておきましょう。

作業服のパンツが、細めのシルエットの場合の丈の長さ

細めのシルエットのパンツの場合、ハーフクッションと呼ばれる裾上げ方法が良いとされています。
ハーフクッションとはスキニーパンツなどの細く見えるシルエットパンツでは標準的な長さで、季節も一年を通して使用できます。
裾の長さ的に、たるむかたるまないかという長さとなります。

作業服のパンツが、太めのシルエットの場合の丈の長さ

太めとシルエットのパンツの場合、ワンクッションと呼ばれる裾上げが良いとされています。
ワンクッションとは裾が靴の甲にしっかり当たり、少しだけたるんだ状態を指します。
より詳しく言いますと、座った状態でもくるぶしが出ない程度の長さです。
太めのシルエットパンツの場合、裾が上がりすぎると、作業服パンツのラインが崩れる恐れがあるため、裾の上げすぎには注意しましょう。

綿素材やデニム素材の裾上げは注意が必要です。

素材により裾上げ時の準備が異なりますが、特に綿素材やデニム素材など気を付けないといけない点があります。

綿素材、デニム素材の裾上げの注意説明

綿素材とデニム素材の裾上げをする前に、必ず「洗濯」をしてください。理由は洗濯により大幅に縮んでしまうことがあり得るため、裾上げをした際に生地をカットしてしまうと、自分が思っていた以上に縮んでしまう可能性もあります。
そのため、必ず裾上げ前に洗濯をし、大幅な縮が出ないように気を付けましょう。
デニムの裾直し

作業服パンツの3種類の裾上げ方法

裾上げをする際は主に「手縫い」「ミシン」「裾上げテープ」の3つ方法があります。

作業服パンツを手縫いで裾上げする方法

ミシンがなく、裁縫道具がある場合は手縫いでも裾上げは可能です。

手縫いの際の準備の手順

実際にパンツを履き、裾を折り曲げてちょうどよくなる丈の部分でクリップや待ち針で止めましょう。
アイロンなどがあれば折り返した場所に当てておくと、きれいな線ができ上りますので、裾上げが楽になります。

手縫いの際の縫い方

手縫いの場合の基本的な縫い方はまつり縫いです。裏側から糸を通した針を刺し、玉結びで縫い止め場所を作ってから縫い始めましょう。
5mm~1cm程度の間隔を開け、表面側には縫い止めや塗っている際の球があまり出ないように気を付けながら縫いましょう。
基本的には同じことを繰り返しのため、焦らずに集中して縫い上げて下さい。
手縫い 裾直し

手縫いをする際の注意点

ミシンで縫う場合も当てはまりますが、糸の色には気をつけましょう。パンツの色と同じ色が一番よろしいですが、ない場合はできる限り近い色を準備しましょう。もちろんその人のセンスにより、あえて色を変えても問題ありませんが、一度縫ってやり直しを希望した場合、跡が残ってしまうため、一回で終わらせるようにした方が無難です。
また、慣れないうちは針が指に刺さるような怪我が起こりえますので、その点も注意しましょう。

作業服パンツをミシンでの裾上げする方法

ミシンを持っている場合、ミシンで縫い上げた方が手縫いよりも綺麗で正確にできます。

ミシンの際の準備の手順

ミシンの場合も一度裾上げ用のパンツを履き、待ち針やクリップで目印をつけ、アイロンを掛けて跡を残します。
その後、目印よりも3cm~4cm程度下の位置を平行に裁断します。

ミシンの際の縫い方

裁断した裾を三つ折りにしてミシンがやりやすい状態にします。
方法といたしましては、目印に向けて半分に折り、その後もう一度半分に折りまげ、アイロンでプレスします。
そしてミシンにセットし、生地の比較的厚みがあり、側面の縫い目の位置から塗っていきます。そうする事で縫い初めの位置が特定しにくくなり、自然なでき上りになります。
縫う際はまっすぐ1周するのではなく、開始位置と少しだけ重ねるように縫うと良いでしょう。
ミシンで裾上げ

ミシンをする際の注意点

ミシンは高速で動き、細かく縫い上げるため、途中で止める事はできません。間違って指を入れてしまうと大変な事になりますので、決して無理やり生地を取り出そうとしないでください。
また、生地の厚みにより針が適さない場合もあります。細い針でデニム等の太い生地を縫っていると、針が折れる可能性もあるので、適した針を用意しておきましょう。

作業服パンツの裾をテープで裾上げする方法

裁縫道具もミシンもない場合、裾上げ用のテープで代用します。

裾上げテープを使った際の準備の手順

裾上げテープは100円ショップや手芸店で購入する事ができます。
テープを用意したら実際にパンツを履き、手縫いやミシン縫いと同じように裾を折り曲げクリップ等で印をつけておきます。
最後に裾上げテープを裾よりも数センチ長めに切って準備完了です。

裾上げテープを使った際の裾げ方法

裾上げテープをパンツに貼り付ける必要があるため、先に水で濡らして絞っておきます。
その後折り曲げた裾にテープを乗せ、アイロンをプレスして接着させます。
ポイントとして、一度にすべてをやるのではなく、少しずつ接着すると上手にできます。

裾げテープを使った際の注意点

裾上げテープは裁縫道具やミシンを持っていない人向けに簡単にできる裾上げアイテムですが、テープのため洗濯を繰り返していると剥がれてしまいます。剥がれてしまうと再利用はできませんので、その都度新しくテープの貼り直しが必要となりますので、注意しましょう。
また、テープとパンツの相性を考える必要もあります。伸縮性や厚手用の接着力が協力なテープなど、様々な種類がありますので、適しているテープを準備しましょう。

アイロンがけ
アイロンがけ

まとめ

作業服パンツの裾上げは道具さえあれば誰でも簡単にできる作業です。本格仕上げを希望される場合はミシンを。ある程度の出来を希望される場合は裁縫道具を。そして簡単に終わらせたい場合は、裾上げテープを用意して入れば、男性でも不器用な人でも簡単に自分好みの裾にできます。
業者に裾上げをお願いする時間がない人や、今の裾の出来が気になる方はチャレンジしてみて下さい。