【2023 電熱ウェア特集】クロダルマ 電熱ベスト KR54800 KR54801 徹底比較(2023/12/15更新)
冬の防寒対策として注目が集まる電熱ウェア。電源をオンにすると瞬時に暖まり、さらに保温力も高いことから「着るこたつ」とも呼ばれています。
電熱ウェアにもさまざまなモデルが存在しますが、今回は、クロダルマの電熱ベスト「KR54800」と「KR54801」にフィーチャーして解説していきます。
KR54800とKR54801は、ともにワークウェアメーカーのクロダルマが製造販売している電、ベスト型の電熱ウェアです。どちらも発熱体が分離できるタイプです。
以下、それぞれのモデルの特徴を解説していきます。
KURODARUMA 電熱ベストの素材
電熱ベスト KR54800
表地はポリエステル44%、ナイロン43%、ポリウレタン13%の割合で化学素材が使われています。裏地はポリエステル100%となっており、起毛加工がなされています。
耐久性、撥水性、イージーケア性などにすぐれており、毎日の着用にもピッタリです。
また生地が薄く軽量であり、首元はVネックとなっているため、インナーベストとしても着用可能です。
背面には再帰性の反射をおこなうタグが備わっており、夜間での活用も安心です。
電熱ベスト KR54801
KR54801は樹脂による圧着加工で制作されており、いわゆる縫い目のない「シームレス加工」となっています。高い保温性、防風性、撥水性にすぐれ、また中綿が外に漏れてしまう可能性も低減させており、アウターに向いた構造となっています。
ウェアの表地にはポリエステル100%のポンジ生地、裏地にはポリエステルのタフタ素材を使用しており、TPUラミネート加工が施されています。TPUラミネートとは熱可塑性ポリウレタンのことで、スマホのケースなどにも使われています。高い防水性や、経年による劣化しづらさが特徴です。加工によって高いストレッチ性や透湿性も加えられることもポイントです。
また肩部分はニット地のため、腕を上下に動かしやすい仕組みとなっています。
ポケットにはグラフェンという炭素原子素材を採用しており、防臭効果や制電性、高い保温性を持ちます。内側はトリコット起毛が使われており、やさしい肌触りを感じることができます。
ウェア前立の持ち出し部分・背面には事故を防ぐための反射プリントも配されています。
カラー展開・デザイン
電熱ベスト KR54800
チャコールとブラックの2カラーが用意されており、どちらも2トーンで構成されています。ボタンフライで開閉する仕様となっています。
シンプルかつ上品な外観が印象的です。
電熱ベスト KR54801
ブラックと迷彩ブラックの2色展開です。こちらはファスナーで開閉する構造となっています。
KR54800と比べて、シックでスタイリッシュなイメージに仕上がっています。
電熱ベストの活用シーン
電熱ベスト KR54800
フロント部分がボタンフライとなっており、上品で落ち着いた印象があります。そのため“作業着感”がなく、さまざまなシチュエーションにてアウターとして活躍可能です。
また薄い生地で作られ、インナーとしても違和感なく活用できます。首元がVネックなためスーツにも適しており、外回りの営業時やオフィス内の防寒対策に最適です。
電熱ベスト KR54801
高い保温機能と防水性、防風性を持つため、アウターとしてあらゆるシーンでの活躍が期待できます。
前と後ろに反射プリントが備わっていることから、夜間での活用もバッチリです。
KURODARUMA 電熱ベストのデバイス
15秒で暖まり、4段階の制御が可能な発熱体
両モデルに使用する専用の発熱体「KS-40」はスイッチをオンにして15秒で暖かくなる、高機能な発熱体です。サイズは横12センチ、高さ21センチ、厚みが1mmとなっており、重量は46グラムほどとなっています。
高温(約68℃)、中温(約62℃)、低温(約56℃)、最低温(46℃)の4段階にて調節可能であり、自身のお好みに合わせてチューニングできます。またフル充電で最低温度に設定した場合、約8時間の連続使用が可能です。
スマホからも操作可能な専用バッテリー
両モデルに使用する専用バッテリー「KS-42」は、定格容量として電圧7.26V・電流3200mAのパワーを持ちます。重さは136gほどで、フル充電には約3?3.5時間を必要とします。充電回数は約500回となっています。
制御方法はバッテリー本体の押しボタンを操作するか、もしくはお手持ちのスマートフォンからBluetoothにて遠隔操作できます。
KURODARUMA 電熱ベストははじめての1着にオススメ
今回は、クロダルマ が提供する電熱ベスト「KR54800」と「KR54801」を徹底解析しました。
どちらもシンプルでスタンダードなデザインが印象的なモデルに仕上がっており、多くのシチュエーションで活躍が期待できます。
両モデルともに、はじめての1着として最適な製品といえるでしょう。