TOWA(トーワ)ってどんな会社?[頑張れニッポン!メーカー応援企画]

TOWA(トーワ)とは

高所作業をする際には、安全器具を着用して墜落事故を防がなければいけません。

安全器具にはさまざまなタイプの物がありますが、2018年に労働安全衛生法が改正されて以降は、フルハーネス型の製品を着用することが原則となっています。

今回は、フルハーネスをはじめとして多種多様な作業安全器具を扱う会社「TOWA」について解説します。

TOWAってどんな会社?

TOWAは、東京都墨田区に本社を構える作業安全器具メーカー・輸入代理店です。

世界的クリーニングツールメーカーのUNGER(アンガー)社と、セーフティーロープの世界最大メーカーTEUFELBERGER(トイフェルベガー)社の正規輸入代理店であるとともに、長年培ってきた知識や経験を生かしたオリジナル製品を製造販売しています。

正規代理店

TOWAの歴史

TOWAは、1988年に「藤和ビルメンテナンス有限会社」として法人を設立し、ビルメンテナンスや窓ガラス・外壁クリーニング事業を開始しました。

1994年にはそれまでのメンテナンス・クリーニング業務から製品の輸入販売業務へと業態を大きく転換させ、高所作業をサポートするための最先端のレスキュー器具やガラスクリーニング用品などを販売するようになります。

2003年に「有限会社TOWA」に商号を変更したのち、2007年に現在の「株式会社TOWA」になりました。

TOWAの取り組み

墜落制止用器具って、どんな時に使うの?

TOWAが扱う製品のひとつに墜落制止用器具があります。

墜落制止用器具とは、高所作業において作業場から落下してしまった際に、身体を地面に衝突させないように守る器具のことで、かつては「安全帯」という名称で呼ばれていました。

墜落制止器具の種類

墜落制止器具には「1本つり型」と「フルハーネス型」の2種類があります。

1本つり型は身体の胴部分にベルトを巻き付けて安全を確保する製品です。一方フルハーネス型は、肩や腿、胸などさまざまな箇所にベルトをつないで安全を確保する製品となります。

フルハーネス型のタイプは、ベルトを連結させて複数装着することで、身体がベルトから抜けてしまったり、墜落した際にも胴部が過剰に圧迫したりするリスクを低下させています。したがって、フルハーネス型は1本つり型と比べてより安全な器具といえるのです。
安全器具のTOWA

労働安全法の改正で、フルハーネスが原則化に!

2018年、高所業務での墜落事故を防ぐべく、労働安全衛生法が改正されました。

この改正により、長らく使われてきた「安全帯」の名称が「墜落制止用器具」へと変更になります。また、U字型タイプの胴ベルトは落下を防ぐ機能が備わっていないため、単独では墜落制止用器具としては使えなくなり、フルハーネス型か1本つり型の墜落制止用器具と併用しなければいけません。

そして、地上から2メートル以上高さのある場所ではフルハーネスの着用が原則となり、6.75メートル以上の場合においては“義務”となりました(建設業の場合は5メートル以上で推奨)。

2022年の1月2日以降、従来規格の「安全帯」として販売されていた製品は使用不可能となります。
高所作業に空調服を導入

フルハーネスの正しい使い方

ハーネスは命に関わる製品であるため、正しい使い方を知っておくことが大事です。装着方法について、順を追って説明します。

(1)肩のベルトに腕を通す

(2)胸ベルトをつなげる

(3)腿にベルトを通し、バックルをつなげる

(4)各パーツの位置を確認し、バックルやベルトを調節する

基本的に、上記のような手順にて装着しましょう。

使い勝手のよいハーネスの条件とは

ハーネスは身体を守るための製品ですから、使い勝手や取り回しの良さも重要です。

ハーネスを選ぶ際の条件としては「身体にフィットするように調整できる」「動きやすい」「ベルトが体に擦れても痛くならない」などの要素が挙げられます。

日中装着し続けることも多い器具であるため、じっくり比較してから選びましょう。

ランヤードの機能とは?

ランヤードとは、ハーネスや銅ベルトにつなげるロープ(またはストラップ)です。いわば命綱のような役割を果たすため、墜落制止用器具のもっとも重要な部材です。

構造物に引っ掛けるフック、衝撃を吸収するショックアブソーバ、墜落制止用器具とつなぐためのD環、伸縮調節器具などのパーツから構成されています。

TOWAのフルハーネス人気製品を紹介

フルハーネス
TOWAは、輸入代理店としてさまざまな製品を販売するとともに、自社のオリジナル製品も製造・販売しています。

その中でも、とりわけ人気の製品が「TOWAスカイハーネスフロントプラス」という製品です。

TOWAスカイハーネスフロントプラスは、D環が前部にも装着できることが特徴です。一般的なハーネスは背面側のベルトが交差する部分のみに取り付けられる仕様になっていますが、「背面についているだけでは作業がしにくい」という現場からの声に答えて作られたそうです。

また、金属パーツはアルミを使用しており軽量で、シンプルな構造であるため装着が簡単です。

そのほか、ワンタッチで着脱できるバックルや、スライド式で可動するベルトなど、随所にわたって作業者をサポートしてくれる高機能なハーネスとなっています。

フルハーネスなどの安全器具ならTOWA

今回は、安全器具を扱う輸入代理店・メーカーのTOWAについて解説しました。

ある程度以上の高所で作業をおこなう場合には、事故を防ぐためにも墜落制止用器具の装着が必須です。

フルハーネスを選ぶ際には、TOWAの製品を選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

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