TOMSってどんな会社?[頑張れニッポン!メーカー応援企画]

トムス TOMS とは

無地デザインの衣料品は、幅広いコーディネートに馴染むため、とても使い勝手のいいアイテムです。好みのデザインや企業ロゴなどをプリントして使うことにより、制服やユニフォームとして活用できます。
したがって、ビジネスの現場においても数多く採用されています。
今回ご紹介する企業は、そんな無地デザインのアイテムを、高いクオリティで提供している「TOMS(トムス)」です。

TOMSってどんな会社?

TOMS(トムス株式会社)は、東京都渋谷区に居を構える、衣料品の製造・卸売・加工メーカーです。無地デザインの服にプリントをして活用する「プリンタブルウェア」のリーディングカンパニーとして知られています。
「Printstar」と「glimmer」という自社ブランドをメインに、さまざまなカジュアルウェアを展開しており、高い品質とカラー・サイズのラインナップの豊富さを強みとして、年間4500満点以上もの販売実績を誇っている企業です。
TOMSとは

TOMSのあゆみ

TOMSは1981年に大阪府大阪市にて創業し、1988年に現在の「トムス株式会社」へと商号を変更しました。
そして1999年に自社ブランドの「Printstar」、2001年には「glimmer」を立ち上げます。
2010年には東京都渋谷区へ本社を移転し、近年は販路を中国・台湾などのアジア諸国にも広げています。

TOMSが提供する主要なブランド

TOMSが扱っている主なブランドについて解説します。

Printstar

Printstarは、「Wear Your Imagination(発想を着よう)」というコンセプトのもとに作られたブランドです。Tシャツやパーカー、ポロシャツ、キャップ、タオルなど、さまざまな衣料品を展開しています。
老若男女が着用できるような多様なサイズと、最大50色にもわたるカラーラインナップが用意されており、幅広いニーズに対応することができます。
代表的なアイテムであるTシャツには「コーマ糸」という綿素材が使われており、肌触りがよく、高い耐久性を持っています。この素材で作られたウェアは光沢があり、プリント加工をするのに適しています。
とりわけ、最も売れている「5.6オンス ヘビーウェイトTシャツ」は類型1.4億枚という日本一の販売数を誇っています。頑丈で洗濯に強く、安価であるため、幅広いシチュエーションで活用できるユーティリティーさが魅力です。
プリントスター

grimmer

grimmerは、アクティブなシーンに最適な、スポーティーラインのブランドです。
ポリエステル100パーセントのメッシュ素材を使用しており、吸水性や速乾性、伸縮性に優れています。UVカット機能も備わっているため、スポーツやレジャーなど活動的な環境下において幅広く活用できます。
カラーバリエーションも最大40色ほど用意されており、多様なニーズに対応可能です。
グリーマー

身近で使われているTOMSのウェア

TOMSのウェアは、皆さんの身近なところでたくさん使われています。
頑丈で動きやすく、プリントに適しているため、団体やチームのユニフォームとして最適なのです。
具体的には少年野球や少年サッカーのユニフォームTシャツ、祭やイベント事でのオリジナルTシャツ、高校野球の応援団がかぶる帽子、選挙でのチームポロシャツなど、さまざまな場面で使用されています。

プリンタブルウェアって知っていますか?

プリンタブルウェア
TOMSが提供する製品は、特定のデザイン印刷を前提とした「プリンタブルウェア」です。
企業名や企業ロゴ、名前などのマーキングをすることで、ユニフォームとして活用することができます。
TOMSのウェアで行うことができる、おもなマーキング手法について説明します。

シルクプリント

シルクプリントとは、デザインに使われている色ごとに製版するプリント手法です。たとえば、5種類の色が使われている場合には版を5つ用意して、1色ずつ印刷します。シルクスクリーン、シルク印刷などとも言われています。
さまざまな素材にプリントできるため、多くのアパレル製品やグッズの制作に用いられています。
インクの種類も豊富であり、金・銀やラメなどのプリント表現も可能です。また、素材によって水性と油性を使い分けることができます。色あせにくく、耐久性が高いことも魅力です。
デメリットとしては、少ないロットでの生産は割高になりがちなことと、細い線や文字を表現するのは苦手であることです。
シルクスクリーン

熱転写プリント

熱転写プリントとは、熱の力を用いて生地に圧着させることでプリントする手法のことです。アイロンプリントとも呼ばれています。
豊かな色彩表現が可能であり、細い字などの印刷も可能です。
プリントに使われるシートは特殊な紙と台紙の2枚重ねになっており、その上に熱を加えることでインクが接着します。プリントするTシャツ生地のカラー、素材などの要素により、シートの種類はさまざまです。

昇華転写プリント

昇華転写プリントとは、専用のシートにデザインをプリントし、熱で気化させることで生地に印刷する手法のことです。
昇華転写デザインは、デザインを貼り付けるのではなく、「染める」ことが特徴です。そのため、ひび割れの心配がなく、洗濯を繰り返しても劣化することがありません。
発色がよく、写真などの複雑な画像もきれいにプリントすることができます。グラデーションや細い字なども美しく表現したい場合にオススメです。

刺繍

刺繍とは、糸と針を使って、直接生地に模様や文字などを編み込んでいく手法です。
高級感があり、それでいて人の温度を感じるような、暖かみのある雰囲気のウェアに仕上がります。耐久性があり、ひび割れも起きないため、デイリーウェアにも最適です。
しかしながら、一般的なプリント手法に比べて、仕上がりに時間がかかることがデメリットです。また、糸を使うため、カラーにもある程度の制限が生まれます。

プリンティングウェアのリーディングカンパニー

今回は、アパレルメーカーのTOMSについて解説しました。
TOMSは、企業ロゴやチーム名など、オリジナルデザインを印刷して使う「プリンティングウェア」のリーディングカンパニーです。
Printstar、grimmerを中心に、シンプルな無地デザインの衣料品を製造販売しています。
オリジナルのユニフォームやTシャツなどを制作したい方は、一度TOMSのウェブサイトを覗いてみてはいかがでしょうか。

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