電熱服(ヒートウェア)を導入企業さまレポート[農業 編]

電熱服(ヒートウェア)を導入企業さまレポート[農業 編]

農作業中に直面する過酷な環境

農作業のほとんどは野外で行うため、作業環境は過酷です。夏は炎天下の中働くことになります。冬になれば、寒さで手がかじかむ状況で何時間も作業を続けないといけません。自然が相手の仕事ですので、自分たちの都合で作業をやめたり伸ばしたりすることはできませんので、時に過酷な環境となります。それでも、冬にこそ植えたり収穫したりできる野菜も多くありますので、消費者のことを考えると寒さが厳しくなっても、頑張って働こうと奮闘している農家の方がたくさんいるのです。

冬場の農作業に適した防寒服とは?

冬の農家
厳しい冬場の農作業をできるだけ快適にすることはとても大事です。疲れ具合がぐっと変わってきますし、病気になるリスクも減ります。さらに、快適な作業環境を作ることができれば、農業の従事者を増やす要因ともなります。そこで保温性が高く、体を動かしやすい機能的な作業服を見つけて利用することができます。
保温性の高い素材を使っている、半袖ダウンをアウターとして着るというスタイルがおすすめです。ダウンは軽くて非常に保温性が高いので、作業の邪魔にもならず快適です。しかも半袖にすることによって、腕の動きが楽になりますし土で汚れることもありません。ダウンの中でも耐水撥水加工がしっかりと施されているものであれば、作業中に水を受けても安心です。ミドルウェアとしてフリース生地の服を重ね着してみましょう。フリースは軽くてある程度伸縮性もありますので動きやすいですし、重ね着をしても支障がありません。さらに、ナイロンを裏地に使っているものであれば、防風効果もありますので、風が出ている時でも冷えを防止することができます。
より防寒性の高いものとしておすすめなのが、電熱服(ヒートウェア)です。服の中に発熱体を装着して、体を直接暖めることができる服です。適切な温度をキープしてくれますので、低温やけどを起こすことなく、快適な暖かさをもたらしてくれます。長袖や電熱ベストタイプもありますので、作業に合わせて選べます。
パンツにはウインドブレーカーパンツがおすすめです。裏地は起毛になっていると、すぐに暖かさを感じることができますし、さらっとした風合いがあります。このタイプのパンツは軽量ですので、動きが取りやすいです。また、股の部分に余裕を持たせてあるものを選ぶことも肝心です。足を開いたり、立ったり座ったりという作業がしやすくなります。素材としては、真空断熱保温素材が人気です。外気に左右されずしっかりと体温の発散を防いでくれますので、足元の冷えを軽減できるのがメリットです。
防寒用の小物も上手に使いたいところです。帽子はニット帽を着用する人が多いです。適度に湿気を出してくれますので、頭の蒸れを防いでくれますし、しっかりと保温してくれるからです。それにプラスして、フリース生地のイヤーマフ、耳当てをするとさらに効果的です。軽くて暖かいので長時間着けていても気になりません。また、小さく折りたためる商品も多いので、周りの音を聞く必要があるシーンではたたんでポケットに入れておき、それ以外の時には装着することができます。
ネックウォーマーも寒さ対策にとても役立ちます。首元から冷気が入り込むと、非常に寒く感じるものです。また、首の動脈がむき出しになり寒さに触れると、体温を下げることになってしまいます。首の凝りや頭痛をもたらす原因となってしまうこともありますので、ネックウォーマーを使って首回りを保護しましょう。ニットやフリース生地、ダウンなどいろいろな素材のものがありますので、風合いや着けた時の感触を確かめて選んでみましょう。

電熱服(ヒーターウェア)導入レポート

電熱ヒーターウェア

愛知県 キャベツ農家さん

導入のきっかけ

日が照っている時はまだしも、曇りの日などはとても寒く、収穫作業に行くのがおっくうになるほどです。とはいえ、収穫のタイミングを逃すと作物をダメにしてしまいますので、無理してでも仕事に出かけないといけないということで、何か対策はないかということで、この電熱服(ヒートウェア)に出会いました。

導入してみた効果

腰と背中が暖かくなるので、かなり快適に長時間作業できるようになりました。収穫の際はかがんだり立ったりという作業の繰り返しで、寒さの中で続けると腰痛が出ることもよくありました。ところが、この服にしてから腰痛になることがかなり減りました。疲れ具合も軽くなって、連続して働けるというのも良い点です。

使用した感想

電熱ベストを着てすぐにその快適さが分かりました。じんわりと背中が暖かくなって、今までの寒さを我慢していた時との大きな違いを感じました。ヒーターが入っているので重くて疲れないかな、と心配していた面もありましたが、そんなこともなく快適に作業ができています。

北海道 とうもろこし農家 さん

導入のきっかけ

土作りなどの作業では、マイナス10度以下で働くことがほとんどです。風が強い日はとても長い時間連続して働くことが難しい状況でした。そこで、電熱服(ヒートウェア)というものを発見して、できるだけ長い時間働けるのではないかと思い導入することにしました。

導入してみた効果

明らかに屋外での作業時間が伸びました。一緒に作業する他のスタッフにも支給してみましたが、皆同じようにより長く働けるということを述べています。防水性も高いので、雪が降っている時でもあまり気にせずに働けるというのもメリットです。北海道では元々屋外作業の時は、何枚も重ね着をする必要がありますが、その枚数を減らせるようになりました。そのため、より身軽に動けるというのも高評価な点と言えます。

使用した感想

前からホッカイロを服のポケットなどに入れて作業をしていましたが、暖まる面積が狭いのとたまに温度が上がり過ぎてしまうことがありました。ところが、この電熱服(ヒートウェア)はちょうど良い温度で、しかも背中から腰にかけて広く暖めてくれるので、より快適です。また、体を動かしてもホッカイロのように動かず、体にぴったりと沿ってくれるのも作業しやすいです。

和歌山県 みかん農家さん

導入のきっかけ

農園が広いので、一度作業を始めたらできるだけ屋外に留まって続ける必要があります。しかし、寒い時期には長時間作業をするのが難しく、どうしても今まで以上の防寒対策をする必要がありました。また、作業者が高齢になってきたり、人を集めようとしてもなかなか集まらなかったりしたので、できるだけ作業環境を良くしたいという思いがありました。

導入してみた効果

バッテリーが大容量なので、一日作業しても安心なのが素晴らしいです。風が強い日でも暖かいですし、雨が降っても安心です。そのおかげで、外での作業時間を長く取れるようになりました。快適に働けるということが分かったので、作業員に支給して好評をもらっています。そのため、前より楽に人員確保ができるようになっています。

使用した感想

冬は寒さで肩こりや腰痛がひどかったですが、この電熱ベストを着るようになってから、ほぼなくなりました。長く働けますしいいですね。

農作業におすすめな電熱ウェア4選

FGA20010 自重堂FEVER GEAR 電熱ベスト


驚異の9ヶ所発熱。さらにアルミメッシュ裏地で保温性も確保した自重堂の電熱ウェアです。
発熱体内蔵のアイテムなので、ウェア本体のほかはバッテリーがあれば着用いただけます。また市販のモバイルバッテリーにも対応しているので、購入費用を抑えたい方にもおすすめです。
脇ニット仕様ですので、腕の上げ下げもしやすく体もひねりやすいです。色味もおしゃれなアイテムですが、クルーネックとVネックも切り替え可能です。

EX32190 サンエス エクストラヒート 電熱ベスト


耐熱性・通電性を持つカーボンファイバーを採用。
3段階の温度調節機能のほか、プレヒート機能つき。プレヒート機能とは、電源をONにすると5分間急速に発熱したのち自動的に中温に切り替わる機能です。
こちらのアイテムは発熱体内蔵でウェア本体の他にバッテリーが必要です。バッテリーは市販のモバイルバッテリーでも給電可能ですので、費用を抑えたい方や予備のバッテリーを用意しておきたい方におすすめのアイテムです。

KR54372 クロダルマ 電熱ベスト


発熱体を装着し、バッテリーにつなげて稼働させるモデルです。デバイス類をすべて取り外せるので、お手入れしやすいです。
タフタキルトを採用しているので、保温効果があり防寒仕様になっております。また抗菌・防臭機能もあるので寒かったけど、動いてるうちに汗をかいてしまった!人の多いところで着用した、なんて日も安心です。
クロダルマの発熱ヒーターシートは4段階の温度調節が可能ですので作業環境や気温に合わせて調節いただけます。

BO32170 サンエス 雷神服 電熱ベスト


こちらも発熱体を装着し、バッテリーにつなげて稼働させるモデルです。デバイス類をすべて取り外せるので、水洗いOKな一着です。
雷神服シリーズは空調風神服のバッテリーとの互換性があり、空調風神服をお使いの方や購入を検討されている方におすすめのシリーズです。今年は24年製の新型バッテリーも発売されますので、これを機に最新セットをそろえるのもひとつです。
軽量で柔らかい素材を採用しています。衿元は寒い日に嬉しいフリース仕様になっております。

電熱服(ヒートウェア)で快適な作業環境を

冬の農業
電熱服(ヒートウェア)を使用で、寒い中でも長く働けますし快適な作業環境を作れます。従業員の負担を減らせますので、働く意欲を上げることができますし、より人材を集めやすくなります。労働環境の改善という観点からも、電熱防寒服の導入を検討してみましょう。