ファン付き作業服(空調服®・空調風神服)を導入企業さまレポート[建設業編](2022/04/05更新)

空調服を導入企業 建設業

夏の現場作業は過酷 熱中症対策は必須

建設業で導入される空調服®

野外の現場作業はただでさえ日焼けや暑さによる体力の消耗を余儀なくされる仕事です。それに加えて、最近は猛暑が続き、更に過酷な状況となっています。企業として、作業員の健康と安全を守るためには、熱中症対策を真剣に考えることが必然であり、責任とも言えます。

建設業におすすめの空調服®の条件

現場で使用される空調服®

企業として熱中症対策としてできることはいろいろありますが、最近ではファン付きの作業服(空調服®・空調風神服)を作業員に支給する企業が増えています。理由としては場所に関わらず、涼しい環境を作ることができるからです。そこで大切になってくるのが数ある空調服®の中から、価格比較も含めて自社の業務に適した服を選ぶことです。その第一条件としては、まず基本性能である涼しさを担保できるということです。ファンの風量が十分にあり、空気の流れをしっかりと考えているアイテムは、より涼しさを感じやすくなります。野外の作業で使用時はUV加工がされていて、日焼け対策がされている点もチェックしましょう。

また耐久性も大事な点です。摩擦や衝撃に強く、洗濯など強い事は作業着としての基本です。また壊れたパーツの交換など、継続性も考慮したいポイントです。更にバッテリーの性能も重要で、電池の持ちが良く、消費電力が低く充電コストがかからないというのも大事な条件です。

兵庫県 建設業K社 さまの場合

現場作業

導入のきっかけ

元々、現場でのミスト装置の設置など、いろいろな対策を検討していましたが、暑さによって業務効率が下がってしまっていた状況でした。一部の作業員が空調服®を着け始めるようになり、その費用対効果が認められたため、作業員全員と監督にも支給して、常に着用できるようにしました。

導入してみた効果

作業効率が上がっているのを実感できています。集中力が長く持つようにもなっているので、運転をしている時の事故リスクも減らせています。従業員が快適に仕事を行えるようになっているので、福利厚生という面からもメリットが大きいと思います。業務がスムーズに進むようになり、全体として導入前と比べて30パーセント程度の効率アップを実感でき、購入価格以上のメリットが出ています。

使用した従業員の感想

過酷な環境にある現場での作業で、快適に仕事ができるということがはっきりと分かりました。そこで、作業員だけでなく、営業社員にも着させてあげたらと提案しています。営業社員も外で歩きまわっていますので、作業員と同じような苦労を味わっているからです。デザインなどの問題もあるかと思いますが、着用してみると良いとおすすめできるほど快適です。

千葉県 建設業N社 さまの場合

建築イメージ

導入のきっかけ

とび職などを行う作業員は、ちょっとでも集中力を切らすと大きな事故につながる恐れがあります。そのため、実際に仕事をしている時には、目の前の作業に没頭して、ついつい暑さへの対策を忘れてしまったり、体調が悪くなっていたりするのに気づかないことがありました。そこで、きな事故を起こさないために、また仕事のパフォーマンスや集中力を落とさないようにするために、作業員に導入することを決めました。

導入してみた効果

現場では、外気温以上に暑さを感じることになり、40度以上となることも珍しくありません。もちろん、以前から送風機を設置するなどして対策をしていましたが、やはり体力の消耗は避けられませんでした。ところが、導入してからは、過酷な現場であっても、以前のような体力の消耗を感じなくなったという効果が見られています。

実際に事故につながらなくても、注意力の低下からヒヤッとするような危険な目に遭ったというケースがかなり減っているのも、導入のおかげだと思っています。こうしたヒヤリとするような状況が減れば、当然大きな事故も少なくなりますので、作業員の安全確保に役立っています。

使用した従業員の感想

以前は汗で作業服がベタベタになって、いつも気持ち悪い感覚で働いていました。ところが、ファンのおかげで汗がすぐに乾くので、サラサラの服で働けて快適です。また、足場で動く時に、暑い日だと一瞬フラっとしてしまうことも以前はありましたが、今ではほとんどそういうこともなく、危ないと思うことが減っている気がします。

和歌山県 建設業Y工務店 さまの場合

火器を扱う現場

導入のきっかけ

金属加工が多い仕事ですが、作業内容によってはかなり作業員が暑い環境の中で働かないといけません。特に、溶接は外気に加えて作業による熱が出ますので、かなりの暑さを感じます。しかし、作業の特性上、鉄粉が空中に舞ったり溶接の火花が飛んだりするため、すべての場所に強いクーラーを入れたり送風機を使ったりするのが難しい状況でした。そこで、作業員各自が着られるファン送風の作業着を使うという選択肢を検討して、導入を決めました。

導入してみた効果

明らかに作業員の快適度が変わりました。工場内ではクーラーや送風機を使っている場所もありますが、そうでないところもあります。しかし、この服を着れば、場所に関係なく涼しさを感じられるので助かっています。そのため、夏場に体調を崩す社員が減って、作業のスピードも上がっています。なによりも、実際に現場で働く社員からの高い評価の声がうれしいと感じています。また導入を相談して頂いた際にファン部分から火花などが入る危険を軽減するメタルフィルターを勧めて頂けて良かったです。

使用した従業員の感想

この服を着始めたら、もうこれなしでは作業できないという感じです。かなり快適で、前みたいに体調不良が起こることもなくなりました。汗を拭きながら仕事をすることもないので、動きやすくなったというのもメリットです。熱中症予防に水分補給が大事ということは分かっていますが、以前の状況だと水筒を持って動き回るのは難しかったです。ところが、今は暑さをあまり感じないので、同じ環境でも脱水症状になってしまうことがなくなりました。ただ火の粉が多く飛ぶような現場で吸い込みによる火傷の危険性があるので使用する場所には注意が必要です。その点も購入の際に助言頂けたので良かったです。

まとめ

夏場の過酷な暑さを乗り切るためにも、適切な熱中症対策を施すことは企業の責任とも言えます。その一つの方法として、ファン付き作業服(空調服®・空調風神服)を導入する企業が多くなっています。社員の福利厚生はもちろんのこと、現場での作業効率のアップにつながっています。導入に当たってのコストがある程度かかるとしても、それ以上の費用対効果が出ていますので導入を検討するだけの十分の価値があると言えます。