介護ユニフォームメーカーをご紹介

12月 9, 2021

高齢化社会が本格的に訪れることにより、いま介護業界が注目されています。

かつて介護職は、仕事着として市販されているジャージなどを活用していましたが、近年はユニフォームメーカーが手がけた専門性の高いウェアを採用していることが多いようです。

今回は、介護系のユニフォームを提供するメーカーを徹底比較していきます。

介護系のユニフォームメーカー

介護業界で活用されるユニフォームを取り扱うメーカーを、6社紹介します。

自重堂「WHISeL」

東証2部上場企業であるワークウェアメーカーの自重堂は、介護分野においても上質なユニフォームを多数提供しています。

「WHISeL」は、さまざまなタイプの介護用・医療用ウェアを展開するブランド・カタログです。スクラブからポロシャツ、カーディガンからエプロンまで、介護や医療の現場で活躍するアイテムを多く取り揃えており、スタイリッシュさと機能面を両立させているため、ユーザーから高い支持を得ています。

住商モンブラン

「みんなのいい気持ち」をキーワードに変化を続けるユニフォームメーカー・住商モンブランは、さまざまな業種に対してユニフォームを展開しています。

介護領域においては「CARE UNIFORM MONTBLANC」という専門カタログを作り、介護される方からの印象を大事にした多様なカラーラインナップと、機動性・快適な着用感を兼ね備えた、ハイクオリティな製品群を用意しています。

ヤギコーポレーション

ヤギコーポレーションが提供する「RISERVA」は、上品なデザインが特徴のメディカルウェア専門ブランド・カタログです。

本質を追求した確かなプロダクトと、スタイリッシュな外観に定評があり、多様化する介護の現場で安心・安全を提供してくれる製品を、多数ラインナップしています。

明石スクールユニフォーム

学生服などのスクールウェアに定評のある明石スクールユニフォームでは、介護領域に特化したブランドも取り扱っています。

「E-style」というカタログにて、専門性の高い職種へ向けて多種多様なユニフォームを多数提供しており、多くのユーザーから指示を得ています。

また、スポーツブランドとしても知名度の高い「ルコックスポーティフ」では、さまざまな競技経験から得られた知見や技術を介護用のユニフォームに転用し、アクティブに動く現場で活躍できる、クオリティの高い介護ウェアを展開しています。「Lecoq Medical&Care」というカタログが毎年用意されています。

フォーク

女子オフィスユニフォームをはじめ、各種ワーキングウェアの企画・製造・販売をおこなうフォークでは、「Ange club」というカタログに、扱う介護ユニフォームをまとめています。

ジアスクラブやワコールHIコレクション、パントンなど、多くのメディカルブランドが掲載されており、さまざまな選択肢からお好みのものを選ぶことができます。

カーシーカシマ

会社制服などを製造販売するカーシーカシマでは、「HEARTGREEN」というブランドで、介護分野のユニフォームを提供しています。

HEARTGREENは「ナチュラルエッセンスと心を満たすおもてなし　それは私たちの人生をハートフルにつなぐウェア」というブランドコンセプトを掲げており、着用する人と利用者をつなげて周囲をほっとする気分にしてくれるような、上質なプロダクトを実現しています。

北欧ブランドとのコラボレーションなど、ファッション性の高いブランドイメージが特徴です。

介護ユニフォームで注目の人気アイテムとは？

次に、介護業界で、いま人気を集めている注目のアイテムを3点紹介します。

スクラブ

スクラブは、医療現場でよく着用されている、Vネック型のTシャツタイプのウェアです。英語の「scurub(ゴシゴシ擦って洗う)」の言葉のとおり、頑丈で痛みにくいことが特徴です。海外ドラマの「ER救急救命室」で着用されていたことから人気が出たとされています。

介護業界ではあまり見ない衣服だと思われるかもしれませんが、実は、近年人気が急上昇しており、急激に導入が進んでいるアイテムなのです。

襟がなくサラッとした着心地であり、高い通気性と吸汗速乾性を持つため、暑い夏場においても快適に作業がおこなえます。くわえて、強い耐久性により洗濯時の手入れも楽チンです。さらには、ボタンなどの突起物がないため、利用者を傷つけてしまう可能性の数ない、高い安全性が介護業界では強いメリットになります。

また医者などの医療職で使われていることから “専門職的なイメージ”が得られ、プロフェッショナルな雰囲気をまとうことができることが魅力です。

ポロシャツ

ポロシャツも人気のアイテムです。日常的に洗濯などの手入れがしやすく、シワになりづらいため、活動量の多い介護業界ではよく採用されています。

襟があることでフォーマルな雰囲気を持つことができるため、カジュアルなイメージを持ちつつ、仕事着としての信頼性も担保することができます。このオールマイティーさが便利なのです。

介護業界で使用されるポロシャツには、ボタンが前面に露出していないモデルが多く、利用者に怪我をさせないような配慮が効いていることもメリットです。

ストレッチパンツ

介護業界で長年用いられているのが、ストレッチパンツです。

頻繁に屈んだり足を伸ばしたりすることの多い介護職では、伸縮性の高いパンツを着用する必要があるため、ストレッチパンツが導入されることが多いのです。

あまりルーズに見られることのないよう、できるだけピッタリしたサイズ感のものを選ぶのがポイントです。

各社共通する、介護ユニフォームメーカーのこだわり

介護ユニフォームにおいて、メーカー各社が共通に持つこだわり・重視しているポイントを紹介します。

快適性

介護職は、利用者への身体介助などの業務において、屈んだり腕を伸ばしたり、1日にわたって様々な動作をおこないます。そのため、作業を快適におこなえるような伸縮性が重要です。

また、高い通気性や吸汗速乾性が備わっていれば、夏の現場でも蒸れずに気持ちよく業務に向かうことができます。

安全性

介護のユニフォームにおいては、入居者を怪我させてしまわないような、安全性への配慮も必要になります。

そのため、過剰な装飾やボタン、チャックなどを極力少なく設計して、できるだけシンプルな構造にする必要があります。

専門性

専門性を感じられる仕事着であることも大事な要素です。

介護業界で働く人のプライドを高めてくれるような、専門性の高いウェアであれば、着用者もプロフェッショナルの気概を持って仕事に向き合うことができます。

ほかの業界の流用ではなく、介護業界に特化したつくりであることが需要です。

介護ユニフォームメーカーも多種多様　専門性の高いウェアが多く登場しています

今回は、介護ユニフォームを取り扱うメーカーについて解説しました。

昨今、メーカーの企業努力により、介護の現場での業務に役立つプロフェッショナル性の高い製品が、多数提供されるようになりました。

高齢化社会のさらなる進行により、介護業界の需要は高まる一方です。現場に立つ方々が気持ちよく働けるような、クオリティの高い製品を提供するメーカー各社を、応援していきましょう。