電熱服の発熱体は一体型・着脱型、どちらが良い?(2024/1/18更新)

電熱式防寒服の発熱体は一体型・着脱型、どちらを選ぶべき?

発熱体を電気の力で温めることにより、厚着をすることなく着用者の身体を暖めることができる防寒服が「電熱ベスト」です。
電熱ベストに使用する発熱体(電熱シート)は、ウェアとの一体型タイプか、ウェアから着脱できるタイプの2種類に大別することができます。
今回は、電熱ベストに使用する発熱体(発熱シート)の種類について、それぞれのメリット・デメリットから、代表的な製品まで解説していきます。

電熱ベストの発熱体(発熱シート)とは?

電熱ベストは、その名称のとおり電気を使用して素早くウェアを暖めることのできる作業服です。
ウェアに装着した発熱体にバッテリーを接続して、電気の力で熱を加えることにより、短い時間で身体を暖ためる構造になっています。活用効果の高さから“着るコタツ”とも言われています。
多くの電熱ベストは、発熱体(電熱シート)が自動的に温度を調節し、適切な温度を安定的に保ちます。したがって長時間着用していても、発火や低音火傷の発生を防ぐことができるのです。
電熱ベストに使用する発熱体には「一体型」と「着脱型」の2種類が存在します。発熱体について、それぞれのメリット・デメリットを説明していきます。

一体型 電熱ベストの特徴

一体型電熱ベスト
ウェアの生地にマイクロカーボンファイバーなどの熱を伝えやすい素材を直接埋め込んだタイプが「一体型」電熱ベストです。

一体型 電熱ベストのメリット

一体型のメリットを紹介します。

比較的導入費用を抑える事ができる

一体型の電熱ベストは「服」と「バッテリー」だけで使用可能で、「服」「発熱体」「バッテリー」の3点を揃える必要がある着脱型に較べて比較的安価に導入頂く事が可能です。

一体型 電熱ベストのデメリット

一体型のデメリットを紹介します。

手洗いが必要な商品も

一体型の商品はアイテムによっては洗濯機が使用できないものもございます。その場合手洗いでの洗濯になるため、よく汚れる現場などでの使用では不便を感じられる可能性がございます。一体型を購入される場合は洗濯方法をよく確認してご購入いただく事をおすすめいたします。

不具合が生じたら全体を交換しなければいけない

一体型の電熱ベストは、ウェア・発熱体のどちらかに不具合が起きた場合、丸ごと交換、もしくは丸ごと修理に出さなければいけなくなる可能性があります。毎日のように頻繁に使用する人は、予備としてもう1着用意しておくことがオススメです。

着脱型 電熱ベストの特徴

着脱型 電熱ベスト
発熱体が別途に存在し、付け外しができるタイプが「着脱型」電熱ベストです。

着脱型の電熱ベスト メリット

部材ごとの交換ができる

着脱式の電熱ベストであれば、ウェア・発熱体のそれぞれに不具合が起きた場合、その部材のみ交換することができます。また製品によっては使用する発熱体数の数を調節することができるため、一体型に比べて、より細やかな温度調節が可能になります。

洗濯機が使用可能

着脱式の電熱ベストは発熱体を取り外して選択できるために洗濯機を使用する事が可能です。仕事で着用する場合はどうしても汚れてしまうため、頻繁に洗濯が必要になりますので洗濯機を使えるのは大きなメリットになります。

着脱型の電熱ベスト デメリット

導入費用が高い

着脱型の電熱ベストは「服」「発熱体」「バッテリー」の3点を揃える必要があるため、一体型のものと比べ初期導入費用が高くなります。

一体型 電熱ベストの紹介商品

一体型の電熱ベストのオススメ商品を紹介致します。

AT40000 Wスイッチヒートベスト

AT40000 Wスイッチヒートベスト
アタックベース社が提供する「Wスイッチヒートベスト」です。ウェアの前面・背面・首後部に繊維状のマイクロカーボンファイバーヒーター(発熱体)を使用しており、電源を入れると20秒ほどで暖かくなります。
フル充電のバッテリーの場合、低音に設定して両面を稼働させている場合には最大で7時間ほど、低音で片面のみの稼働では12時間ほどの使用ができます。
シックなブラックと、カジュアルな迷彩ブラックの2色カラーが用意されています。

G8049 ボルトヒート 電熱ベスト

アウトドア調のデザインが人気のボルトヒート G8049です。両脇のポケットは上からでも横からでもものが入れられるダブルポケットになっており、頻繁に使用するものは横に落下が心配なものは上へなど使い分けができる便利な仕様になっております。
電熱ベスト G8049

AZ8312 TULTEX 電熱ベスト

防風ストレッチニットのポリエステル生地を使用した、動き易さ抜群のヒーターベストです。ダウンベスト風のデザインと軽さで、お仕事からおしゃれ着まで幅広くご着用頂けます。細菌の増殖を抑制し、冬場の嫌なニオイを抑える抗菌防臭加工を施しており清潔を維持できる所は安心の嬉しい機能です。
電熱ベスト AZ8312

XE167 XEBEC 電熱ベスト

密度のポリエステルタフタ生地を使用し外気を取り込まず衣服内を温かく維持します。裏地にはアルミ加工が施され、魔法瓶効果でずっとあたたかく着用いただけます。背中の二つのヒーターには、発火や低温やけどを防止する為の「タイミング機能」が働き、スイッチONから約2時間で自動的に停止します。
電熱ベスト XE167

着脱型 電熱ベストの紹介商品

着脱型の電熱ベストのオススメ商品を紹介致します。

KR54801 KURODARUMA 電熱ベスト

軽量タイプのKURODARUMA 電熱ベストです。ヒーター、バッテリー収納部はグラフェンプリント(遠赤・制電・抗菌防臭)仕様ですので、衣服内の保温性がUPします。無地と迷彩柄のカラー展開ですので、ビジネスシーンやタウンユースに合わせてお好みでお選びいただけます。
電熱ベスト KR54801

AS11001 旭蝶 インサート電熱ベスト

注目のインサートタイプの電熱ベストです。アウターやユニフォームの下にこのベストを着るだけで温か快適になるアイテムです。インサートタイプだからヒーター発熱部分が背中にしっかりとフィットして熱が逃がさずしっかり暖まります。温度調整は4段階で調整可能で「高温68℃ 約4時間」「中温 62℃ 約5時間」「低温56℃ 約6時間」「最低温46℃ 約8時間」から用途にあわせて使用できます。またスマートフォンによるBluetooth接続で操作が可能です。
電熱ベスト AS11001

BO32170 雷神服 電熱ベスト

ポリエステル65%と綿35%の混紡素材で柔らかみのある風合いが、特徴のカジュアルベスト型電熱服です。ポリエステルの扱い易さと綿の肌触りが高級感を感じさせてくれます。首の裏側にはフリース素材が使用され、ファスナーを上まで閉めるとフリース素材が優しく首元を包み込み首周りまで暖かさを感じられます。
雷神服 BO32170

BO32150 雷神服 電熱ベスト

盾形の杢調素材がオシャレな発熱ベストになります。杢調の染を施す事で、カジュアルになり過ぎず、高級感が漂う様な風合いになっております。両胸に配置されたポケットは手を温める事ができますので、真冬にかじかんでしまった手を温めて、手を動かしやすくする事ができます。衿元が二重衿になっていますので、首筋から衣服内への風の侵入を抑制する事ができるデザインになってます。
電熱ベスト BO32150

メリット・デメリットを確認して、目的に合った電熱ベストを選ぼう

今回は、電熱ベストに使用する発熱体における一体型・着脱型それぞれのメリット・デメリットから、発熱体別のオススメ電熱ベストまで紹介・解説しました。
電熱ベストの発熱体には一体型と着脱型の2種類が存在しています。使用目的に合った型を選んで、快適な電熱ベストライフを送りましょう。
空調服ステーションでは、電熱ベストを特別価格にて多数取り揃えています。